BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

知性間戦争(5) ― ムタシーナの正体は誰? ユナイタル・リングの開発者は誰?

2020-09-25 15:57:39 | SAO/AW
その1その2その3その4、からの続き)

どうやら、ムタシーナの正体は、神邑樒みたい。

というのも「ムタシーナ=Mutasina」というアルファベットを後ろから並べ直すと、

anisatum

となって、これ、そのままググると「Illicium anisatum」という学名の植物が出てくるのだけど、これ、日本語だと、まんま「樒」なんだよね。

さすがに、ここまであからさまだと、これで、ムタシーナが神邑樒ではない、というのはないだろうね。

で、そうなると、あとのムタシーナの、他のプレイヤーを圧倒する能力は、ユナイタル・リングというゲームの実装をした者たちの開発チームのそばに、神邑樒が属していることを表していると思っていいのだろう。

となると、ユナイタル・リングを実装した企業はカムラということになるのだろう。

あるいは、カムラに属する開発者グループによるもの。

で、そうなると、なぜカムラが?ってことになるのだけど、カムラって初出は映画の『オーディナル・スケール』なんだよね。

その時、カムラでオーグマーの開発をしていたのが、東都工業大学の重村徹大教授。

その重村研の門下生が、茅場晶彦、神代凛子、比嘉健。

ちなみに、『オーディナル・スケール』の最後で、重村教授もまたラーズに迎えられていた。

・・・ということを考えると、星王キリトと、そのフラクトライトをもつ比嘉健、それに、星王キリトが接触を果たした茅場AIがタッグを組んで、カムラを動かした、というのがありえそう。

なぜなら、茅場亡き後、SAOを引き継ぎALOを運営しているレクトとカムラは競合企業だから。

で、ユナイタル・リングって、茅場がキリトを通じて世界にばらまいた「ザ・シード」規格のVRゲームを強制的に「ユナイト」させたものだから、さすがにALOの運営元のレクトが手を付けるとは思い難い。

となると、対抗馬としてカムラが浮上する。

そして、ユナイタル・リングという広大なゲームフィールドを作ろうというのは、星王キリトが構想し茅場AIが計画を練り、現実世界で手を動かしているのは比嘉健、ということだろうから。

そこで、資金や機材のスポンサーとしてカムラが浮上する。

で、そう考えると、アニメのWoU編17話で『オーディナル・スケール』のユナとエイジが登場したのも地味に意味があるのかもしれない。

なぜなら、ユナとエイジもアンダーワールドが実際にどんな世界であったかを体験しているから。

その経験がアンダーワールドの次の一手の仕込みであった可能性すらある。

だって、エイジはまだしもユナが重村教授と全く関係ないまま存在しているとは思えないから。

そして、ラーズには重村教授の姿は一切現れていなかったから。

でも、重村教授はアンダーワールドのことを、というか、ボトムアップAI開発計画である「アリス」を菊岡によって知らされていた。

それが単なるボランティアであるはずがないよね。

となると、菊岡は、ラーズでアンダーワールドを稼働させている間に、並行して重村と別計画をスタートさせる準備をしていた可能性もある。

その時の相手がカムラだった、ということではないのかな。

だから、むしろ、星王キリトと茅場AIと比嘉健は、その計画をうまく利用できると思ったのかもしれない。

まぁ、そのあたりは今後の展開次第だけど。

それに、ムタシーナ/神邑樒の思惑はまた別のところにあるのだろうけれど。


ここまでの話、まだまだいろいろと広がりそうなので、続きはまたの機会に。

当然、知性間戦争とも関わる話だし。

(たとえば、知性間戦争 ― ソードアート・オンラインとアクセル・ワールドを結ぶミッシングリンク(その3)とか)。

ムタシーナ/神邑樒が率いる仮想研究会というグループが、アクセル・ワールドの敵役である加速研究会との接点もありえる。

なにしろ黒雪姫の容姿は神邑樒そっくりで、まず間違いなく黒雪姫の母は神邑樒のはずだから。

いやー、いろいろと繋がってくるねw

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第12話『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 感想: まさかの八幡ハーレムエンドで、逆にここまでの道のりの長さを実感した!

2020-09-25 11:40:33 | 俺ガイル
いやー、なんかもう、ありえないくらいキレイな締めでビックリだよ!

