BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

鬼滅の刃 第202話 『帰ろう』 感想: カナヲは姉のしのぶたちと同様、どうしても死すべき運命にあるのだろうか?

2020-04-13 15:22:27 | 鬼滅の刃
いやこれはもう、次回、カナヲ、死す!って展開なんだよね、きっと。

いや、だって最後、しっかり鬼化した炭治郎、カナヲに手刀?を食らわせていたよね?

すでにギリギリで命をつないでいる状態でのカナヲへの一撃だから、さすがに助からないよね?

うん、でも待てよ、今の炭治郎は、無惨の魂を無理やり植え付けられた鬼でもあるから、このままカナヲも鬼化するってこと?

でも、その前に、カナヲがしのぶの作った薬を炭治郎に打ち込んでいるから、炭治郎の方は鬼化を免れるけど、カナヲだけが鬼化するということ?

あ、でも、あの場は、すでに日の光の当たる場所だから、仮にカナヲが鬼化したとしても、鬼になったそばから消滅していく、という展開か。

うーん、そうなると、すでにカナヲは詰んでいるということね。

鬼になろうがなるまいが死ぬしかない。

それを、一応、鬼化を免れた炭治郎が看取る、という展開なの?

いや、それは、さすがにエグいなぁ。。。

でもすでにカナヲも、上弦の弐との戦いで左目を潰しているから、この先、幸せな展開が待っているとも思えないわけで、だとすると、むしろ、ここできれいに退場する、ってことなのか?

あと、気になるのは、とはいえ、カナヲが炭治郎に打ち込んだ薬は、珠世が作ったものではなく、しのぶがつくったものなんだよね?

となると、その効果がどこまであるかは、作中ではまだ明らかになっていないってことじゃないの?

そうすると、炭治郎の完全鬼化は抑えられたけど、その一方で、完全に人間に戻れたわけでもない、ということになりそうな気もする。

ついでにいえば、禰豆子も、炭治郎を抑え込もうとした時に、今の鬼化した炭治郎に噛まれたみたいだから、禰豆子も再び鬼化しそうな気もするよね?

となると、半鬼・半人の存在としての炭治郎と禰豆子が誕生しそうな気もするのだけどどうなのだろう?

まぁ、それはそれで、ずっと鬼に対して憐憫を寄せていた炭治郎にすれば、鬼と人間の間に生きる存在として面白い位置に立つことにもなって、次なる展開に繋がりそうではあるが。

あ、でもその場合、鬼のときの禰豆子のように、炭治郎も禰豆子も、きちんと話せずに、ウーウー、唸っているだけになるのか?

いや、それじゃ、物語が進まないが。。。

ともあれ、あっさり無惨が消えたのはいいけど、むしろ、問題は、その後に、陰惨な酷い展開がずっと続いていることで、

しかも、物語的にも、無惨を倒す!という明確なゴールがなく、ひたすら、え?この先、どうなるの?を繰り返しているので、

この先、どうなるかは気になるところなのだけど・・・。

でも、コロナのせいで、次回は2週間後なんだっけ?

この状態で放置されるのは結構辛いものあるけど、この「惨状」から、一体どの方向に物語を転がすのかは、やっぱり気になるなぁ。

今回にしても、てっきり禰豆子がどうにかすると思っていたら、横からカナヲが出てきて、いきなり「人間に戻す薬」を打ち込んだりするわけだから。

まだまだ、この先、え、そう来るの?という、ひねりのある展開になりそうで怖い。
てか、このダラダラ感は、それはそれですごい。。。


ということで、続きは2週間後だけど、楽しみだ!

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UQ HOLDER! 第171話 『不死の怪物』 感想

2020-04-12 10:54:30 | UQH/ネギま!
なんか、いきなりの超展開!

前回、桃源神鳴流の剣士たちに、不死者斬りの技で瞬間再生を封じられた刀太だったわけだけど、間をすっ飛ばすと、なんか、今回のエピソードの最後の方では、Fateのアーチャーみたいな、イケメン魔族兄ちゃん、みたいになってしまったw

うーん、これはちょっとビックリw

で、その一方で、前回、拉致られた九郎丸は、よくわからないけど、以前に身体に取り込んだ刀の精霊のような、真っ黒クロスケみたいな存在でああるヒナ?を、九郎丸から分離できなくなるくらい一体化してしまっている、という理由で、なんと、九郎丸のまま、日本刀に帰られてしまっていたw

えーと、これって、刀剣乱舞のパロディかなにか?

