10月24日の今日、日本でも携帯電話の「番号ポータビリティ」制度が
スタートを切った。
ところで、この「番号ポータビリティ」なる言葉。カタカナ語を使わずに
「番号持ち運び」と呼ぶ言い方もあるようだ。
いずれにしろ、元となった英語の「MNP(Mobile Number Portability)」
の訳語であることは明らかだが、今ひとつ日本語としてこなれて
いない気がするのは「ヲタク」だけだろうか?
もっとわかりやすく「番号継続」とか「番号維持」など、ありふれた
言葉を使って表現できないものなのだろうか。
ちなみに日本よりも一足早く2004年度にこの制度を導入して
いる韓国では、どう表現しているのかと言えば・・・。
残念ながら、日本語の場合と大差のない訳語風のわかりにくい
表現を使っている。
--- 번호이동성제도(番号移動性制度)
これが韓国で一般的に使われているMNPの韓国語訳だ。
ただし、こうした制度の性格上、番号の「持ち運び」が当たり前の
こととして、日常生活の中に定着していけば、制度の名称自体に
対する意識はどんどん薄まって行くことが予想され、どういう
制度名が社会に定着していくにしろ、言語生活の上では大して
重要な問題ではないのかもしれない。
最後に、今日の日-韓翻訳練習に使った短めの関連記事を久し
ぶりに記録しておく。
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■ 携帯番号持ち運び制スタート
日 휴대폰 번호이동성제도 오늘 시작
(読売新聞 10月24日)
携帯電話番号を変えずに、別の携帯会社に契約を切り
替えできる「番号持ち運び制度」が24日、スタートした。
휴대전화의 번호는 그대로 유지한 채 다른 통신업체로 계약을
바꿀 수 있는 "번호이동성제도"가 24일 일본에서 시작됐다.
東京都千代田区の大手家電量販店「ヨドバシカメラ
マルチメディアAkiba」では、ソフトバンクモバイルの孫正義
社長ら携帯3社の代表がそろってテープカットした。
도쿄 치요다구에 있는 대형 가전판매점 "요도바시카메라
멀티미디어 Akiba"에서 열린 기념 행사에는 손정의 소프트뱅크
사장 등 일본 3대 이동통신업체 대표들이 함께 참석해
테이프컷을 실시했다.
(終わり)
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