BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』のアニメ化が決まったけど、多分、これもまた、後に控える「知性間戦争」のためのシリーズになるはず!

2020-09-20 17:45:22 | SAO/AW
アリシゼーション編が、今時珍しい4クールを経て、ようやく完結したと思ったら、今度は、SAOのプログレッシブのアニメ化が決定したとのこと。

まぁ、前から噂されていたものではあるけれど。

SAOは国外での人気も高いから、どんどん映像化していく、ということなんだろうな。

で、次は、一応6巻まで出ているプログレッシブ、ってわけで。

単純に考えれば、1クールで2巻分を消化するとして、3クール分のストックはあるから、これで3年間くらいは稼げるから、その間に、アリシゼーションの後日談となるユナイタル・リング編のストックを作っていく、ということなのだろうな。

同時に、ユナイタル・リング編の終着点である「知性間戦争」は、アクセル・ワールドの初期開発史でもあるから、この間に、アクセル・ワールドのストックを映像化していくのかもしれない。

アクセル・ワールドの方は、初期で一番盛り上がる「災禍の鎧編」から始まるし、ストックも20巻ほどあるので、バッチリだからね。


それにしても、改めて見直したら、プログレッシブの1巻って、2013年にでてるから、もう7年も前のことで、びっくりした。

アインクラッド編の第1層からやり直すという建て付けのSAOPについては、SAOP1巻の感想で、その役割について書いていたのだけど、そこに書いてあったアリシゼーション以後のSAO世界に向けて、つまりユナイタル・リング編に向けて、後に必要となる設定情報を書き足すためにあるという見方は今でも変わらない。

その詳細は、以下に書いている。

ソードアート・オンライン アリシゼーション編 + アクセル・ワールドとSAOプログレッシブについて


もともとプログレッシブ自体は、どうしてキリトの一番はアスナなのだろう?という読者の疑問に応えるための「IFストーリー」として書かれていたはずなのだけど、ユナイタル・リング編の展開で行くと、むしろ、プログレッシブは、SAO本編の正史として組み込まれている形になっているから。

なので、今後も、プログレッシブの新刊では、後でユナイタル・リング編に必要になるであろうアインクラッドの設定情報が、新たに公開される可能性は大。


で、プログレッシブで重要なことは、

●茅場晶彦は、アインクラッドをなんのためにつくったのか?

●そのために、茅場はどのようなトライアルをしていたのか?

●特に、AIの進化について、どう考えていのか?

ということを改めて記すことにあるのだと思っている。

で、その茅場の考え方が、大なり小なり後の「知性間戦争」にも影響を与えることになるはず。


といっても、「知性間戦争」は、おそらく、星王キリト(200年間アンダーワールドで過ごしたキリトのフラクトライトのコピー)と無印キリト(アンダーワールドから帰還後、200年間の記憶を小経したオリジナル)の間での戦いになるだろうから、どちらかのキリトに影響を与えることになるのだろうけど。

星王キリトだったら、とりあえず同盟相手になった茅場AIからの入れ知恵、ってことになるし、

無印キリトだったら、多分進学先の東都工業大学で、茅場の出身である重村研の資料から茅場の設計思想を学んだ、ってことになりそうだけど。


で、まぁ、ぶっちゃけ、鍵を握るのは、プログレッシブに出てくる、エルフのNPCであるはずの「キズメル」ね。

キズメルの、とてもAIとは思えない反応に、茅場がシステム的に仕込んだ何か秘密があるのかもしれない。

もっとも、トップダウン型AIの究極形としては、すでにユイがいるわけだけど。


要するに、プログレッシブもまた、将来の「知性間戦争」という物語に向けた前日譚的な仕込みの物語になるんじゃないかな、ってこと。

Fate/stay nightに対するFate/ Zero的な位置づけといえばいいかな。


ともあれ、プログレッシブが実際に放送/配信されるまでの間に、プログレッシブ自体もあと1冊か2冊くらいは刊行されるだろうから、そのあたりの話も明らかになるのかもしれないけれど。

ということで、プログレッシブのアニメ化については、気長に待つのが吉かな、と。

それにしても、川原礫は、「知性間戦争」というゴールに向けて、ユナイタル・リング、プログレッシブ、それにアクセル・ワールドを同時並行で、互いが互いの伏線になるように調整しながら書かないといけないから大変だな。