ともあれ、火星にやってきたら、刀太はFateキャラのパクリ、九郎丸は刀剣乱舞のパクリ、という、なんか、ぜんぜん違う漫画になってしまったw

まぁ、刀太の場合は、どうやら金星の黒たる闇の魔法を純粋化させたら、ホントに魔物になってしまった!ってことのようだけどね。

あとは、九郎丸の里である桃源神鳴流は、怪物の力に頼らずにヨルダのような怪物を討伐する、という目的で結成されたようだから、確かにやってることは一貫しているようなのだけど。

でも、多分、その原理主義的な傾向に嫌気が差して、今回、月詠も、脱退を決め込むみたいだけどね。

てか、あの人、ホントに月詠だったんだ。

地味に驚いた。

そして、刹那たちの頼みで、帆乃香と勇魚を育てていた、というのも微妙にびっくり。

ということは、この火星編になってから、やたらとネギ君と「白き翼」のメンバーが、銅像とかで登場していたのも、意味があることだったのかね?

むしろ、刀太たち、ネギ君のクローンたちの製造ノウハウが、この火星で開発されていたとか理由からなのかね?

だったら、九郎丸の兄が、意味深に刀太の「覚醒」を促していたのもわかるのだけど。

彼もまた、刀太の出生に絡んでいて、刀太のポテンシャルを最初から知っていいたような素振りだし。

そもそも、雪姫=エヴァとは古くからの知り合い、ということのようだし。

でもさ、そうなると、どうしても気になるのは、ここが火星で神鳴流の里だ、ということで。

となると、あの九郎丸兄の正体って、ネギま!のときのゲーデルだったりするのかな?

あるいは、ちょっと絡め手で、タカミチ?

なんか、桃源神鳴流は桃源神鳴流で、フェイトのように、ヨルダ討伐にあたって雪姫たちと袂を分かった一行のように思えるのだよね。

そういえば月詠って、UQ holder での登場は、最初、フェイト一味の一人だったからね。

まぁ、昔の馴染みから、ってこともあるのだろうけど。

もっとも、もともとフェイトも火星出身だったし。


ということで、意外とこの「VS不死狩り編」って、刀太たちが「作られた」理由や方法をめぐる情報開示編になるのかもなぁ、と思い始めてきた。

その意味では意外と面白くなってきた。

まぁ、アーチャー似の刀太はどうかと思うけどw

あんた誰?ってレベルだしね。。。

ただ、金星の黒、闇の魔法を極めた先に、このダーク刀太みたいな存在があるのだとすれば、やっぱり気になるのは、火星の白を極めた先にあるホワイト刀太?みたいな存在のことだよね、やっぱり。

この「VS不死狩り編」の結果、ヨルダ討伐のために刀太が製造された理由がはっきりさせられるような気がしてきた。

さてさて、どうなるやら。

しかし、九郎丸、完全に刹那ポジションになってきたなw

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魔法科高校の劣等生 第31巻 未来編 感想

2020-04-12 02:15:06 | さすおに
前巻でようやく水波の救出がかなったわけで、さて、その後、なにをするの?と疑問に思わずにはいられなかった31巻。

ということで、まずはスペース、空けときます。
















































蓋を開けてみれば、これまでの敵役、というか憎まれ役だったおっさんたちの在庫一掃処分の回だったw

処分されたのは、USNAのエドワード・クラークと、新ソ連のベゾブラゾフ。

それも最後はあっさりと達也の「分解」でこの世の中から消え失せてしまった。

で、うん、これだけの話。

間に、一応、クラークによる達也たちのいる巳焼島に対するパラサイトを使った強襲、というのがあったけど、それも、達也と四葉の精鋭が対応したので全員粉砕。

パラサイトについても、もはや達也の敵ではなく、難なくこちらも消滅させていて。

なんたって、この、USNAや新ソ連といった「一国の正規軍」が四葉家の「民間所有地」を攻撃してきたのだからそれを民間人がやむなく自衛した、という状況の「目撃者」としてたまたま島に居合わせたことになったエリカ、レオ、幹比古、の3人ですら、ドン引きするくらいの、四葉の猛反撃ぶり。