だって、最初は、それこそ学校の隅っこにあった隠れ家のような教室にあった奉仕部なのに、終わるときには、学校公認で、人が頼りにして集まるところになってしまったのだからw

で、最後に、あの結衣による雪乃への挑戦的wな、でも私たちの友情「も」変わらないからね!ってなるための「相談もどき」が持ち込まれての終わりなのだから。

しかも、その結衣と雪乃を様子を見つめる八幡の後ろには、いろはすと小町が控えているのだものw

なんだーこれー、幸せすぎるじゃん!八幡!って感じ。


にしても、やはり本気を出したCVはやみんの雪乃の破壊力はすごすぎる。

もう完全に、どこの深窓の令嬢だよ、おまえ、って感じだからなぁ。

あれは、まぁ絶対ヤンデレになるほうだけどw

てか、すでに実家が、雪ノ下母が、八幡にマウントを仕掛けてきているのが末恐ろしいい。

あれで、下手に雪ノ下母に気に入られて婿養子にでもなったら、八幡、一気に千葉の政界の首領に躍り出るじゃないかw 社交界デビューじゃんかw 

なんか、この魑魅魍魎の住む旧家に絡め捉えながら、それに抗いつつも暗躍する八幡、というのを見てみたい気はするがw

なんたって義姉ともすでに通じているしw

いやー、雪ノ下家、怖い怖いw


しかし、いろはすも上手いポジション、とったよね。

小町の登場で、というか小町を舎弟にすることで、いろはす自身が、すっかり八幡の妹ポジションに収まることができたし、そもそも今後は、小町経由で八幡のプライバシーは津筒抜けになるし。

むしろ、いろはすからしたら、将来を見据えて八幡をキープしました!って感じでしょ。

てか、そもそも高校生のときの初恋が将来まで続くなんて、いろはす、微塵も信じてないだろうしw

そういう意味で、小町のゲットは大きい。

てか、結衣と小町といろはすの3人でセットになっておけば、結衣の八幡に対する恋路のことをネタにしながら、小町から八幡の個人情報、いろはすも聞き出すことができるだろうしw

いやマジで、いろはす、策士!

で、小町は小町で、いきなり生徒会長ゲットだぜ!、校内政治の地雷のありかも掌握だぜ!って感じで、安定した高校生活を送れそうだしw

てか、間違いなく、いろはす政権の次は小町政権だよねw


なーんか、こんな具合に、八幡のまわりが、いい意味で、腹黒いwハーレムで終わっていて、なんとも『俺ガイル』らしいw


ていうかさ、多分、結衣だけが、まだ、彼女のやりたいことが曖昧なまま、最終回を迎えてしまっているから、今度は逆に、一応、八幡と雪乃が付き合っていることを前提に、結衣の物語が始まってもいいところだよね。

もちろん、八幡が、いや、やっぱり雪ノ下、めんどくさすぎ!、ってことになるのも含めてねw

一応、作者的には、そのあたりのリアリズムについては、静の言葉を通じて、八幡、ならびに読者に釘を差しているけれど。

にしても、

「共感、なれあい、好奇心、憐れみ、尊敬、嫉妬」のすべてを一人の相手に感じてしまったら、それを「好き」という言葉で表すのはどうにも足りない、

というのは、けだし名言、というか、この物語を象徴するような洞察だな。

そう言い切ることで、「好きって、どういう気持か、わからないよー!」って駄々をこねて終わる文系男子や文系女子の、はやる気持ちを鎮めるのだから。

そういう意味では、雪乃の面倒臭さも、八幡のややこしさも、このあたりのぐちゃぐちゃしたものを全部表すために、まずは必要だったってことなんだろうな。

結衣は、そうした自分のややこしさにまだ直面していなかったってことで。

いろはすは、逆に、そのことには気づいているけど、彼女の場合、そのパンドラの箱を空けたら何がでてくるか、わからないから、一緒に空けてくれる人を待っている、ということだったんだろうな。

なので、そういう意味で、まだ結衣やいろはすにも、ヒロインになるチャンスはある。


できれば、作中時間もしばらくあけて、そうした話に行ってもいい気はする。

大学生編と、新人社会人編とかでもいいし。

てか、もともと八幡たちは、キャラの配置や成熟度が社会人級だったし。

いろはすと小町が語り手の、つまりは主人公の話でもいいし。

そんな感じの搦め手から続編?スピンオフ?とか、期待したいよね。

ともあれ、終わってみれば、嘘みたいなハッピーエンドで、もうこれは笑うしかない。

もっとも、始まりがあれだけ底辺からだったのだから、なにをやっても上へ上がっていくしかなかったと思うけれど。

赤裸々な青春日記を読まされた、そんな感じだったw

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Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd season 第37話『魔女たちの茶会』 感想3: スバルがエキドナに提案された契約って実質的な奴隷契約だよね?

