福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画とニセ外国人

2019年02月14日 |  〇映画・映画音楽

■방가?방가!  「パンガ?パンガ!」 2010年 〇〇〇--
(599)



2010年、90万を超える観客を動員した社会派コメディ。見方に
よってはブラックコメディとも、あるいはヒューマンコメディとも
言えるのかもしれない。

主人公の韓国人青年は、全羅道北道から職を求めて上京したものの、
就職活動に行きづまる。

せっぱ詰まった彼は、東南アジア人っぽい外見(色黒で背が低い)を
武器に、ベトナム人やパキスタン人に成りすまし、外国人労働者を
募集する現場に職を求めるが、たとえ職についても、すぐにうそが
ばれて首になる、という失敗を重ねてきた。

そこで、韓国には大使夫妻のたった2人(映画より)しか在住者の
いないブータン人に成りすますことにした。

ブータン人なら、うまく正体が隠せると考えたのである。


△外国人のど自慢大会に出場した主人公らの多国籍チーム(映画より)

その作戦が図に当たり、彼はまんまとブータン人の「パンガ」として
事務用の椅子を製造する工場にもぐりこむことに成功する。

同僚は、バングラデシュ人の班長をはじめ、ネパール人、ウズベク人、
ベトナム人など、彼以外、みなが不法滞在者。

ドタバタ劇を繰り広げながらも、ブータン人が板について来た彼は、
同僚のベトナム人女性と恋に落ちたり、抜群の韓国語力(?)を
生かし、外国人労働者の劣悪な労働条件を改善するために奮闘する。

ナンセンスながら、なかなか見ごたえのあるコメディだった。



(終わり)


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