トランプの、「アメリカファースト」は、普遍性のない自国だけの論理である。アメリカの暴力的行為は許せるが、他国にはその論理は許されないというのである。イランが武力による報復を必ずやると宣言する中、トランプはアメリカ大使館占拠犠牲者の数字52を上げて、こちらは世界最大の戦力があって攻撃用意があると述べた。
まさしく戦争はこうした起きる典型である。相手が先にやったからやり返す。両国同じ主張を繰り返す。
そもそもよりアメリカが安全になったなら、俄かに中東へ3500名もの派兵などしなくてもいいはずである。
北朝鮮とはイラン以上に危険な存在ではあるが、一向にトランプは動かず平気の面である。金とは友情関係にあると言ってはばからない。ダブルスタンダードもい所であるが、好き嫌いで政治をやるなど、低レベルもいいところであるが、政治家として最悪である。こうした男が世界最強の国家の指導者、最高権力者であることは現代の不幸である。
北朝鮮には石油資源がないからといわれるが、トランプと金正恩は同質であるからに他ならない。
イランは経済制裁のボディブローが効いて国内的には複雑な状況にある。欧米への強硬派とd教派であるが、ローハニは調整型であるがここにきて彼が失脚した場合、強硬派が出てくる可能性がある。イラン核合意がたなざらしにされるからである。その火をつけたのが、トランプである。ソレイマニの暗殺はイラン国内より、シーア派の過激部隊の動きが危険である。憎悪は距離を隔てたところで肥大化する。中東は更なる混迷に突入する。
ソレイマニ暗殺の翌日、トランプはユダヤ福音派の集まりで暗殺行為を誇らしげに語っている。なんとも情けない話である。