でも、さすがにもう少しは、刊行ペースを上げてほしいと思うけどねw

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彼女、お借りします 第11話 『真実と彼女』 感想

2020-09-20 02:19:09 | かのかり
ようやく墨ちゃんが登場したわけだけど、なんていうか、完全にただ原作を消化しているだけの展開。

てか、無理やり、墨ちゃん登場までやりました!って、原作者にエクスキューズするためだけに作られた回って感じ。

で、来週、千鶴がレンカノであることに気づいたマミが、千鶴を追い詰める展開かぁ。

てか、そこで終わりなんだ。

確かに、来週の内容が、原作的には大きな転換点になることは確かだけど。

けど、結局、なんか、見る度に、いたたまれなくなる作品として終わっちゃたね。

って、まだ終わってないけれどw

でも、なんか、イマイチな作品だったな、って印象で終わりそうだな。

結局、誰一人としてヒロインの魅力が伝わらないものになってしまったということで。

まぁ、原作もここに来て、再び迷走しそうな感じだし。

まぁ、仕方ないのかもしれないけれど。

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魔王学院の不適合者 第12話『禁忌の魔法』 感想

2020-09-20 02:10:29 | 魔王学院
そうかー、偽魔王の正体はレイで、しかもカノンの転生だったのか。

どうしてそうなったのかについては、次回の最終回で明らかにされるのだろうけれど。

でも、今回の話から察するに、2000年前の決戦の時点の、最後の最後で、勇者カノンは、人間に失望し、魔族に共感を持ってしまった、ということなのだろうな。

そりゃ、そうだよね、自分は人間に殺されたのだから。

そして、魔王は、世界を救うために自分の生命をなげうったのだから。

どちらに義があるかっていえば、当然、魔族だよね。

だから、転生にあたってカノンは人間ではなく、魔族を選んでしまった。

まぁ、選べるのかどうかはわからないけれど。

あ、でもそうか、カノンは根源が7つあるから、殺されても死なないのか?

そうすると、あの師匠に殺された後に復活する際に自ら魔族になることを選んだ、ということになるのか。

そして、人間の側が、エレオノーラを作って勇者学院をつくったから、それへの対抗として、カノンが魔王学院を作った、ってことか。

いつの日か、アノスが転生して復活したら、まずは魔王学院を訪れるように誘導するために。

なるほど、そうなると、アノスが不適合者とみなされながらも、しかしどんどん頭角を表してきたところで、レイとして魔王学院に編入してきた、ってわけか。

まぁ、そうだよね、レイが偽魔王なら、そんな細工はいくらでもできるわけだから。

しかし、そうなると、この原作、結構、細部の伏線をきっちりはるタイプのお話だったんだな、って思って、結構ビックリ。

とはいえ、今回の話は、エレオノーラの救済のあたりから、いきなり話が飛んで、ポカーンとしてみていたわけだけど、それも、最後にレイが、偽魔王で勇者カノンの転生だったってネタバレで、なんか一気につながったような気がしたのが不思議w

ともあれ、次回の最終回が楽しみだな。

というか、尻上がりに面白くなっていくのだから、これかなりいい物語だよな。

次回、アノスの謎解き、レイの告白、が気になる。

どんなオチになるのだろう?

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ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 第23話『ニューワールド』感想: ここまでは全て「知性間戦争」に向けた壮大な序章だった!

2020-09-20 01:53:33 | SAO/AW
あれー、今回で最終回だったのか。

てっきり、もう1話、あるとばかり思っていたので、何をやるのか、と思っていたけだど。

しかし、最後の200年後のアンダーワールドに行ったら、いきなり宇宙でした!ってのは、実際に映像で見ると、結構びっくりするね。

てか、いきなり出てきたティーゼとロニエの子孫たちは、ちゃんと宇宙戦闘機に乗って戦っているのに、キリト、アスナ、アリスの3人は生身?のまま宇宙に立っている?ってのは、もうなんだか訳がわからないよなぁw

あとは、あの怪物とかw

ただ、あの怪獣、テロップで「神話級宇宙獣アビッサル・ホラー」ってあったけど、それで思ったのは、あ、これ、「神話級」なんてもう、どう考えてもアクセル・ワールドのことを、意識した怪物だよなぁ、って、思った。