で、最後に、達也は、文字通りの「ワンマンアーミー」として、USNAと新ソ連の正規軍、ならびに戦略魔法師の攻撃を退けるだけの戦力を保持していることを世界に宣言して、これ以上、余計なチョッカイを出されないようにした、という話。

いやー、もう、達也さん、一人で一国の軍隊なみの力を持ってしまった、というか、事実上、「独立国家・司波達也」として、世界から認定されてしまった、ということ。

いやー、バカバカしいけど、リバタリアニズム、ここに極まれり、という、国家を凌駕する民間人の誕生!、という話だった。

だって、達也個人が、USNA大統領から親書を受け取る、という話なのだから。

もう、戦略級を超えて、国家級の存在となった、司波達也。

歩く「主権国家・司波達也」って感じw

ホント、「なろう」の妄想もここまで来たか!ってことで。

うん、ルルーシュとスザクの合体技で、天下無双の存在となりました!ってことで。

司波達也ひとりで、地政学を変えてしまった世界w

いやもう、ほんと、清々しいくらいのバカバカしさ!


で、この巳焼島事変の傍らで、あのもはやただの邪魔な軍人おばさんの佐伯少将が、あっさり北海道に左遷されて退場。

ついでに、独立魔装大隊は、文字通りの独立部隊になるということだから、これはもう達也の事実上の私的軍隊に鞍替えされていく布石かなぁ、と。

だって、「独立国家・司波達也」は一人で他国の戦略級魔法師とことごとく倒してきた怪物なのだから、独立魔装大隊くらいじゃ、もうどうにもならないでしょ?

それに、今後は、元USNAの戦略級魔法師のリーナも達也の仲間になることが決まったし、同時に達也のおかげで、深雪も事実上の戦略級魔法師になってしまったし。

ついでにいえば、達也の助力で、一条ももはや戦略級魔法師になってしまってるし。

つまり、すでに達也のまわりには、達也を含めて4人も戦略級魔法師の若者がいるわけでしょ?

そりゃ、もう、ただの官僚機構たる正規軍くらいじゃ太刀打ちできないでしょ。


ということで、あとは、今回、全く登場しなかった光宣が、次回以降、ラスボスとして登場するくらいなんだろうな。

それにあわせて、今回、ほとんど触れられなかった水波のことについても、魔法を失った経緯が明かされるのだろうし。

それから、例のディオーネー計画は、クラークが死んだことで事実上消えたのだろうから、ここからは、達也の考える恒星炉をどう実現していくか、という話になるのだろうな。

ということで、着実に終わりに向かっている。

というか、もういいから早く終わらせて、という感じのほうが強い。

だって、今回の話にしたって、ほんと、おっさん2人の在庫処分でしかない、ただの消化試合でしかなかったから。

達也の強敵って、もうそれこそ、深雪が光宣に操られて敵になる、ってことくらいしか想像できないからなぁ。

物語には何の緊張感もなく、その結果、何のカタルシスもない。

まぁ、前から言ってることだけど、この達也の物語は、一年生のときの「来訪者編」がピークで、あとは、ただただ、大人の事情のために書きつないでいる、という感じしかしない。

だって、もう10巻くらい、全然、面白くもないもの。

もう終盤なのだから、最後くらいは面白くしてほしいけど。

でも、作者は結局のところ、ただの軍事オタでしかないみたいだから、軍事行動の詳細を書くだけで、本人的には満足しちゃってるんだろうな、と思う。

物語として、文章も徹底的に下手だしね。

これだけ文才のない書き手、というのも珍しいんじゃないかね。

ともあれ、はやくVS光宣戦に決着をつけて、とっとと完結してほしい。

もう、だいぶ前からそんな気分。



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とある科学の超電磁砲T 第11話 『参戦』感想2: 隠密行動する黒子が変わらず美琴ラブなのがこそばゆいw

2020-04-11 13:24:41 | 超電磁砲/禁書目録
前の感想で書き忘れていたけど、今回の「参戦」で、ある意味、最も男前の登場をしたのが黒子だった。

だって、単身で、正体を突き止めた警策の確保に乗り出したところで、結局、襲われた食蜂を救う、という「正義」の行動をしているわけだから。

つまり、ジャッジメントとしての正義感が全面展開なわけでしょ?

