風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ひばり会

2019年06月18日 | 詩吟
小西如泉先生の教室へ参加。

伴吟を勤めます。

今日の練習は、20周年へ向けての二題の舞を生の吟詠で、練習をしました。

「無題(落花紛紛雪紛紛)」村上仏山と石川丈山の「富士山」

無題は女性三人の剣舞で、舞を合わせるために、何度も何度も繰り返します。
それに、つきあって、男性二人の連合吟もますます熱を帯びて、声に艶が出て、何とも言えない味を出して来て、これだけのコラボを9月まで練習を重ねて、舞台に上げるのかと思うと、どれほどの完成度になるのかと、心が迷い出てしまいそうになります。

此のお二人が、これだけ熱を入れて練習をするのを聞かせていただくのは、稀に見ることです。
吟詠にだけこれだけの時間をいつでも割くことができるなら、どれほどの成果を上げるのだろうか。

小西先生もあきれるくらい繰り返される練習でした。
回を追うごとに、調和してきて、タイミングがあってきています。
今日は、舞台の大きさを床に印を付けて、その中での練習もしていました。

前回までは、大きな舞台で発表する練習でした。
今日からは、小さい舞台にあわせての練習が始まりました。

大きく習って、コンパクトに踊るのは、その逆より、やりやすいと、勝手に思っています。

伸びやかに練習をして、きゅっと引き締めるのですから。


さて、私のほうは、小西如泉先生の舞に「富士山」を合わせます。
今回は、関吟の記念大会ですから、吟法を変えるわけにはいきません。
大輪神道流のもともとの振り付けは、かなり短く手数が少ないので、関吟流の吟詠に合わせて、もともとの振り付けに対して、手数を増やさないといけません。

小西先生級になると、じっと立っていても、間はとれて、美しいのですが、さすがに、それだけでは、うまみが出ませんから、生徒さんのご指導の傍ら、その他、もろもろの役職をこなしながら、ご自身の舞う「富士山」の振り付けを考えていらっしゃいます。

私は、つい長くなる吟詠を間延びしないように、自分の吟詠の時よりもさらに、伴奏に合わせる必要があります。
本番は、生の琴、尺八の伴奏ですから、伸ばすのは簡単ですが、引き締まった吟詠をするのは、却って至難の技です。

先生に負担をかけずに、引き締まった吟詠を、さりとて、ぶっきらぼうに、淡々としすぎないように吟じなければ。


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