日韓のプロ野球に精通し、韓国のスポーツ紙に韓国語でコラムを
連載している日本人の若手スポーツライターがいる。
室井昌也氏がその人だ。
△室井氏(Masaya Muroi HPより)
ところで、彼は韓国留学中に、韓国人が親指を立てるポーズが
大変好きな人たちだという世紀の大発見(?)をした。
アメリカ文化の影響が大きいのだろうが、「グー!」や「最高!」
くらいの意味でよく使われるポーズだ。
この貴重な発見は留学中、各種の弁論大会でも発表され、韓国人にも
大いにうけたようだ。
他人から指摘されてはじめて自分の「くせ」に気が付く、ということは
よくある話だ。
「ヲタク」もずいぶん笑わせてもらった。
確かにそうなのだ。
例えば、韓国ではネット空間でも「乃」という漢字が親指を
表す絵文字として使われているのを、よく目にする。
何を隠そう、「ヲタク」自身、タウム・カフェ(韓国のインターネット
コミュニティ)の掲示板上では、アルファベットの「d」を親指に見立てた
絵文字を好んで使っているのである。
d(-,.- )
これが、その「ヲタク」愛用の絵文字だ。
韓国人にはまっすぐに腕を伸ばし親指を立てるポーズが
好きな人たちが多い。
「ヲタク」も全く同感する韓国雑学ネタであった。
...d(-,.-;) 「日本人『ヲタク』も使っている」
(終わり)
今まで考えたこともなかった表現だが、日本語の「ビールかけ」は
韓国語で「맥주 끼얹기」。
韓国を代表するスポーツ紙である「スポーツ朝鮮」(電子版)に
連載されている日本人スポーツライターのコラムに登場していた
単語だ。
日本発外信報道の担い手の中心はもちろん韓国人記者だが、
韓国留学の経験を持つ日本人ライターが直接、韓国語で韓国人
読者向けに日本のプロ野球情報を発信するケースもあるのだ。
(もちろん加筆や修正はされているもよう)
こうした事例を目にするに付け、日韓の距離が様々な分野で
縮まってきていることを実感する。
記事の一部を記録しておく。
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■ [무로이의 가깝고도 먼 한-일야구]
日우승 축하연 '맥주 끼얹기'
[ムロイの近くて遠い韓日野球]
日本の優勝祝賀会と「ビールかけ」
(スポーツ朝鮮 10月16日)
・일본의 우승 축하연 '맥주 끼얹기'이벤트
日本の優勝祝賀会での「ビールかけ」イベント
센트럴리그와 퍼시픽리그의 우승팀이 각각 주니치
드래곤즈와 홋카이도 니혼햄 파이터스로 확정됐다.
セ・リーグとパ・リーグの優勝チームがそれぞれ中日
ドラゴンズと北海道日本ハムファイターズに決まった。
우승이 결정된 직후 양 팀은 축하연에서 예의 맥주 끼얹기
의식을 치렀다. 일본에서는 우승하는 것을 다른 말로
'맥주 끼얹기를 한다'고 표현할 정도로 우승 축하연에서는
빠지지 않는 행사다.
優勝が決定した直後、両チームは祝賀会で例のビールかけの
セレモニーを行った。日本では「ビールかけをする」という表現が
優勝の代名詞として使われるほど、優勝祝賀会では欠かせない
行事になっている。
-以下省略-
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P.S.
室井昌也氏のホームページ
(終わり)
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久しぶりに日本発の外信ネタを翻訳練習してみた。
子宮を失った娘の代わりに50代のおばあさんが代理出産して
いたという例のニュースだ。
韓国でも大きく報道されていた。ちなみに代理出産は韓国語でも
「대리출산(代理出産)」と呼ばれている。
△国民日報に掲載されたイラスト
望む人たちがいるのならこうしたことも許されていいのでは
ないか、というのが「ヲタク」の意見だが、水面下で実態だけが
こっそり進行しているような現状はあまり望ましいことではない
ような気もする。
韓国のマスコミで伝えられる現代日本社会の何とも悩ましい
一断面であった。
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■ 일본서 할머니가 손자 대리출산
日本でおばあさんが孫を代理出産
(連合通信 10月15日)
일본에서 할머니가 손자를 대리출산한 첫 사례가 지난해
있었다고 요미우리(讀賣)신문이 15일 전했다.
日本でおばあさんが孫を代理出産した初めてのケースが
昨年実例としてあったことを読売新聞が15日、伝えた。
결혼 후 자궁 적출수술을 해 아이를 낳을 수 없었던 30대
여성이 자신의 난자와 남편의 정자를 체외수정, 수정란을
자신의 모친의 자궁에 이식하는 시술을 지난 2004년 일본
내 한 병원에서 받았다. 이어 이 여성의 모친은 지난해
출산했다.
結婚後、子宮摘出手術を受け子どもを生むことができなくなった
30代女性の卵子と夫の精子を体外受精させ、受精卵を女性の
母親の子宮に移植させる手術が2004年、日本国内のある
病院で実施された。移植手術を受けた女性の母親は昨年、
出産したという。
이 대리출산은 여성의 모친이 요청해 이뤄졌다. 태어난
아이는 호적상 여성의 모친의 자식으로 일단 신고된 뒤
부부가 양자로 입양했다.
この代理出産は女性の母親の要請で行われた。生まれた子どもは
一旦、女性の母親の子として戸籍に記載された後、夫婦が
養子として迎え入れる形を取った。
신문은 할머니가 손자를 대신 낳는 대리출산이 미국과
유럽에서는 있었지만 일본에서는 처음이라며 대리출산을
둘러싼 윤리 논쟁이 재연될 것으로 전망했다.
祖母が孫を代理出産するケースは、アメリカやヨーロッパでは
事例が報告されているものの、日本では初めてのケースであり、
新聞は代理出産をめぐる論争に再び火がつくものと見ている。
(終わり)
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