風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

気持ちも整える

2016年04月15日 | 体を整える
体を整えながら、気持ちも整える。

山田先生は、生徒さんが体操をするとき、周りの方たちの体操を良く見て、どこか一か所なおして差し上げたいところを見つけてみましょうと、指導なさるそうです。

それを、自分が指導をすることになったときに、生かしましょう。

正確にその言葉通りではないのですが、そんなことをおっしゃいました。

先生は、何か私に言おうとしてではなく、ご自分はどうしているかを会話として伝えるためにおっしゃったのですが、今の私に、ぴったりと必要ななことを言ってくださいました。

「気」を入れる作業をしていると、一方方向ではなく、双方向に、心のやり取りが起こるもので、よく、私は、先生の何気ない言葉で、開眼したり、学ぶことがあります。


今まで、疑問を持ったり、もたついたりしているときに、人体力学にのっとって施術していただいていると、自然と流れが、有用で必要な方向へと向いてゆくもののようです。

心と体のコラボレーションは、体を整える場面だけでなく、吟詠をするときにも、大いに影響しあって、作品が出来上がります。

山田先生にとって、私が作品であり、私にとって、詩吟の会員さんのそれも作品となります。



先日の、観劇で、「まさに、これが横隔膜を下げているところだ」と言う圧涛Iな動きを目撃しました。



この写真は、プログラムより太鼓をたたいているところですが、これと同じスタイルの男性が、歌と言うより少数民族の魂のほとばしりのような声が届いてきたときに、見えてしまったのです。

あぁ、こんなに最大限に体を使って、出す声だからねぇ...
体の中を駆け巡り、一杯に満たされました。

「横隔膜を下げて」と、言葉だけで、言っているけれど、せっかくの声をだす楽器を使いきれないなぁ。

楽器の力を最大限に生かした声は、どうすればよいのかなぁ。

超一流の技を目の当たりにして、あまりの落差に、まだ、その緒に持ついてないことを悟る。
さて、まず、今できることは何だろう?





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