2020-09-25 00:03:36 | リゼロ
感想1感想2から続く)

契約の説明をしている途中でミネルヴァをはじめとした他の魔女たちが乱入してきたために有耶無耶になってしまったけど、

第37話でエキドナがスバルに提案していた契約って、要するに、どんな状況でも、スバルに可能な限り死んでもらって、世界を構成するある条件が変わったら、その世界はどう変化するのか、ぜーんぶチェックしていく、というものだよね?

要は、ゲームで用意されたルートを全部虱潰しにチェックしていくタイプの「死に戻り」の酷使。

しかも、ゲームと違って、実際の世界は、どこに分岐点があるかなんてわからないから、どこでスバルが死ぬべきか、検討をつけるのは全てエキドナの恣意的な判断による。

というか、エキドナの気分次第w

つまり、ある実験システムがあるとして、その実験を構成するパラメータ群のとりうる組み合わせを、一個ずつ全部試すタイプの契約。

実際、そのようなパラメータの切り替えは、スバル自身、死に戻りを通じて、何度も繰り返しているわけだけど、スバルの場合は、あくまでも「最善の道」にたどり着くために死に戻りを選択している。

でも、エキドナの望むのは、最善の道を可能な限り少ない試行で見つけることにあるのではなく、とにかく「全探索」をすること。

つまり、解決ではなく、可能性の全追求。

それをスバルにさせるのだから、これ、事実上、スバルはエキドナの奴隷になるようなものだよね。

しかも、死に戻りの繰り返しで、誰かは死んだままになるかもしれない。

それに、聖域の試練2であった「「ありうべからざる今を見ろ」で、スバルが見せられたように、どうやらスバルの死に戻りは、その都度、スバルが死んだ世界がそのままあとに残されるらしい。

シュタゲみたいな世界。

なので、自分の都合で、不幸な世界が残されることも、スバルは背負わなくてはならない。

もちろん、それら残された世界を全部観察して、エキドナは、それら世界間の関係の法則をなにか見出すのかもしれないけれど。

でも、その知識を得ることと、スバルが可能な限り最短で最善の世界に至るパスを見出すこととは、多分、全然一致しない。

てか、スバルは狂っちゃうよね、そんなことしたら。

で、そうした「甚大な不幸」の可能性を、ミネルヴァたち他の魔女たちは、それまでの腐れ縁的関係から、わかっていたということだよね。


で、問題は、どうやら6章までいくと、スバルは、前世?で、魔女たちと面識があったようなんだけど、そうすると、そのスバルの前世?の匂いがしたから、ミネルヴァたちはみな、エキドナのお茶会に集まってきたのかな?

そのあたりのヒントになりそうなことがわかるといいのだけど。

にしても、エキドナは最悪の実験者だな。

完全にブラックな契約wをスバルと交わそうとしていたのだから。


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知性間戦争(4) ― 『アクセル・ワールド』は「知性間戦争の成れの果て」の物語?

2020-09-24 23:18:28 | SAO/AW
このエントリーの、その1その2その3で見てきたように、SAOにおける「知性間戦争」を語ろうとすると、勢い、アクセル・ワールドのことばかりに触れることになる。

