風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

通りすがりの春

2016年04月12日 | 









最寄り駅へと通じる桜並木
今年は、通りかかるときは、いつも花曇りで、私の腕で桜を取るのには、ちょうど良い日差しでした。
おまけに、夜桜まで撮れて、嬉しい花見。
そして、論語に通う道すがらの源平桃は、ことしも、不思議な二色の花をつける。
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コンクール応援

2016年04月10日 | 詩吟
第29回日本詩吟選手権
主宰 日本詩吟協会総本部
会場 江戸東京博物館 一階ホール
後援 ㈶東京都歴史文化財団
   東京江戸東京博物館
   読売新聞

珍しく誘われて、コンクール応援に行きました。
一人でひそかに、会場へ行くよりは、ずっとにぎやかに楽しく観戦。
今までも、コンクール応援には、あまり行かなかったのですが、行くときはいつも一人。
寂しい応援だったなぁ。
どうして、誘いあって行かなかったのかなぁ。。。と、賑やかに楽しく観戦しながら思ったことでした。

今日は、予選を経て、126人選抜されて出場です。更に、4組の中から6人ずつ計24人が残って、いよいよ優勝戦という、運びです。

24人に選ばれたら、1日に二度、しかも同じ吟題で、競吟となります。


此の日詩協は、そのほかの競吟システムと違い、まず、予選会では、本数別で競われます。
その予選会は、首都圏の数か所で行われますが、どこでも何回でも出場できます。
そして、課題詩がありません。
毎年、同じ吟題で、挑戦する方もいて、それもOKです。

本当に、自分のものにした吟詠で、戦えるし、決戦では、二回壇上で吟じることとなり、その会場のあらゆることを経験して、優勝戦に臨めます。

今日の一回目と、優勝戦では、「気」の入れ方が違って、上位入賞者(10名)は、特に、明らかに伝わってくるものが違う吟詠をなさっていました。

意識して、「気」を溜めて、意識して、力を抜いて、二度の吟詠をなさっていました。

たまたま、ランチをしているときに、同じ部屋で、発声練習をしていた女性の声が耳に止まりました。
すごい!と、思ったその女性が、優勝を勝ち取りました。

この覇気と言うのは、どこから来るのでしょうか。


そして、今日の大会では、少年の部があって、4才から高校三年生まで、21人も戦いました。
幼年の部 小学校低学年の部 小学校高学年の部 中学高等学校の部の四つに分かれています。

幼くても堂々と吟じ、本当にすがすがしく、気持ちの良い吟詠でした。



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三人の先生の次には

2016年04月09日 | 詩吟
三人の先生の次に、お世話になったのは、野田 芦孝先生。

お世話になった年数は、三人の先生の何倍も長い。
その人となりは、穏やかで、辛抱強く、高潔でいらっしゃる。
長い年月の間に、叱られたのは、一度だけ。
先生が怒りをあらわにすることのほうに、驚いてしまって、何が原因だったのか忘れてしまったくらいです。

こんなことは、誰にも真似してほしくない。幸いに、いまだに誰も出現していません。

出会って、今日まで、ゆったりとした熟成床を提供してくださり、見守っていただきました。
おかげ様で、受け止めたものをが漏らさず、育ちました。(かな?)

どうしても、三人の先生とは、別に考えてしまいます。
それほど、特に、永井、鈴木先生とは正反対の教え方だったのです。


そのような恵まれた環境にありながら、私は、気が短く、「もったいない」と称して、結果を急いでしまうのです。
自分を振り返るようになった今になって、やっとおぼろげにわかってきた。

そして、今度は、何をもったいないと言って、急ごうとしているのかなぁ、性懲りもなく。


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夢青葉4月1回目

2016年04月08日 | 詩吟
昇段試験が終わり、申請書と申請料が幹事さんのもとに集まり、4月の中央会そして春の集いの日に、担当幹事さんに提出する手筈が整いました。


今日からは、通常の練習に戻ります。
このところの、繰り返し、丁寧にした練習の成果だと思うのですが、律詩「山園小梅」 林逋作
の練習がことのほかスムーズに進みました。

最少のメンバーの良さを生かして、顔ぶれによって、その日の練習方法や方針を自由に変えることのできるのが青葉の強みです。

4段に望むことを最大限に入れ込んだ、練習をして見ました。
はじめて、一日のうちに、律詩と、絶句の新しい吟題を二題こなしました。
会員さんは、あっけにとられていたのかもしれません。

すぐさま、独吟、あるいは合吟で、成果を試されて、あれよあれよという進み具合です。
それに平気でついてくるのだから、このところの、集中練習が、効果を上げて、昇段試験のためだけの練習では無かったと、実感しました。

このことの確認が取れたので、これからは、あまり縛りをきつくしないで、自由にその人らしく吟詠をしてもらえばよいと思います。
そう決心はしてみたのですが、この私が、あれこれ言わないでいられるのか、方針を立てておきながら、立てたそばから、自信がぐらぐら。


吟詠では、そうなのですが、それ以外の大事なことが、思っていたほど、会員さんに伝わっていないことが、判明。
まだまだ、私が、口を慎まねば…と後悔しながらも、まだ、何ごとかを言い続けることになるなぁ。