そのくせ、実は、記憶を操作されているからとはいえ、心の隅で美琴のことが気になって仕方がない、という態度を取ることができるのだから。

どれだけ深層心理で美琴ラブなんだよ!と思うw

いや、最初は、黒子たちの記憶を操作して美琴のことを忘れさせてどうするのさ?と思っていたのだけど、蓋を開けてみれば、要するに、美琴にツンデレする黒子を、いわばシビアな物語の箸休め的に使いたかったわけねw

まぁ、たしかに、黒子、もともとツインテールだしw

でも、そうなると、今回、黒子と接触した食蜂は、どうして黒子の記憶改ざんを取り消さなかったのだろう?というのもあるのだけど?

それは、あれかな、この緊急時に、不要に黒子を混乱させたくないというのもあったのかな?

そのあたりも微妙に気になるところ。

ともあれ、黒子は黒子で、単身、警策を追い詰めているというのが、面白い。

テレポーテーションって、ホント、隠密行動に向いているね。

くノ一みたいだw

その隠密・黒子が、いかにして警策を追い詰め、そして、警策の動機について吐露させていくのか。

そのサイドラインの物語の進展も、実は楽しみである。

いやー、ホント、複数の物語を並行して走らせていて…。

『超電磁砲』、面白いなぁ。

禁書の原作者もこういうストーリーテリングの上手さを見習ってほしいくらいw

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とある科学の超電磁砲T 第11話 『参戦』感想: 上条&削板のタッグ、意外と息があってるじゃん!

2020-04-10 23:58:55 | 超電磁砲/禁書目録
前回の引きで、木原幻生の策略でなにやら雷神?鬼?になってしまった美琴。

その美琴をなんとか元の姿に戻ろうと、いきなり上条さんが「参戦!」。

でも、異能ならイマジンブレイカーでなんとかできる上条さんだけど、物理攻撃に打つ手なし、で、あ、これ、死んだわ!と思ったところで、なにやら「すごいパンチ!」で削板も「参戦!」。

で、みさきちはみさきちで、美琴の相手を上条に任せて幻生をおおうとしたけれど、途中で警策看取の水銀人形に阻まれてしまい、上条さん以上に物理攻撃に打つ手なしなところを救ったのが黒子で、彼女も「参戦!」。

で、あとは、初春や佐天さんも、黒子の遠隔バックアップってことで「参戦!」。

……って具合に、とにかく、美琴の鬼化に応じて、主要キャラが皆、「参戦」してきて、一気に物語が加速したのが今回。

いやー、面白い。

普通、複数のキャラによる複数の場面を動かすのって難しいはずなのだけど、この『超電磁砲』では、実にうまく回している。

だって、単純に考えて、

対美琴戦に応じる上条&削板

対警策看取戦に向かう黒子

そして、

木原幻生を追う食蜂

という3つの場面が同時並行で動くわけでしょ。

しかも、多分、警策と幻生については、それぞれがそれぞれに、美琴の雷神化を試みた個人的な動機があるはずで、その解明のやり取りをする中で、対美琴戦が盛り上がるはずだから。

これで面白くならないはずがない。

警策について、使い捨てのクローンを作ってきた学園都市、というか、アレイスターに対する叛逆、ということだろうし、

幻生については、単にレベル6を見てみたい、というだけかもしれないけれど。

ただ、クローン計画の遂行の裏には、木原一族も当然関わっていたわけだから、どうして警策が幻生と組むことになったのかは、ちょっと気になるけど。

でも、それもおいおい、明らかになるのだろうな。


でも、今回のベストシーンは、こうした戦闘シーンや探偵シーンではない。

そうではなく、明らかに、あの上条さんを見つけたときの、みさきちの喜びようだよね。

この「みさきちと上条さんの過去」については、『新約・禁書11巻』を見てもらうしかないわけだけど、

ざっくりいえば、みさきちも、実はかつて上条さんに救ってもらった側の一人であり、当然、もう、上条さんラブ!超ラブ!!になってしまっているわけだけど、

みさきちにとって不幸なことに、その過去の事件で、どういうわけか、上条さんはみさきちのことを記憶することができなくなってしまった。

つまり、みさきちは、常に上条さんと出会うと、初対面から始めなければならない。

まぁ、不幸なんて言葉では済まないほど、みさきちにとっては絶望的なわけだけど・・・。

でもだからこそ、『新約・禁書22リバース』という事件も起こるわけだけど。

まぁ、そちらは、とにかく禁書の原作の方を見てもらうしかないけどね。

でも、そんな背景を知ってから見ると、とにかく、上条さんに見惚れるみさきちが、本当に切なく見えるわけで。

それをあんなに「気丈にも」美琴の救出策だけを上条さんに伝えるのだから。

ホント、切ない。

でも、とにかく次回は、そのみさきちが、今回の悪事の首謀者である幻生を問い詰めるところから始まるのかな?

