BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

知性間戦争(5) ― ムタシーナの正体は誰? ユナイタル・リングの開発者は誰?

2020-09-25 15:57:39 | SAO/AW
その1その2その3その4、からの続き)

どうやら、ムタシーナの正体は、神邑樒みたい。

というのも「ムタシーナ=Mutasina」というアルファベットを後ろから並べ直すと、

anisatum

となって、これ、そのままググると「Illicium anisatum」という学名の植物が出てくるのだけど、これ、日本語だと、まんま「樒」なんだよね。

さすがに、ここまであからさまだと、これで、ムタシーナが神邑樒ではない、というのはないだろうね。

で、そうなると、あとのムタシーナの、他のプレイヤーを圧倒する能力は、ユナイタル・リングというゲームの実装をした者たちの開発チームのそばに、神邑樒が属していることを表していると思っていいのだろう。

となると、ユナイタル・リングを実装した企業はカムラということになるのだろう。

あるいは、カムラに属する開発者グループによるもの。

で、そうなると、なぜカムラが?ってことになるのだけど、カムラって初出は映画の『オーディナル・スケール』なんだよね。

その時、カムラでオーグマーの開発をしていたのが、東都工業大学の重村徹大教授。

その重村研の門下生が、茅場晶彦、神代凛子、比嘉健。

ちなみに、『オーディナル・スケール』の最後で、重村教授もまたラーズに迎えられていた。

・・・ということを考えると、星王キリトと、そのフラクトライトをもつ比嘉健、それに、星王キリトが接触を果たした茅場AIがタッグを組んで、カムラを動かした、というのがありえそう。

なぜなら、茅場亡き後、SAOを引き継ぎALOを運営しているレクトとカムラは競合企業だから。

で、ユナイタル・リングって、茅場がキリトを通じて世界にばらまいた「ザ・シード」規格のVRゲームを強制的に「ユナイト」させたものだから、さすがにALOの運営元のレクトが手を付けるとは思い難い。

となると、対抗馬としてカムラが浮上する。

そして、ユナイタル・リングという広大なゲームフィールドを作ろうというのは、星王キリトが構想し茅場AIが計画を練り、現実世界で手を動かしているのは比嘉健、ということだろうから。

そこで、資金や機材のスポンサーとしてカムラが浮上する。

で、そう考えると、アニメのWoU編17話で『オーディナル・スケール』のユナとエイジが登場したのも地味に意味があるのかもしれない。

なぜなら、ユナとエイジもアンダーワールドが実際にどんな世界であったかを体験しているから。

その経験がアンダーワールドの次の一手の仕込みであった可能性すらある。

だって、エイジはまだしもユナが重村教授と全く関係ないまま存在しているとは思えないから。

そして、ラーズには重村教授の姿は一切現れていなかったから。

でも、重村教授はアンダーワールドのことを、というか、ボトムアップAI開発計画である「アリス」を菊岡によって知らされていた。

それが単なるボランティアであるはずがないよね。

となると、菊岡は、ラーズでアンダーワールドを稼働させている間に、並行して重村と別計画をスタートさせる準備をしていた可能性もある。

その時の相手がカムラだった、ということではないのかな。

だから、むしろ、星王キリトと茅場AIと比嘉健は、その計画をうまく利用できると思ったのかもしれない。

まぁ、そのあたりは今後の展開次第だけど。

それに、ムタシーナ/神邑樒の思惑はまた別のところにあるのだろうけれど。


ここまでの話、まだまだいろいろと広がりそうなので、続きはまたの機会に。

当然、知性間戦争とも関わる話だし。

(たとえば、知性間戦争 ― ソードアート・オンラインとアクセル・ワールドを結ぶミッシングリンク(その3)とか)。

ムタシーナ/神邑樒が率いる仮想研究会というグループが、アクセル・ワールドの敵役である加速研究会との接点もありえる。

なにしろ黒雪姫の容姿は神邑樒そっくりで、まず間違いなく黒雪姫の母は神邑樒のはずだから。

いやー、いろいろと繋がってくるねw

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第12話『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 感想: まさかの八幡ハーレムエンドで、逆にここまでの道のりの長さを実感した!