その理由は、SAO本編ではまだ、知性間戦争については、明示的に何が起こるのか、その徴候すら描かれていないから。

対して、AWでは、ブレイン・バースト2039という世界の謎の鍵をにぎるものとして知性間戦争が、すでに何度も言及されている。

結局のところ、『アクセル・ワールド』という物語は「知性間戦争の成れの果て」として描かれた世界、ということになる。

いわば、アクセル・ワールドは、スターウォーズにおける最初の3部作(エピソード4から6)にあたる。

一方、ソードアート・オンラインは、なぜダース・ベイダーは誕生したのか?という前日譚を描いた、いわゆる「プリクエル」(エピソード1から3)に該当するというわけだ。

その結果、現状において知性間戦争について触れようと思ったら、勢い、アクセル・ワールドについて話さなければならなくなる。

それゆえ、知性間戦争は、SAOとAWの間をつなぐミッシングリンクという位置づけになる、というか、ならざるを得ない、という次第。


ということで、すでに、その1、その2、その3で、触れたものも含まれるけれど、AWの中で知性間戦争ないしはSAOの世界を想像させるネタを思いつくままに挙げておくと:

●「フラクトライト」や「心意」というSAOアンダーワールドに登場した言葉が登場する。

●AWのニューロリンカーは、SAOのソウルトランスレーター(STL)の発展した技術であることが明示されている。

●ニューロリンカーの開発会社はSAOに登場したレクトとカムラ。レクトはアスナの実家が経営する会社、カムラは、黒雪姫(AWのヒロイン)の実家が経営する会社

●アスナの通う高校に、黒雪姫に容姿のそっくりな神邑樒(かむらしきみ)が転校。

●アスナと神邑樒がもともと通っていたエテルナ女学院は、黒雪姫とその姉も通っていた学校。

●黒雪姫のアバターであるブラックロータスの剣技の名には「スターバーストストリーム」のように、キリトがアインクラッドで身につけた剣技と同じ名前のものがある。

●その剣技を黒雪姫に伝授した師匠であるグラファイト・エッジの流派は明陰流(アインりゅう)。これは、多分、アンダーワールドでキリトがユージオに教えたアインクラッド流のもじり?

●グラファイト・エッジが黒雪姫に与えた「SSSオーダー」というハッキングソフトに浮かぶ紋章は、星王キリトの紋章と同じ図柄。

●このようにグラファイト・エッジというアバターはどうにもキリト、それも星王キリトの関係者臭い。ただし、作中では《同位体》というカテゴリーに置かれるといわれ、これも星王キリトのコピーっぽい印象を与えている。

●黒雪姫は、神邑姓の母の卵子と父の精子から生まれた子だが、人工子宮で育てられ、その時点で、《魂の複製実験》の被検体として、魂を第三者のフラクトライトで上書きされている。さらにうなじに、生年月日(実際には人工子宮から出た日)である「20320930」の数字とバーコードが記されている。この「9月30日」はアスナの誕生日でもある。


・・・という具合。

以前は、AWとSAOの関係はパラレルワールドである、と言われていたのだけれど、これほどまでに両者の間を直接つなぐ情報が次から次へと開示されると、さすがに両者の間にダイレクトな関係がない、というのはもはや無理だと思う。

作者の当初の目論見は、物語が進むうちにいつのまにかなかったことになるw

それは、当初は、アインクラッドのパラレルワールドのやり直しと言われていた『プログレッシブ』の内容が、直接、ユナイタル・リング編で言及されたりしているところにも見て取れる。

もちろん、それでもなおパラレルワールドであるといる可能性があるとすれば、それは、SF的には半ば禁じ手だけれど、アクセル・ワールドはSAOの登場人物、あるいは誰かのフラクトライトが見た夢、すなわち「夢オチ」だった、ということくらいではないか。

でも、AWがSAOの中で見られた夢とわかった時点で、AWの物語のほとんどが茶番になるので、そのときの炎上ぶりを想像すると身震いしないわけにはいかないw

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Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd season 第37話『魔女たちの茶会』 感想2: 7人の魔女が勢揃いする第38話が今期の最終話。そしてエキドナが諸悪の根源!

2020-09-24 14:21:58 | リゼロ
リゼロ、今期、もう1話、残っているらしい。

いやー、勘違いしていた。

(なので、37話の感想1も、そういう風に見直して。)

感想3も加えました)


でも、そうなると、37話の最後に、エキドナの「魔女のお茶会」にサテラが登場したところで終わっていたのも納得。

次回、7人の魔女の間での争い、というか「サテラvs残りの6人の魔女」の争いがひとしきり描かれた後、スバルは現実の世界に戻り、再び、このクソみたいな聖域の攻略にむかう、ということで。