ともあれ、いやー、こういうふうに物語が加速するのは、やっぱり楽しい。

次回が楽しみだ。

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Re:ゼロから始まる異世界生活 新編集版 第18話『ゼロから』感想:改めて見たらウェブ連載の6章までレムが眠り姫になっている理由がわかってしまった!

2020-04-09 18:04:25 | リゼロ
新編集版、最終話を見てから、遡る感じで見直していたのだけど、やっぱり、この18話は、凄いな。

完全に、スバルとレムの二人芝居なのだけど。

最初に見た時もすごいと思ったけど、その前の17話までがあまりにも陰惨でもう一度見たいと思わなかったので、ずっと放っておいたのだけど、いや、まぁ、ほんと、すごいや。

なんていうか、ホント、二人芝居だものね。

もちろん、この二人のやりとりについては、最後に彼ら自身が口にしているように、スバルに告白したレムがその場で拒否られたにもかかわらず、そのレムの気持ちを利用して、スバルが、彼の想い人であるエミリアを救うのに手を貸してくれ、とレムにお願いする、という、もうとんでもなく鬼畜なやりとりなのだけど。

ただ、そのスバルの「都合のいい」願いを、このレムは躊躇せず、むしろ喜んで受け入れてしまう、という。

まぁ、ほんとにすごい。

ただ、改めて一歩引いたところから見ると、こんな主人公にとってウルトラ都合のいいヒロインが現れるから「なろう」って受けてるんだろうなぁと思う。

だって、あのレムって、いわば『エヴァンゲリオン』の綾波でしょ?

絶対的に主人公を抱擁して話さないという、母のポジションをとることで、完全にマウントするのだから。

でも、だからこそ、レムって、この直後の白鯨戦での勝利を境に、本編から事実上、退場させられたのだな、とよくわかった。

いや、このレム、あまりにもスバルにとって都合良すぎるから。

というか、読者、というか、オタクの願望がダダ漏れすぎていて、気持ち悪いくらいのレベルに達しているから。

まぁ、だからこそ、レムは綾波レイなのだけど。

多分、あのままレムをスバルの横においたままだったら、スバルは碇シンジくんと同じく、成長のできない袋小路にハマってしまうからだったんだろうな。

実際、レムが眠り姫になって以来、スバルには、エミリアを王にするという目標以上に、レムの眠りを覚ます、というか、そのためにレムの記憶を取り戻すための術を探る、そのために大罪司教たちを倒す、という大きな目標ができたから。