まぁ、「知性間戦争」もとうとう公式に明言されちゃったしw

ということで、これから先は、真面目に「知性間戦争」に向けた動きが始まるわけで。

てっとり早くこのWoU編の流れで「知性間戦争」のことを理解しようと思ったら、前回の22話『アリス』の感想を見るのがいいと思うけど。


要するに、ほぼ間違いなく、リアルワールド人とアンダーワールド人の間の、2つの知性の間の戦いが、アンダーワールドの存亡をかけて始まる、ということ。

で、今回、あれれ?と思ったのは、意外と、この先のヒントをきちんと言っていたなぁ、って。

一つは、アリスがキリトにとっての「希望」であること。

多分、この発言は、アリスからしたら、あれ、私はキリトの一番じゃないの?って失望を抱いたはずなのだけど、でも、同時に、キリトにとっては、アンダーワールドの未来を導くために不可欠の存在であって、恋愛とはまたちょっと違うけれども、キリトから自分がとても大切な存在だと思われている、って感じて納得したところだとは思うのだけどね。

でも、このやり取りは、知性間戦争の文脈で行くと、おそらくは、知性間戦争で最終的に奪い合いが生じる存在がアリスである、ということ。

このあたりのことは説明し始めるとものすごく長くなるので、気になる人は、このサイトの過去のエントリで、SAO/AWの中から知性間戦争に関する記事を拾い読みするのを、とりあえず、すすめておきます。

ただ、この知性間戦争は、アクセル・ワールドの、ブレイン・バーストという、フラクトライトベースのゲーム世界を作り出したきっかけになる戦争なんだよね。

なので、さっき、今回出てきた「神話級」というモンスターが、アクセル・ワールドの世界のビーストって存在と造形的にそっくりだ!って思って理由ね。

で、この200年後のアンダーワールドをどうするか、というのが、続く「ユナイタル・リング編」の話になっていく。

ユナイタルリングとアクセルワールドのつながりについてはSAOの23巻の感想でもヒントが詰まっていることを書いている。

こちらもまだ全然物語の序盤にしか過ぎないけれど、そこで行われているのは、ALOやGGOといった、オリジナルのSAOと同じOS/プロトコルの「ザ・シード」規格のVRゲームを全部「ユナイト」して、多分、そうして世界中のサーバー容量をかき集めて混乱させることで、その間にアンダーワールドとつながるバックドアを設定していく、という話だと思うのだよね。

そういう意味では、ユナイタル・リングとアンダーワールドを融合させてさらに別形態のVR世界に変えたものブレイン・バーストになるのだと思う。

まぁ、そのあたりは、同じくこのサイトでSAOのユナイタル・リング編をみてほしいかな。


あと、今回重要だったのは、キリトが進学先として、茅場晶彦や神代凛子が卒業した東都工業大学を進学先に選んでいることで、これ、どう考えても、茅場の出身である重村研究室に行くってことでしょ?

となると、キリトは、遠からず、重村研のリソースから、茅場のザ・シードや、重村のオーグマー、さらには、比嘉たちが取り組んだアンダーワールドの設計思想に触れていくことになるわけで、となると、彼が、後々、ブレイン・バーストを創る側になることは大いにありえる。

さらにいえば、ここに、200年間アンダーワールドで生きたキリトのフラクトライトのコピーである星王キリトと、茅場AIが関わってくることはもう大前提だけどねw

ちなみに、アスナの実家は、レクト、というナーブギアの開発会社を所有しているから、重村研を卒業したキリトが、レクトに就職して、次世代VRシステムを開発する側にまわる、というのは、ものすごく納得がいく話。


ということで、今回のタイトルの「ニューワールド」は、知性間戦争とか、キリトのVR開発とか、そういったことまで含めての「新世界」を予感させる内容だった、ってこと。

まぁ、そんなことは、原作を、あとアクセル・ワールドを読んでないとわからないのだけれどねw

でも、SAOは、俄然、このあたりから、プレイヤーのキリトが開発者になったらどんな世界を創るのか、それは誰とともに?という話になって、俄然、近未来サイバーSFっぽくなっていくんだよね。

といっても、原作の刊行ペースがどんどん落ちてきているので、このままだとあと10年くらいしないと完結しないかも?だけど。


ということで、終わってみれば、アリシゼーション編は、今後のSAOの長い長い序章だったってことになるw

そういう意味で、まさにお楽しみはこれから!なのだよw

ともあれ、とりとめなくなってきたので、ここで、一回、切り上げておくw

いやー、知性間戦争は、語りだしたら止まらないんだよねw

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