■김관장 대 김관장 대 김관장 「キム館長VSキム館長VSキム館長」
(596)2007年 〇〇〇--
2007年、100万(公式統計)を超える観客を動員したアクション
コメディ。
△日ごろは仲の悪い3人のキム館長(映画より)
剣道、テッキョン(韓国伝説上の武術)、カンフーの道場を開いて
いる3人のキム館長は、日ごろはライバル関係にあり、仲が悪い。
しかし、再開発で一儲けをもくろむ悪徳不動産業者の魔の手が街に
迫った時、3人は協力し合い、街を守る。
△何かにつけ日本語の格言を口にする剣道場のキム館長(映画より)
それでも、悪徳業者の退治に成功した後、街には新しくブラジリアン
柔術やタイ式キックボクシングを教える道場が進出し、3人のキム
館長の厳しい前途を予感させながら映画は終わる。
△剣道場のキム館長の日本語テキストは「楽しい日本語 第一歩」(映画より)
この映画では、日本語の格言好きな剣道場のキム館長が日本語を独学
するシーンが滑稽でおかしかった。
(終わり)
■분신사바 「コックリさん」 2004年 〇----
(595)
2004年、100万(公式統計)を超える観客を動員したホラー映画。
30年前、村人らに焼き殺された母娘の怨みが悪霊となり、女子高生の
コックリさんを通じて現在によみがえる。
そして、村人らに復讐を遂げるとともに、新しい肉体を手に入れる
ことに成功する。
ホラー映画というより、母娘の悪霊による一種の復讐劇だった。
それにしても、この映画で最も強く「ヲタク」の印象に残ったのは、
女子高生らがとなえる「プンシンサバ」(韓国式コックリさん)の
呪文だった。
「分身様、分身様、お出でください」。
いつの時代、どういう経路で韓国の子どもたちに伝わり、広がった
のかは知らないが、「プンシンサバ」(韓国式コックリさん)の呪文は、
明らかに日本語だ。
■심장이 뛴다 「ハートビート」 2011年 〇〇〇〇-
(594)
2011年、100万を超える観客を動員した社会派のヒューマンドラマ。
心臓移植しないと生きることができない娘のために狂気にかられて
いく母親。
他人に心臓を奪われようとしている植物状態の母親を助けるため、
最初で最後の親孝行をしようとする遊び人の息子。
2人の心はすれ違い、ぶつかり合い、こじれにこじれていくが、
最後の最後に娘と母親と遊び人の心が一つにつながり、遊び人の
母親の死亡直後に移植手術が行われる。
移植手術を通じ、娘のみならず母親や遊び人までもが、人間として
再生していく姿に、カタルシスを感じさせられる映画であった。
(おわり)