実際、レムの復活こそが、4章以降のリゼロの大きな目標になっているでしょ。

ポイントは、レムの復活、という目標が、スバルだけでなく、エミリアを含めたスバルの周りにあつまった仲間に共通の目標となっていくから。

その後の物語の駆動要因になってしまっている。

その意味では、レムは、スバルに呪いをかけただけでなく、リゼロという物語自体にも呪いをかけてしまったわけで。

それもこれも、この『ゼロから』のレムがスバルに対して示した、圧倒的で無条件の包容力のなせるわざだったということ。

何気なくこの回を見直してしまって気づいてしまったのがこれだった。

だって、スバルは、レムが眠り姫になって以降、一応、自分自身に戦う術を持つようにする一方で、仲間たちのパーティとしての戦闘力の向上にも努めているのだもの。

あのスバルの頑張りは、でも、横にレムがいたら、絶対なされていないよね。

少なくともあの密度では。

ということで、レムは、リゼロの物語の扇の要であることがわかってしまったのだった。

だって、6章とか、もはやエミリアですら、スバルチームの戦闘員の一人でしかなくなっているからねぇ。

それくらいのレムの存在感が増してしまった、ということで。

裏返すと、レムの復活は、物語的には、終盤の始まりになるってことだよね。

なぜなら、もはやレムが復活してもスバルが依存しないでもすむくらい、スバルが成長している、ということを物語が保証している、ということだから。

つまり、カンストした能力を使って、リゼロ世界の本当の謎、死に戻りの謎、ステラの謎に、迫っていく、ということだと思うので。

実際、スバルは、あの白鯨戦の後から、ペテルギウスの見えざる手をはじめとして、大罪司教の能力をどんどん奪っていくわけだから。

完全にチート。

ということで、作者にはぼちぼち6章を完結させてほしいなw

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Re:ゼロから始まる異世界生活 新編集版 最終25話 新カット『竜車でのひと時』感想: わかっていたことだけど、やはり心が締め付けられる……

2020-04-08 20:09:04 | リゼロ
「スバル、レムって、だれのこと???」

うん、わかっていたことだけど、この一言はやっぱりキツイ。

実はリゼロの原作って、この最終話のパッピーエンドを見終えたところからウェブ版に突入したので、ホント、キツかったことを思い出した。

第1期の放送当時、後半のレムの、若干(かなり?)ヤンデレの入ったスバルへの熱愛ブリを含めて、スバルはうざいけど、話は面白い!、ということになっていたのだけど、最終話が終わって早々に

でも、レムってこのまま退場だぜ、

って知って、は?って思っていたものね。

だから、2期をやっても、レム人気では引っ張れないよ、と。

いや、ほんそれ。

だって、レムって、このあと、ずっと眠り姫のままだからね、ウェブ版の今に至るまで。

まぁ、それでも、2期を始めるには、ここから始めるしかないわけで、とうとうやってしまった

「レム、誰?」

しかも、ここまでやって2期の開始は、結局、7月以降なわけでしょ?

このお預けは厳しいよね。

もっとも、むしろ、絶好の2期のティザーになったとも言えるわけだけど。

で、この「レム、誰?」の新カットがあると聞いて、この新編集版の最終話を見ながら、1期の後半を見直したのだけど、

やっぱり、白鯨戦から「怠惰」を倒すまでの終盤の追い込みは、大したもの。

特に、白鯨戦はちゃんと戦闘の詳細を、流れを途切れさせずに描ききったのはすごい。

当時、分裂した複数の白鯨が夜空を泳いでいる様子を見上げたカットと見て、あー、これ、やばいわー、って感じたものね。

うん、演出もセリフの載せ方も、白鯨戦はとても良くできていた。

今見返すと、リゼロは、よくできてたな、と思う。

なので、このまま、たしかに2期を見たかったなぁ。

ちゃんと2期が始まることを願う。

それとともに、原作も、そろそろレムを復活させて、スバルがこの世界の召喚された理由やらなんやらについて、ちゃんと明かしてほしいかな。

ぼちぼち広げた風呂敷を畳んで、物語の終結を図ってほしいところ。

その点では、「死に戻り」は、物語的にはちょっと便利すぎるツールで、下手をすると、いくらでもループを回せてしまうからね。

4章以降、その「死に戻り」の過剰さにさすがにイライラさせられるので。

特に、今やっている第6章(『記憶の回廊』)については、明らかにさせすぎw

ということで、2期だけでなく、原作も巻きを入れてほしい。

それもこれも、結末を楽しみにしているからなのだけどね。

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炎炎ノ消防隊 第214話 感想: 災害対策にテロ対策と意外とテーマは現代的だった?

2020-04-08 17:06:30 | 炎炎ノ消防隊
久しぶりに見たら、なんかいつの間にか、大怪獣戦線が繰り広げられていた。

大災害の前兆、というか、前段階、ということだけど、ということは、ようやくこの作品も終結に向かう、ということでいいのかな。

いつの間にか、ショウは教団を抜け出して、兄シンラをフェアリーの魔手から奪還する方に廻っているし。

ここに来て、敵味方の配置も微妙に入れ替わっている、ということかな。

ともあれ、前に火華大隊長が見抜いたように、この世界は、アドラバーストからの侵食を受けている、ということだから、それを誘導する教団と、その他人類、という構図になったときは、後者は、もう一致団結するしかない、ということなのだろうな。

まさに、大災害の前には、日頃の争いなど小事にすぎず、なぜなら、大災害を克服しない限りは、そもそも全滅だから、という理由で。

正直、コロナウィルスで緊急事態宣言なんてものまで出されているタイミングでこの話って、正直どうなの?とも思ったりするけれど・・・ね。

とりあえず「天照」の中の人?と、シスターの外見がそっくりなのは、この先、物語の大逆転における鍵となるのだろうか?

