そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

中国発の新型ウイルスの伝搬を理由に、緊急事態条項を設けるべきではない

2020-01-31 | 平和憲法
当時世界で最も完成され憲法とされた、ドイツ「ワイマール憲法」であるが、これを突き崩したのがナチのヒトラーである。そのヒトラーがやがてナチスが国家の機能を独占し、独裁する手段となったのが、緊急事態条項である。最初は誰もが納得しそうな事件を利用し、あるいは演出し国家の危機を煽り内閣・政権に権力を集中させてゆくことになる。そして世界を言論や報道を制限し弾圧し、戦争への道を開いてゆくことになるのである。

現在国発の新型肺炎の流行を利用し、憲法に「緊急事態条項」を新設する構想が維新の会から出されている。ヒトラーのやり方を真似ろと、麻生太郎が言ったがそれを踏まえた形である。現在起きている中国発の新型コロナウイルス対策であるが、指定感染症にするだけで充分である。検査も身柄の確保もこの法律で十分対応できる。現実にやっている。何も国家権力を集約してまで対応する話ではないだろう。
憲法は国家権力が暴走することを止めるためにある。わざわざその道具を、たかがウイルス伝搬を口実にtるべきではない。
コメント (5)
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