風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

第40回彩花展

2006年09月02日 | 
長女は、10年近くお花を習っています。
たおやかで控えめな花を活けると、鼻高々です。(^^♪
先生は、私の友人でもあり、娘のように大切にやさしく見守って指導していてくださっています。
今は、私たち両親が、UB在住ということも会って、事実上の母親、そしてご主人は父親とも思っていてくださっています。
ただ、かわいがるのではなく、華道を媒体にしているということが、どれだけ、娘の上に豊かなものが降り注がれていることかを思うと、ありがたく、深い感謝の思いがわきあがってきます。

第40回彩花展は、東京池袋 東武デパートの10階催事場にて8月31日から9月5日までの予定で開催されています。
この花展には、娘の仕事に差し支えない限り毎年先生とともに、出展させていただいています。
娘の所属は、古流松庭派 家元は勝田周亮師です。

娘たちのお花は、昨日と今日の二日間展示されていますので、夫と観てきました。
池袋は、次女の嫁ぎ先の実家にご招待された乗り継ぎ駅でもあったので、出かけるとき夫をスムーズに連れ出すことができました。
短い滞在のうちに、同じ日に、姉妹の用事ができてなんて間が良いのでしょう。

花展だけに、夫を連れ出すのは、恥ずかしがって至難の業なのです。


家元 二つ寄せ (中流しと本手の左)ひば りんどう
先生 二つ寄せ 〈本手と本手の左) 七竈 りんどう
長女 根分けの中流し        隠れ蓑 ヒペリカム





長女の活けた花は、中心になる隠れ蓑とヒペリカムが、指一本の間隔で平行していけることが肝心なのだそうです。
この手法を、「根分け」といいます。

前々日先生宅で、下活けをします。今、もろもろが重なってかなり体調が思わしくなく、まったく思うように花が生きてこなかったそうです。
前日会場にお花を持ち込んで、いけこみをするときに、やっと気持ちの集中が取れて、思うような花になったそうです。

私たちが見に行ったとき、先生が、集中力がついてきたとお褒めに預かりました。
先生のおかげです。
鹿児島でも、母が、好きなお花を床の間に活けている後姿は、背筋が伸びてほんとに楽しそうに見えました。

孫と同じ趣味を持ち、集めた花器をことあるごとに孫に受け渡している母は、幸せそのものです。

今回の里帰りで、夫が頑張って庭を剪定し、花が縁側からよく見えるようになり、床の間を整理して花が活けやすくなったことは、ほんとに良かったと思います。
親孝行の真似事でしかないけれど、まだまだ、元気でいてくれる母のことを思ったら、真似事で済ませておくのが、最良だったかと、、、我田引水。(^_^;)

  ☆つづき
娘の号は、周沃(しゅうよく)
「沃」の文字は先生が選んでくださったそうです。
娘は、自分の名前の文字が欲しかったようですが、
私も、詩吟の号を持っていますが、あえて、自分の名前を選びませんでした。
娘の友達は、せっかく花を見に来てくださったのですが、娘の名前が無かったのでどれか判らなかったと残念がった帰られたそうです。
雅号にに接する機会が無い方には、お教えする必要がありました。
姓の漢字でわかっていただけると、思ったのが迂闊でした。

コメント