そういう意味では、37話で明らかになったように、要するに、この4章のもろもろの問題の諸悪の根源はエキドナということだよね。

聖域をつくったのもエキドナ

だから、試練をつくったのもエキドナ

リューズたちをつくったのもエキドナ

ベアトリスをつくって、図書館で待ちぼうけさせたのもエキドナ
(ついでにパックをつくったのもエキドナ)

ロズワールをあんなふうにサイコにしたのもエキドナ

で、そのロズワールがエルザとメイリィを使って邸宅を襲わせた張本人で、目的はスバルの死に戻りを使って、なにかを成し遂げようとしているけど、それも十中八九、エキドナが絡んでいるとみてよい。

大兎とかでてきて、それは暴食の魔女がつくった化け物だった、というエキドナが教えてくれた情報も、間違ってはいないけど、ミスディレクション。

そうすることで、スバルの疑念がエキドナに向かわないようにしていた。

それだけでなく、スバルに自分は協力者足り得る存在だと思わせようとした。

それを天然で、呼吸をするようにしてしまうのが酷い。

その意味では「強欲」、極まりない。

きわめてたちの悪い存在。

知識欲が旺盛という点から見ても、エキドナって、一種のマッドサイエンティストだよね。


なので、とにかく4章の攻略には、このエキドナが、意識的かどうかを問わず、貼ってしまった「悪意の網の目」をどうやって崩していくか、だよなぁ。

あとは、ロズワールの真意を聞き出すこととか。

ロズワールにしても、ベアトリスにしても、彼らの破壊力を利用しないことには、力のないスバルには正気がないだろうし。

あ、そうそう、ガーフもさっさと仲間にしないとだねw


しかし、嫉妬の魔女サテラを筆頭に、魔女って、ホント、性悪だよなぁ。

そうすると、相対的にミネルヴァあたりがいい魔女に見えてしまうわけだけど。

でも、魔女に良い魔女なんていない、と思ってかからない、容易に足元をすくわれるってことが、今回の教訓。

スバルは彼女たちの仲の悪さに救われたわけだw

なんともひどい話だな。

でも、この徹頭徹尾、胸糞悪い展開が、リゼロの真骨頂なんだよなぁ。。。w


感想3へ)

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劇場版『冴えない彼女の育て方 Fine』 感想: これは「2次元への愛」のあり方を「3次元での愛」を踏み台にして描ききったラブコメの傑作!

2020-09-24 11:45:37 | 冴えカノ
ようやくブルーレイになったので、『冴えカノ』の最終章を見た。

いやー、よかった!

前から期待していた、恵の「メインヒロインルート」は、あぁ、そうそう、こういうのを見たかったんだよ!ってとても強く思ったw

普通だけど、業の深い女子っているよね、ってw

でもさぁ、そもそも『冴えカノ』って物語は、もともとメタフィクション的要素が強くて、たしかに英梨々にしても詩羽先輩にしても、ゲームやラノベの中からいるよね、というテンプレ・キャラなんだよね。

だから、その2人に重度のオタクの倫也がとにかく惹かれる、というのは、ホント、ただのオタクの習性が投影されているだけのことで。

その確信的に2次元的キャラとして設定された英梨々と詩羽先輩と、もとから現実世界で隣りにいてくれる3次元の恵は、だから、設定の段階で、異なる次元の存在として、すでに描き分けられていたわけで。

その根本的な初期設定の違いが、この映画版では非常にクリアに描かれていた。

いや、もっとざっくり言えば、要するに、英梨々と詩羽先輩は2次元の世界の創造神キャラで、その2柱が倫也の前に現界して今いるのだ、という方が正しい。

だから、仮に、倫也が恵と恋仲になっても、倫也は、いつまでも英梨々と詩羽先輩のことを、愛すべきキャラクターとして追い求め続けることができるし、そこは実は物語の始めから全然変わっていない。

