福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

チャンダン半島とワシ

2011年12月21日 |   〇自然・動物

今年の冬も、遠くモンゴルの草原などから、クロハゲワシの
群れが越冬のため韓国を訪れている。

ところで、そのクロハゲワシ関連の記事に目を通していて、
パジュ(坡州)市のチャンダン(長湍)半島なる、今まで聞いた
こともない半島名を目にしたので、ちょっとばかりマニアックな
韓国地理の学習をしてみた。

調べてみると、軍事境界線とイムジン(臨津)河に挟まれた
小さな「半島」形の河口平野が、俗にチャンダン(長湍)
半島と呼ばれていることがわかった。

一帯の地名はチャンダン(長湍)面。

軍事境界線に近い地域の例に漏れず、一般住民の居住が
禁止された地域が、渡り鳥や野生動物の安息の地と
なっているのだ。


△グーグル地図より

もし、南北の緊張が劇的に緩和されたり、あるいは南北が
統一した暁(あかつき)には、韓国鉄道から中国鉄道や
シベリア鉄道、さらにはヨーロッパの鉄道網へと連結して
行く起点駅として建設されたトラサン(都羅山)駅が、すぐ
近くにある。

南北統一が実現しないまでも、南北の平和的交流が
活発化すれば、まっさきに大型の開発がなされる地域が、
このチャンダン半島周辺だと見ていい。

皮肉にも、南北分断の悲劇が生んだ、この野生動物の
聖域が、はたして、いつまで存続できるのか。

本来、あってはならない聖域を見つめ続ける「ヲタク」は、
少し複雑な気持ちになってしまう。

ここでは、ニューシスの関連記事を翻訳練習させてもらった。

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독수리 등 겨울 철새 먹이주기
クロハゲワシなど渡り鳥にえさを与える自然体験イベント開催
(ニューシス 12月16日)

문화재청은 한국조류보호협회와 18일부터 내년
3월4일까지 6회에 걸쳐 파주와 철원 등 겨울 철새
월동지에서 일반인과 농촌·도서 어린이들과 함께
천연기념물 '겨울 철새 먹이주기 행사'를 연다.
文化財庁と韓国鳥類保護協会は共同で、12月18日から
来年の3月4日まで、計6回にわたってパジュ(坡州)市や
チョロン(鉄原)郡など冬の渡り鳥の越冬地で、一般市民や
農村・島嶼部の子どもたちを招き、天然記念物の
渡り鳥たちにえさを与える自然体験イベントを開催する。

사진은 파주 장단반도에서 월동을 하는 독수리.
写真は、パジュ市のチャンダン(長湍)半島で
越冬するクロハゲワシの群れ









△「そんなことより、最近、クロハゲワシの頭が
ヲタクさんの頭に似てきましたよね。ふふっ






△「逆だろがアッ!





(終わり)



  参加カテゴリ:地域情報(アジア)