風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

「日・モ障害者交流セミナー」その2

2006年09月28日 | UBから
セミナーについて、後日談が入りました。

昨日は、車で4~5時間のダルハン(モンゴル第2の都市)でセミナーを開催したそうです。
初めてのモンゴルで、笠羽さん三嶋さんのお二人が疲れも見せずはるばる出かけ、日帰りをされたと言うエネルギーに圧唐ウれました。

ダルハンは、UBに比べてかなり小さな町のことですから、宣伝が行き届いていて、障害児の家族の参加が多かったそうです。
お二人の話されたことは、仕事として従事している人も聞かねばならないお話ですが、やはり、身近な家族が聞いてこそ、勇気をもらい、恥じることではないと言うことがわかるのです。
そして、同じ立場の三嶋さんの励ましを受けて、涙を流された家族が多かったと聞きました。
それでこそ、そのセミナーを開いた甲斐があったというものです。
1ヶ月に及ぶ長丁場を乗り切って、疲れも見せず、ある会合に出席なさった担当者に、お話を聞き、ほんとに良かったと思いました。

それで、天狗になることなく助けてくださった方への感謝の気持ちを忘れないで、きちんとお礼の言える若者に、見習うところがありました。

苦労の先に、その甲斐があったといえる結末がいつでもありますように。
これから後を続く若者たちの上にも、公平に注ぎますように。

人差し指1本の手助けだったのに、ほんとに喜んでもらって、私も、一緒にセミナーをやりきったような心地よい満足感を味わえました。ありがとうございました。
お疲れ様、お二人を見送った後、ゆっくり休んでください。

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かぶとをつくりました

2006年09月28日 | SAVE THE CHILDREN

          おてつだいしてくださったWさんと子供たち

今日のクラスは、12名。
カタカナの五十音表を作り子供たちに渡しました。
先週習ったのは、ア行とカ行です。表の中から、自分の名前の字を探し出して、丸をつけてもらいました。
一生懸命です。
そして、表のサ行とタ行の文字の右側の空欄にモンゴル語で読み方を記入すること、サ行とタ行の文字を1行ずつ書いてくるのを宿題にしました。

今日の、会話は、「私の名前は、○○です。」「あなたの名前はなんですか?」
生徒と私、生徒同士で名前の聞きっこをしました。
「あなた」と「わたし」を理解し、ついでに「これはなんですか?」も繰り返し、行いました。

ずいぶん勘の鋭い子が居て、いきなり「これはなんですか」に飛んでも食いついてきて、果てはクラスの子供たちが、ほとんど理解したのには驚きました。

私の出たとこ勝負の、思いつき授業は、こうして始まりました。
先週は、子供たちの様子を伺うのに精一杯でした。
子供たちは、モンゴル語を使わないおばさん先生の言うことを、隣の仲良しと相談し頭をひねりあって居ました。
宿題の○付けを待っている間も、今のところ静かに待ってくれています。
娘にもらった、サクラの花のゴム印と赤のスタンプを宿題に押してもらうと、喜んでいました。

サインザヤには、一緒に行ってくれたWさんに、通訳をお願いして、もし、知りたいことがあったらいうように、よくできるから、退屈したら別の宿題を考えるからと伝えてもらいました。
彼女は、夏休み前の教室に遅れて入った生徒です。
はじめは、わからないことだらけだったのを我慢して、毎週通ってきて、今は、一番よくわかる生徒になり、通訳をしてくれています。

行き帰りの道路は、混み合って10分ほどのところを30分以上かかりました。
運転手さんは、ご機嫌が悪く、同乗のWさんが一生懸命おしゃべりをして、気持ちよく運転するように配慮してくださったのはありがたかった。
モンゴル語のできない私には、無理な話で、一人で乗るときには、こんな混雑するときではありませんようにと願ったことでした。

子供たちの名札を作る便宜上、カタカナを先に教え始めたのですが、カタカナは名前だけだから、教える必要は無いと言われ、シュンとなりましたが、はじめたい上は終わらせねばと、五十音表を作ったり自分の名前の文字を探させることを思いつきました。

そして、日本語の後は、新聞に素材を戻すために大きなものを作るには、かぶとしかありません。
今日見学にいらっしゃったWさんに、指導してもらいました。
出来上がりに思い思いの飾りをつけてもらうことにしたら、飾り用だからと4分の1に切った小さな折り紙で先週習い覚えて風船を折って貼り付けた男子生徒が居ました。
ほーーっ、そうかぁ。思わず拍手。
かと思うと、その折り紙で同じかぶとを折って貼り付けた子も居て、丸とか花とかに切って貼り付けることしか考えていなかった私は、子供たちに脱帽!

子供たちが好きだということで始めたボランティアも、30回を越えましたが、いろんな人に助けられながら、ネタが尽きることなくここまで来ました。
まだ、子供たちを楽しませることについて、アイディアは出てきそうです。
なんてうれしいことでしょう。
子供たちの、「来週もね」に答えて、大きな「はい」をもらって、力をもらいました。

Wさんは、日本語教師、国立幼稚園で教えていらっしゃいます。
近く、帰国なさるので、忙しい中を見学に来てくださり、お手伝いまでさせてしまいました。写真掲載は了承済みです。



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