ともあれ、こうなると、この漫画における「消防隊」とは事実上、自衛隊のような、専守防衛の組織だった、ということなんだろうな。

それが、大災害が引き起こされることを聞きつけて、事前に防衛策を取ろうとしていたために反逆罪に問われていた、ということで。

でも、それって、要するに、教団による大災害が一種のテロリズムの実施のようなものであって、だから、それはむしろ、テロの殲滅と同様、予防戦闘が正当化される、という理屈に乗っ取っているのかな。

ということで、ここに来て、アドラバーストという異世界やその侵略という設定はさておき、描かれているテーマは、意外と現代的だったんだな、と気づいたりして。

ただ、そう思うと、あの浅草の描写とか、無駄に昭和テイストな日常造形は、物語全体の現代性を見えにくくする煙幕にしかなっていないのは残念。

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プリンセスコネクト!Re:Dive 第1話『冒険の始まり~夕焼け空にきのこのソテー~』感想: 確かにちゃんと冒険をする?『このすば』だったw

2020-04-07 16:19:58 | プリコネ
なんとなしに、なんの予備知識もなく見たのだけど、ホント、『このすば』の上位互換w、という感じがして笑えたw

第1話だから、それくらいしか感想らしい感想はないのだけどね。

でも、まさに『このすば』的な、バカバカしいものが最近ないなぁ、と思っていたところだったので、このプリコネRは、その意味ではどストライクw

バランスがいい。

てか、監督が、そのものズバリ『このすば』の人だったのね。

で、今知ったけど、さらに『これゾン』も監督してたのね。

だったら、なんというか波長が合うのもわかるw

しかも原作はソシャゲなのか。

ここのところ、FGOとかマギレコとか、ソシャゲものとはどうも食い合わせがなんか悪いなぁ、と思っていただけに、それもちょっと新鮮。

まぁ、要は、ただでさえ多くなりがちなソシャゲのキャラを、どう絞り込んで、その上で、この世界がどれほど魅力的か、というのに集中するかということなのだろうけど。

それには、適度にギャグを挟めるセンスがあるほうがいいってことだよね、きっと。

ということで、まずは2話以降、どう物語が転がっていくのか、そして笑かしてくれるのか、に期待したいw

そうそう、冒頭で、主人公のユウキがこの世界に放り出されるに当たって、天上から雲を抜けて地上に落ちてくる、という絵は、なにげに降下の爽快感と、この世界の壮大感を示す演出としてはうまいな、と思った。

単純に、なんかワクワクさせられる。

ああいう映像的なアクセントが適宜あるのはいいね。

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ぼくたちは勉強ができない 第154話 『[x]=機械仕掛けの親指姫編④』 感想: 恋愛ゲームとして理珠編は、淡々と物語は進んでいく…

2020-04-06 17:16:36 | ぼく勉
うーん、なんか、あまりひねりもなく、淡々と理珠編は進んでいくね。

結局、無人島に流されてましたネタを素直にやっているだけで。

むしろ、活躍しているのは、ぶっちぎりで関城だよね?

しかも、100%、身体をはってw

無人島(岩?)にまで一人でボートを漕いでレスキューに来るくらいだし。

関城のテンションの高さにドン引きせざるを得ない、というか。

理珠編って、実は関城が主人公じゃないの?と思うくらい。

まぁ、成幸と理珠だけだと、どうしても辛気臭くなるだけだし。。。


でも、ということは、やっぱり成幸と理珠の組み合わせではラブコメとしてはうまくいきにくい、ということだよね。

二人ともボケているところがある点で、キャラも被っているし。

ということは、マルチエンドのパラレルワールド展開、というのは、実際にやったらやったで、さすがにイタイなぁ…、と思うしかない組み合わせも出てくるということで。

ホント、この理珠編は、関城と幽霊がいなかったら、テンポ悪くてしかたなかっただろうし。

成幸と理珠が「ゲーム」をしていることは、文乃とうるかも最初から気づいている、という設定で、そうすることで、二人の干渉も早い段階で排除していたということだし。


うむ、なかなか難しいねぇ。

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