この、瞬間的に言葉が出てしまう習い性をどうにかせねばと、穏やかに行きたいと望んでいるうちは、実現しないなぁ。。。



私が4段になり、師範代に昇格するまでに、ご指導を頂いた佐藤鷺照先生、永井厳照先生、鈴木睨照先生からは、言葉ではない大きなものから、いつの間にか吸収していたわけです。


申し訳ないのですが、それほどまでの器ではない私には、まだまだ、知って居てほしいことが山積みで、伝えきれない力不足を感じる。
三人の先生がたは、それぞれが素晴らしくて、雲の上の存在でした。
わたしは、若輩すぎて、一人とも数えられないほどの不束者なのだから、言葉を尽くすしか仕方がないのよねぇ。

足りないところは、芦孝会の諸先輩方にお手助けを頂くこととして、頼みにしなくては。
昇段の暁には、それぞれ、東京芦孝会の各教室訪問をしましょうと提案していますので、会員さんたちが、訪れた時には、よろしくご指導をお願いすることにいたしましょう。

さいわい、今日は、6年目の青葉さんからすると大先輩のゲストをお迎えしました。
はるばる車で1時間の距離を、来ていただきました。
吟歴が長いので、音を安定させたら、素晴らしい吟詠になるはずです。
お話をするときは、響きのある良い声をしていますから、楽しみなゲストさんです。
「これからは、怠けないで、頑張ってみましょうか。」という言葉が聞けて、嬉しいこと限りなし。


吟としては、整ってきた6年選手と、今までちっとも頑張りたくなかった20年選手と、良い取り合わせができました。
楽しみが増えました。
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足立論語の会

2016年04月07日 | 論語と
今日は、より論語の理解を深めるために、漢字をどう読み、理解するかについて、懇切な講義を頂きました。
これは読まない「而」と、なんとなく納得していた文字に焦点を当てて、説明をしていただくと、文字の表す意味が、より深い文章への理解へと、導いてくれます。

なんとなくわかったつもりは、もったいないことをしていたなぁ。

漢詩の理解についても、テキストの説明解説では、同じ感性ではないがゆえに、わからなくて、捨て置かれた漢詩もある。


そんな、私の漢詩への関わりに開眼させてくださったのも、須藤先生である。

このところ、漢詩へ寄り添いたいという思いが出てきて、吟詠にも良い影響が増えています。


気づきを与えられ、心が動いて、さざ波がおきて、その先は、どうなるのかな?

年を経てもこんなさざ波が起こるなんてね。

うれしい、ありがたい。


須藤先生は、はじめの一歩を高く買ってくださって、力強いバックアップを続けてくださっています。

次回の、菜根譚とはじめの一歩の場所の変更をお伝えするうえで、はじめの一歩についても、心を込めて、紹介くださいます。
おかげで、近い将来、参加したいとの表明をしてくださった方が、出ました。

ゆとりができましたら、是非に、参加下さい。異色の方なので、すでにいる方たちへの刺激にもなることでしょう。








初めの一歩は、1時間余りの時間のため、超初心者対応から抜け出ることができないでいます。
そろそろ、脱却したい方も出てくるかもしれません。
今のまま、変わらずにと思うでしょうか。

細々と、途切れ無く続けるつもりでいますが、何かの形で、会を太らせるか、あるいは、別の道を考えるか。
そんな時が来るのかもわからないけれど、ふと、お先走りの夢想をしてしまいました。


もし、その時が来るようなことがあったら、お仲間と相談し足り助言を頂いたりして、より良い方に向くように考えましょう。

選択肢の一つとして、そのような機会が訪れたとしても、今のままと言うのもありです。


会が大きくなったり増えたりすることに、あまり意義を見つけられないし、まず、私にその力量が不足している。
その場合は、どなたかに委ねることも考えねば。

あくまでもこれは、夢想。

あ、そうか、この夢想のきっかけは、特徴ある方の入会するかもしれないとの言葉からだな。



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夢松風 4月1回目

2016年04月06日 | 詩吟
昇段試験が無事終わって、のんびりゆったりとお稽古始められます。

気のゆるみは、さっそく私に及び、時間すれすれに到着。
ご礼のあと、必要な物を取りだして、机の上に準備する時間を惜しんで、体操などの先導を会員さんにお願しました。

ちゃんと壺を心得て難なくやってくださったので、これからは、お任せできるところは、だんだんに手放していこうと思ったことでした。

卒業して、進級した我が子を見る思いです。

今まで、張り詰めていた緊張から放たれる思いになるのですが、本来の私がもうすでに出てきて、うっかりしそうで、自分の地金が出てくるのが浮「なぁ。


練習の運びも、少し、引き締めて、終わりの独吟をする時間をきっちり確保できる時間に、前半を終えることにしました。

初めて取り組む課題は、ある程度の理解が進んだのを見届けるまでは、独吟の時間を犠牲にして続けていました。
そのため、全員の独吟が終了しないままに、終わってしまうこともありました。

会員さんのスキルが上がったことで、前半の吟詠習得の時間を短縮することができるようになりました。

そして、独吟の発表の時も 時間内に修正できそうもないとわかると、一つのことに時間をかけ過ぎないで踏ん切りをつけることも、できそうです。

会員さんたちとともに、私の指導者としてのスキルも付いてきて、2時間を効率よく使えるようになってきたようだ。



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