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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「イスラエルとパレスチナ」編 イエスの足跡18 カナの教会2

2010年06月11日 08時31分17秒 | イスラエル・パレスチナ

 水を葡萄酒に変えたとされる石の水甕が教会にありました。

 この話に関連して余談話を。私が田川建三という名前を知ったのは彼の著書「イエスという男」でした。これ以後彼のファン?になりいくつかの著書を読みました。その「イエスという男」(図書館からの貸し出し)にこのカナの話がありました。それは結婚式には葡萄酒が絶対的に必要なものではなく水でも構わないという貧乏人の立場に立った教えだと書いてありました(と記憶しています)。イエスはやっぱり貧乏人の味方なんだなとその時思いました。その後少し財政にゆとりができたのでこの本を購入して再読することにしました。ところがこの本は第2版「増補改訂版」でした。それにはこのカナの話は記述されていませんでした。なぜなのだろうか思っています。私の記憶違いの可能性もあるので図書館でもう一度初版本を見ようとしましたが、すでに図書館にはありませんでした。というわけでこの話は依然として記憶違いの可能性があります。間違いの場合は以上の文章は取り消します。しかし、私の長年のもやもやです。「イエスという男」の初版本をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひお教えください。

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「イスラエルとパレスチナ」編 イエスの足跡17 カナの教会1

2010年06月11日 08時25分50秒 | イスラエル・パレスチナ

 イエスの奇跡行為は4つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)を整理すると22になります(「イエスという経験」p152 大貫隆著)(注)。その最初の奇跡がカナでの結婚式でした。結婚式の最中に葡萄酒がなくなったことをマリアから聞いたイエスが石の水甕に水を入れさせ葡萄酒に変えたという話です(ヨハネ2章-1~11節、 以下章、節省略)。その場所とされる所にカナの婚礼教会があります。

 この奇跡の不思議については次回にして、ここでもう一つの不思議を紹介しておきます。この話の冒頭は「葡萄酒が足りなくなったので、母がイエスに、『葡萄酒がなくなりました』といった。イエスは母に言われた。「女よ、私とどんなかかわりがあるのです。私の時はまだ来ていません」となっています。いやにイエスはここで(でも)マリアに冷たいですね。 2009年5月26日と2010年6月1日にも紹介したように聖書にはイエスの親孝行の話はで出てきませんね。

(注)山形孝夫著「聖書物語」によれば115話(p147)

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