2020-09-25 11:40:33 | 俺ガイル
いやー、なんかもう、ありえないくらいキレイな締めでビックリだよ!

だって、最初は、それこそ学校の隅っこにあった隠れ家のような教室にあった奉仕部なのに、終わるときには、学校公認で、人が頼りにして集まるところになってしまったのだからw

で、最後に、あの結衣による雪乃への挑戦的wな、でも私たちの友情「も」変わらないからね!ってなるための「相談もどき」が持ち込まれての終わりなのだから。

しかも、その結衣と雪乃を様子を見つめる八幡の後ろには、いろはすと小町が控えているのだものw

なんだーこれー、幸せすぎるじゃん!八幡!って感じ。


にしても、やはり本気を出したCVはやみんの雪乃の破壊力はすごすぎる。

もう完全に、どこの深窓の令嬢だよ、おまえ、って感じだからなぁ。

あれは、まぁ絶対ヤンデレになるほうだけどw

てか、すでに実家が、雪ノ下母が、八幡にマウントを仕掛けてきているのが末恐ろしいい。

あれで、下手に雪ノ下母に気に入られて婿養子にでもなったら、八幡、一気に千葉の政界の首領に躍り出るじゃないかw 社交界デビューじゃんかw 

なんか、この魑魅魍魎の住む旧家に絡め捉えながら、それに抗いつつも暗躍する八幡、というのを見てみたい気はするがw

なんたって義姉ともすでに通じているしw

いやー、雪ノ下家、怖い怖いw


しかし、いろはすも上手いポジション、とったよね。

小町の登場で、というか小町を舎弟にすることで、いろはす自身が、すっかり八幡の妹ポジションに収まることができたし、そもそも今後は、小町経由で八幡のプライバシーは津筒抜けになるし。

むしろ、いろはすからしたら、将来を見据えて八幡をキープしました!って感じでしょ。

てか、そもそも高校生のときの初恋が将来まで続くなんて、いろはす、微塵も信じてないだろうしw

そういう意味で、小町のゲットは大きい。

てか、結衣と小町といろはすの3人でセットになっておけば、結衣の八幡に対する恋路のことをネタにしながら、小町から八幡の個人情報、いろはすも聞き出すことができるだろうしw

いやマジで、いろはす、策士!

で、小町は小町で、いきなり生徒会長ゲットだぜ!、校内政治の地雷のありかも掌握だぜ!って感じで、安定した高校生活を送れそうだしw

てか、間違いなく、いろはす政権の次は小町政権だよねw


なーんか、こんな具合に、八幡のまわりが、いい意味で、腹黒いwハーレムで終わっていて、なんとも『俺ガイル』らしいw


ていうかさ、多分、結衣だけが、まだ、彼女のやりたいことが曖昧なまま、最終回を迎えてしまっているから、今度は逆に、一応、八幡と雪乃が付き合っていることを前提に、結衣の物語が始まってもいいところだよね。

もちろん、八幡が、いや、やっぱり雪ノ下、めんどくさすぎ!、ってことになるのも含めてねw

一応、作者的には、そのあたりのリアリズムについては、静の言葉を通じて、八幡、ならびに読者に釘を差しているけれど。

にしても、

「共感、なれあい、好奇心、憐れみ、尊敬、嫉妬」のすべてを一人の相手に感じてしまったら、それを「好き」という言葉で表すのはどうにも足りない、

というのは、けだし名言、というか、この物語を象徴するような洞察だな。

そう言い切ることで、「好きって、どういう気持か、わからないよー!」って駄々をこねて終わる文系男子や文系女子の、はやる気持ちを鎮めるのだから。

そういう意味では、雪乃の面倒臭さも、八幡のややこしさも、このあたりのぐちゃぐちゃしたものを全部表すために、まずは必要だったってことなんだろうな。

結衣は、そうした自分のややこしさにまだ直面していなかったってことで。

いろはすは、逆に、そのことには気づいているけど、彼女の場合、そのパンドラの箱を空けたら何がでてくるか、わからないから、一緒に空けてくれる人を待っている、ということだったんだろうな。