つまり、倫也は、最初から、求め恋い焦がれる対象として捉えるという意味で、英梨々と詩羽先輩のことを「愛して」いたんだよね。

だから、この劇場版の中で変わったのは、そうした倫也と英梨々&詩羽先輩の関係のあり方にようやくきづくことのできた恵の方だったってことで。

つまりは、一般人代表が、オタクの持つ「キャラへの愛情」を理解し受け止めることができた、ということ。

その「2次元キャラに向ける愛情」と「人間である自分=恵に向ける愛情」は両立しうるものである、ということに、恵が気づくことができた、という話。

同時に、倫也もそのことを自覚したという話。

なので、倫也と恵は、最終的に付き合って、婚約まですることになる。

それだけでなく、恵は、倫也の「創造のパートナー」として彼の傍らに立ち続けることを選んだ。

まぁ、要するに、加藤ちゃんは倫理くんに感化されちゃったんだよ、染められちゃったんだよw

でも、一旦染められちゃったら、2次元への愛と3次元への愛は互いに独立して共存しうるものとして認めることができる、ってわかってしまったら、英梨々と詩羽先輩のことを、恵も許せるようになってしまったってことだよね。

だって、英梨々も詩羽先輩も、かしましい妖精さんでしかないからw

で、そんな創造神で妖精さんである英梨々&詩羽先輩からすれば、今度は倫也を、同じく創造神の世界に引き寄せてしまえば、その中でいくらでも(それこそ恵公認でw)、彼との間で愛を交わすことができる。

だから、倫也は最後の場面で、高校時代のようなプロデューサーではなく、ゲームの「シナリオライター」になっていた。

彼もまた、英梨々や詩羽先輩と同じ「創造神」の地平に立つことを選んだわけで。

で、恵は、その創造神の活動を現実世界から支える「ディレクター」を引き受けることになった。

なので、これは、事実上、倫也が、3次元で恵を、2次元で英梨々&詩羽先輩の、都合3人を嫁にした、ということに等しい結果なのだ。

いやー、素晴らしい構図だね。

ここまで、美しく「2次元への愛」を描くことのできた作品ってないんじゃないかな。

しかも、ちゃんと「3次元での愛」を踏み台にして、そことの関係性までちゃんと明らかにした、という点で。

マジ、傑作だよ。


で、そのためにも、この劇場版、というか『冴えカノ』という物語で大事だったことは、倫也が、コンテントを消費するだけのヌルオタではなく、みずから作り手になろうとするキモオタであることが、極めて重要だったことになる。

創ることで、初めて2次元への愛は完成する、ということ。

そうした作り手たちの「創造に向けた情念」、すなわち妄想を、失わせてはいけない、というもので。

要は、「欲望せよ、されば与えられん」ってことで。

その一点で、この作品は、2010年代以後の、ソシャゲで課金されて巻き上げられることが楽しいと思う程度の新興のヌルオタたちを徹底的に批判している。

で、作中でのそうした批判者の急先鋒が、紅坂朱音なわけで。

彼女が倫也に対して、オナニー、オナニー、と連呼するところは、さすがに苦笑せざるを得ないわけだけど、でも、あの場面が、この作品の、映画だけでなく、全物語を少チョするアルファでありオメガであった、ということだよね。

創造とは、自らを愛撫するオナニーであって、それをとことん徹底せよ!ということで。

あの紅坂朱音は作者・丸戸史明の分身だよね。

いやー、丸戸史明、マジで業が深いw

でもその分、この物語の細部まで、心地よい緊張感を伴いながら見ることができる。

そして、「2次元への愛」を理解してくれる3次元の恋人、最後にはパートナーとなった「加藤恵」がどれだけ、作者の妄想の結晶であるかもw

でもこれもまぁ、一種のオタクバッシングに対する内省から生まれた、理解ある3次元の女子、ということで。

うーん、深いなぁ。

多分、多くの自称キモオタの心を、そういうフレーム=妄想が揺さぶったからこそ、結構なヒットになったのだろうなぁ、と納得。

で、よく見たら、この劇場版って、公開は去年の10月だから、もう1年も前のことなのだけど。

でも今書いたように、そこで表されていることが、2次元への愛、つまりは、およそ人間の創作物である人工物にはすべて当てはまる愛のことを扱っているから、全く古い気がしない。

だって、要するに、芸術全般に対する愛のことを扱っているのだから。

で、その芸術愛には、勇気を奮って自ら「創造」の世界に踏み入ることが不可欠だ、と言っているわけでしょ。

いやー、マジでこれ、傑作じゃないかな。

もっと称賛されて然るべき作品であることに気がついた。

マーベラス!!!

