福岡ソフトバンク・ホークスの杉内投手が、ついに巨人への
移籍を正式に表明した。
△ネイバーニュース検索より
移籍が明らかになった12月19日、韓国メディアでも、
ちょっとした注目を集めていた。
「ヲタク」はプロ野球ファン、それもホークスファンなので、
杉内投手には、絶対に巨人には移籍してほしくないと
思っていた。
しかし、今日、日本のテレビニュースで「どこまで話して
いいかわからないが・・・」と前置きしながら、時おり、言葉を
詰まらせながら移籍決断の真意を語る彼の姿に接し、
彼の移籍を心から応援する気になった。
まさか、1年前、ソフトバンクの球団幹部が、杉内投手に対し、
「(オマエなんか)FA宣言したって取ってくれる球団なんかない。
(だからガタガタ言わずに球団の方針に従え)」的な「暴言」
(あくまで「ヲタク」の解釈)まで吐きながら、新しい成果給と
やらをごり押ししていたとは・・・。
そこまで言われたのなら、出て行くべきである。
20年以上前のことでも根に持っているくらい執念深い性格の
「ヲタク」なだけに、1年くらいで消えるはずのない彼の
遺恨が、よく理解できた。
確かに、本人もインタビューで語っていたように、チームや
ファンのことより「個人的な感情」を優先することは、
「大人気ないこと」なのかもしれないが、野球選手も選手で
ある前に感情を持つ人間なのだ。
自分の感情を殺してまで、チームやファンのために投げる
必要はない。
2004年、プロ野球のリストラ構想(1リーグ11球団構想)に
反対する労組・選手会を「たかが選手の分際で・・・」と
見下した発言をし、選手会のみならず、ファンからも猛反発を
食らった読売グループのドンの言動は記憶に新しいが、
どうやら、日本のプロ野球球団には、現場の選手をバカに
する風潮が、抜きがたくあるようだ。
もちろん、そうした現場軽視の風潮は、プロ野球に限らず、
日本の他の組織や団体でも、よく見られる傾向なのかも
しれないが・・・。
だからこそ、なおさらのこと、「ヲタク」は、今回の杉内の
「大人気ない」決断を支持したくなるのだ。
報道の通りなら、巨人に行けば、年俸面では4年間で
2億円という大金を損することになるが、問題は、「金」では
なく「愛」なのだ。
・・・とは言え、彼が行こうとしている球団も、球界切っての
「スター選手の墓場」である。
もとより、選手に対する「愛」などあろうはずがない。
たとえ実績のあるスター選手でも、結果を残せなければ、
ポイ捨てされるだけである。
杉内投手には、ホークスを出て行く以上は、巨人から
使い捨てられてベソなどかかなくてすむように、死に物狂いで
投げて投げて投げまくってほしいものである。
△「これで杉内もボールトンも、
巨人といっしょに沈没だ」
△「私は、スギウチ君を応援します」
(終わり)
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韓国メディアの報道によれば、12月19日正午、北朝鮮の
国営メディアが、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を
公式に発表した。
報道によれば、金総書記は、2日前の17日午前8時30分、
野戦列車の中で心筋梗塞で倒れ死亡したとのこと。
めったなことでは政治関連ニュースに関心が集中することの
ない韓国のネット世界でも、さすがに今日、19日のニュース・
アクセスランキング(ネイバー)では、キム総書記死去関連の
ニュースに関心が集中していた。
△「政治」ジャンル
午後11時30分前後、「政治」ジャンルの上位30本の全てが
金総書記の死去関連の記事で埋まっていた。
韓国社会の衝撃が、いかに大きかったかを物語っている。
△「経済」ジャンル
また、同時刻、「経済」のジャンルでもアクセスランキングの
1位を占めていたのは、金総書記死去発表後の株価急落を
伝えるマネートゥデイ紙の記事だった。
△「社会」ジャンル
さらに、同時刻、「社会」のジャンルでも1位を占めていたのは、
金総書記死去の報に接した韓国社会の反応を伝える
記事だった。
しかし、である。
それほど金総書記の死去に大きな関心が集まる一方、
総合(全体)で金総書記死去関連の記事以上に多くの
アクセスを集めた記事が、別にあったのである。
「ヲタク」的には、逆に、その別の記事の方に強い関心を
引かれてしまった。
「ヲタク」らしいと言えば「ヲタク」らしい、とも言えるが、ちょっと
屈折した関心の向け方なのかもしれない。
△「そういうのを、へそ曲がりって言うんだヨッ!」
△「ヲタクさんはッ、心はねじまがって
いるかもしれませんが、おへそは少しも
曲がってません!」
12月19日、金総書記の死去が明らかになった日の午後
11時30分前後現在、韓国のネット世界で総書記死去関連の
記事を抑え、最も大きな関心(アクセス)を集めていた
記事とは、朴賛浩(パク・チャンホ)投手のハンファ入団関連の
記事だった。
メジャーで大活躍し、昨年1年間、日本のオリックスでも
プレーした朴投手が、おそらく選手として最後にプレーする
母国の球団が決まったのだ。
△「総合」ランキング
北朝鮮の指導者が亡くなったその日、朴賛浩投手が
韓国の偉大なる国民的野球選手であることを、あらためて
強く再認識させられた「ヲタク」であった・・・。
(終わり)