なので、そういう意味で、まだ結衣やいろはすにも、ヒロインになるチャンスはある。


できれば、作中時間もしばらくあけて、そうした話に行ってもいい気はする。

大学生編と、新人社会人編とかでもいいし。

てか、もともと八幡たちは、キャラの配置や成熟度が社会人級だったし。

いろはすと小町が語り手の、つまりは主人公の話でもいいし。

そんな感じの搦め手から続編?スピンオフ?とか、期待したいよね。

ともあれ、終わってみれば、嘘みたいなハッピーエンドで、もうこれは笑うしかない。

もっとも、始まりがあれだけ底辺からだったのだから、なにをやっても上へ上がっていくしかなかったと思うけれど。

赤裸々な青春日記を読まされた、そんな感じだったw

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Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd season 第37話『魔女たちの茶会』 感想3: スバルがエキドナに提案された契約って実質的な奴隷契約だよね?

2020-09-25 00:03:36 | リゼロ
感想1感想2から続く)

契約の説明をしている途中でミネルヴァをはじめとした他の魔女たちが乱入してきたために有耶無耶になってしまったけど、

第37話でエキドナがスバルに提案していた契約って、要するに、どんな状況でも、スバルに可能な限り死んでもらって、世界を構成するある条件が変わったら、その世界はどう変化するのか、ぜーんぶチェックしていく、というものだよね?

要は、ゲームで用意されたルートを全部虱潰しにチェックしていくタイプの「死に戻り」の酷使。

しかも、ゲームと違って、実際の世界は、どこに分岐点があるかなんてわからないから、どこでスバルが死ぬべきか、検討をつけるのは全てエキドナの恣意的な判断による。

というか、エキドナの気分次第w

つまり、ある実験システムがあるとして、その実験を構成するパラメータ群のとりうる組み合わせを、一個ずつ全部試すタイプの契約。

実際、そのようなパラメータの切り替えは、スバル自身、死に戻りを通じて、何度も繰り返しているわけだけど、スバルの場合は、あくまでも「最善の道」にたどり着くために死に戻りを選択している。

でも、エキドナの望むのは、最善の道を可能な限り少ない試行で見つけることにあるのではなく、とにかく「全探索」をすること。

つまり、解決ではなく、可能性の全追求。

それをスバルにさせるのだから、これ、事実上、スバルはエキドナの奴隷になるようなものだよね。

しかも、死に戻りの繰り返しで、誰かは死んだままになるかもしれない。

それに、聖域の試練2であった「「ありうべからざる今を見ろ」で、スバルが見せられたように、どうやらスバルの死に戻りは、その都度、スバルが死んだ世界がそのままあとに残されるらしい。

シュタゲみたいな世界。

なので、自分の都合で、不幸な世界が残されることも、スバルは背負わなくてはならない。

もちろん、それら残された世界を全部観察して、エキドナは、それら世界間の関係の法則をなにか見出すのかもしれないけれど。

でも、その知識を得ることと、スバルが可能な限り最短で最善の世界に至るパスを見出すこととは、多分、全然一致しない。

てか、スバルは狂っちゃうよね、そんなことしたら。

で、そうした「甚大な不幸」の可能性を、ミネルヴァたち他の魔女たちは、それまでの腐れ縁的関係から、わかっていたということだよね。


で、問題は、どうやら6章までいくと、スバルは、前世?で、魔女たちと面識があったようなんだけど、そうすると、そのスバルの前世?の匂いがしたから、ミネルヴァたちはみな、エキドナのお茶会に集まってきたのかな?

そのあたりのヒントになりそうなことがわかるといいのだけど。

にしても、エキドナは最悪の実験者だな。

完全にブラックな契約wをスバルと交わそうとしていたのだから。


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