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デカダンス 第12話『decadence』感想: 結局、勢いで押し通しただけの凡庸な終わりだった、はぁ(ため息)。

2020-09-24 01:03:30 | Weblog
うーん、なんか、最後は、みんなの力を結集させてオメガを倒そう!、システムに抗おう!・・・で終わってしまった。

デカダンス、もとい、カブダンスw、パーツを集めてるから、てっきりロボになるのかと思ったら、ただのドリルだったし。。。

カブラギが最後に力尽きて倒れてしまった・・・って思ったら、3年後!にバックアップデータのあることに気づいて復活?させられたと思わせての終幕。

いや、ジルさん、さすがに、もう少し早く気づこうぜw

でも、きっとナツメが飛びつく前に、ミナトがカブラギに飛びついたのだろうけどw


ということで、おしまい。

結局、第2話の、サイボーグバレが一番もりあがったところで、後はごくごく普通の、

システムに抗え!
みんな仲良く!

だった。

いやー、ものすごい拍子抜けで脱力感がひどいw

最後のドリルを見ると、きっとグレンラガンみたいなことをやりたかったのだろうけど、うまくいかなかったね。

特に、最後、人間とサイボーグが共存する場面だと、あのデザイントーンの違う存在が一つの絵の中に収めるのは、お世辞にも見やすくない。

というか、みにくい、みぐるしい。

ということで、2話の衝撃で、無駄に期待値を上げた結果、終盤のテンプレ展開にショボさが3倍増し!って感じの終わり方だった。

なんとも残念。

一体、なにをしたかったのだろう?

設定としても、キャラ造形にしても、物語展開にしても、奇をてらっているけれど、それは最初だけで、極めて凡庸なものだった。

がっかり。

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Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd season 第37話『魔女たちの茶会』 感想: 強欲の魔女エキドナは人の心がわからないボッチの怪物だった!

2020-09-24 00:08:10 | リゼロ
(注意:リゼロ、今期はもう1話、あった。でも、修正を加えると結構面倒なので、以下はそのつもりで読んで下さい。)

(訂正をを含めて、感想2感想3もアップしたので、そちらもどうぞ。)



******


そうかー、この魔女たちの茶会で、前半クールが終わりかぁ。 

まぁ、きりがいいとといえばいいけど、しかし、やっぱり最後に出てきたサテラが残りの6人の魔女たちに対して何をしでかすのか、このまま続きを見たかったなぁ。

1月まで待つのは辛い。

にしても、第2の試練の「ありうべからざる今を見ろ」、エグいなぁ。

特にスバルの場合は、死に戻りが、単に同一の時間軸を戻るのではなく、死に戻るたびに、スバルが死んだ世界が、そのまま残ったまま、平行世界化していくわけで。

それを知らされたスバルとしては、自分が死んだ後の世界にどれだけの不幸を残したのか、気にかけずにはいられないだろうし、それにどこまで責任を持てばよいのか、にも悩まざるを得ない。

もっとも、他人の感情を理解できないエキドナには、一切合切が、一種のシミュレーションのようにしか見えず、痛みも憐れみも発生しない。

そりゃ、化け物だよな、知識欲の塊の、強欲の魔女エキドナは。

それに懸想するロズワールというのも大概だけど。


あー、でも、お茶会に勢揃いした魔女の姿にすっかり気を取られてしまったけど、このお茶会があったからといって、この第4章の、聖域とロズワール邸の間に複雑にまとわりついた不幸の連鎖を紐解くヒントは、まだ得られていないよね?

つまり、前回までの、もろもろの死に戻りの不幸を正常なルートに戻す方法は、まだ見つかっていない。

それをどうするかが、第2クールの課題になるわけだ・・・

でもそれって、この1クール、なにしてたの?ってことにならない?

なんていうか、今回、ボーナスステージ的に、ラムを筆頭に、過去の名場面と過去の主要キャラたちがワンポイントで登場して、なんだか満足度は高いのだけど、でもそれすら、スバルじゃないけど、うまいこと、エキドナに視聴者も騙されたようなものだよね。

特に、レムの登場とか。

てか、やっぱりレムがいるとスバルの行動が孤独にならないのがいいな、と改めて思った。

もっとも、この4章をクリアすれば、ベティやガーフが、あるいはラムやオットーも、レムの立ち位置につくことになるのだけどねw

はやく、そうなってから後の、5章の物語を見たいのだけど。

それには、まだまだ時間がかかりそうだよなぁ。

魔女因子を得て、魔女の権能を使いこなすようになる鞭使いのスバルをはやく見たいのだ!

