風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

2月 夢青葉

2012年02月05日 | 詩吟
夢青葉の2月の吟題は、「芳野懐古」

いままでのお稽古の後には、強烈な印象が残り、書きたいことが一杯あったのだけれど、今日のお稽古は、さて。。。。と考えないと出てこない。

順調に声作りが進み、大きな出来事や、ワクワクするような感動がなくなってきたということか、それとも、単に私の気の入れ方が違っていたと言うことなのだろうか。

それだけ、三人が成長して来たと言うことなのだろうか。

私の感受性が鈍ったのだったら、大変だ。



それよりも、感動的だったのは、お稽古の前に、娘よりも若い友達と逢ったときのことに、心揺さぶられてしまったせいかも知れない。
久しぶりに会った彼女とは、「教える」と言うことについて、話題が尽きなかったことでした。

出会った頃には、二人でこんな話をすることなんて、思いもしなかったけれど、それぞれに分野は違っていても、教えると言うことをするようになっているのでした。
希望に燃えつつ、成長していく弟子たちのことをこよなく愛している彼女は、目がきらきらしていて、素敵だったなぁ。




そうそう、こんな風に畫いてきたら、夢青葉の練習のことが、浮かび上がってきました。

先月予想したとおり、あいうえおの詩の朗読が、早すぎたのです。
一つ一つの言葉があいまいになり、間の取り方が、せっかちに過ぎました。
一言早いですと言うと、即座に最初からやり直し、満足のいく朗読になりました。
やれやれ、ほっ。それにしても、反応が早い。

詩吟の方は、大過なく練習が過ぎたと言う感じで、こんな日も来るのだなぁと、思うのです。
でも、今月は、新しい吟に進まなかったので、来月新しい吟に取り組んだら、何かのうねりが来ることでしょう。
それにしても、2時間は早い。あっという間。


昨日は、日野市の文化講演会に行ってきました。
石川忠久先生の「漢詩の楽しみ」です。
NHKの新漢詩紀行で、おなじみで、関吟にもかかわりの深い先生のお話ですから、是非聞きたいと思っていました。

前回の中央会を欠席したので、どなたがいらっしゃるのか、わからないので、勝手に行って知り人はいないかなと探しもしないで、さっさと帰ってきました。

漢詩の講義はさておいて、トピックは、南宋の朱熹の作とされていた「偶成」が、どうやら日本人の作であると言う研究が進んでいるらしい。
ビッグニュースかなと思いきや、帰って念のためネットで調べてみたら、その情報は随所に出てきて、偶成のイメージを変える内容のものもあって、なんだ、もうこんなにたくさんの記事があるのかとがっかり。
最近やっと興味を持ち始めた分野で、誰よりも早い情報を得るわけもないよね。
あはは。。。

石川先生は、わかりやすい解説をなさるのはテレビでも承知の上でしたが、直接生でお話を聞くと、漢詩を愛して愛してやまないお方とわかりました。
そして、漢詩の教育がなされなくなって本当に残念で、そのことを考えると激してくると、ご自分でもおっしゃるくらいでした。
そんな愛すべきそっちょくで、可愛い方から、直接漢詩について学ぶことが出来たら、漢詩が大好きになるだろうと、かえりの坂道を下りながら思ったことでした。

中央会の方どなたがいらっしゃたのかしら。お話をしたいなぁ。







コメント