ともあれ、次は1月なのかね。

もう少し思いつくことがあったら、あとで書くかも。


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炎炎ノ消防隊 第236話 『再会』 感想: ようやくシンラとショウの兄弟タッグが始まる!

2020-09-23 12:23:02 | 炎炎ノ消防隊
とにかく今回は、8本目の柱に挑もうとするシンラのもとにショウが駆けつけた、ということに尽きる!

なにしろ、シンラのことを「救世主」とショウが言っているのだから。

よくわからないうちに、いつの間にか、タッグを組むにまで至ったってことで。

なので、お楽しみは次回から、ってこと。

その意味では、第4が8本目の柱の巨人?の攻撃が街の防衛を頑張ったこととか、

シンラがフェアリーの重力操作に翻弄されたこととか、は

全部、ショウが現れるまでの尺合わせだったことで。

間違いなく、ショウはフェアリーとリターンマッチを始めるだろうし。

ショウ☆ラブ!のアロウがどうショウをアシストするのかも微妙に気になる。

とはいえ、本命は、やっぱり、VSラフルス一世をシンラがどう戦うのか、だけど。

にしても、第8はいつになったら駆けつけるの?

アーサーはドラゴンとの再戦はないの?

ラフルス一世が登場したのだから、火華も現場に現れてもいい感じがするのだけど。

そのあたり、物語を単調にしないためにも、駆けつけさせてほしいところ。

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彼女、お借りします 第157話 『彼女と彼氏①』 感想:ないわー、ここで千鶴をレンタルってないわー!

2020-09-23 12:08:19 | かのかり
はーあ?

この期に及んで、千鶴を呼び出すのにレンカノとして予約を入れるかな?

完全に悪手だろ、和也って、頭がおかしいんじゃない?

これ、今まで散々言われてきた、主人公が気持ち悪い、を通り越して、ただの最低男でしかないだろ?

バイト先の店長の弁じゃないけど、これじゃ、ただの風俗、ないしは水商売の扱いのままじゃないか、千鶴が。

いや、映画を撮る前に小百合おばあさんが亡くなったのなら、レンカノとして呼ぶ出すしかない、というのはわかるよ。

でもさー、映画製作であれだけ互いに協力しあって、少なくともチームとしての友人にはなって、LINEの個人アカウントも使っていい間柄にはなったわけでしょ?

それをなんで、また、レンタルするかな?

それじゃ、前回の墨ちゃんの「お友だち」として励ましてくれたことを全然、わかってないじゃない?

いや、「レンカノ」という関係が原点だ、というのはわかるし、そのフレームで、強制的に顔を合わせる、というのはわかるけどさ。

でもなあ。

これ、作者自身が「レンタル彼女」という設定に囚われすぎでしょ?

なんだか、がっかりだよ。

やっぱり、この作品は、主人公がダメすぎる。

なんでここでホステスを追いかけるダメ男みたいなフレームにするかな。

映画製作は、それこそ大学の映研の先輩や部員を巻き込んで行った、女優・一ノ瀬ちづるとのやりとりだったわけじゃない。

当然、一ノ瀬ちづるは、本名でもあるわけで。

それを、小百合おばあさんが亡くなる夜に、病室の外でずっと待ってまでいたにもかかわらず、ここで「水原千鶴」にアプローチするかな?

そんな「ニセ・ペルソナ」を介してでないと話もできない間柄でもないだろうし。


とにかく、小百合おばあさんが亡くなってからの展開は、とにかくおかしい。

映画の上映は、どうしたの?

映画製作の一番の狙いだった、おばあさんが亡くなったことを、どうして、和也は映研の先輩に相談しないの?

今、和也が話している場面として描かれるべきは、バイト先の店長じゃなくて、映研の先輩でしょ?

それに、今回のルカちゃんにしたって、どうして今の今まで、小百合おばあさんが亡くなったことを知らないわけ?

彼女だって、一緒に映画をつくった仲でしょ?

あのさー、これじゃあ、いくらなんでも、物語がズルズルすぎるよ。

自分で作った設定が枷になって物語の展開まで縛られるんじゃ、愚の骨頂じゃないか。

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