先日記事にしたイタドリと一緒に、珍しい山菜を頂きました。私にとっては今年初めてのものです。
それは、ヤマブドウの新芽。
ブドウの新芽のピクルス、というものを頂いたことがあり(aiwhasさんその節はありがとうございました☆)、それに似た感じのものかなー、と漠然と想像していました。
ギリシャ在住のsalahiさんのブログのこちらに葡萄の新芽の写真があります。
つやつやした黄緑色の葉っぱから、細長い蔓状のものが生えている、いかにもブドウの蔓先、という形状です。
ぎっしりお宝の詰まった「山菜詰め合わせセット」を開けて、まずは取り出して広げてみます。
これがイタドリ、これがミツバ、ワラビにタラの芽・・・・。
(あれ、ヤマブドウはどれ?)
消去法で残ったものがひとつ。
初めて見る、モコモコしたものです。
これがヤマブドウ・・・・?
|
蔓が生えておらず、肉厚の葉っぱ、しかも裏側に産毛が生えてビロード状です。
ツブツブした桑の実状のものは、蕾かな? |
|
とっても肉厚の葉っぱなのです。
ネットで調べてみると、確かにこれがヤマブドウ。まー、びっくり!
新芽の天ぷらは絶品、などと書いてあるところもありました。
ではでは早速・・・ |
|
天ぷら☆
ビロードのような質感のため、とても衣のからみがよいです。 衣がやや濃いめだったせいもあるかもしれませんが、肉厚な葉っぱにしっかりついた衣で、食べ応えがあります。 そして特徴的な味! なんと、噛むと芯の方がきゅっと酸っぱいのです。 酸っぱい天ぷらと聞くと不思議に聞こえるかもしれませんが、揚げ物にレモンをかけたりするし、食べてみるとさほど違和感はありません。なかなか美味しいです。 |
(写真あとで) |
酸味を生かそうとピクルスにもしてみました。 さっと茹で、スパイス酢に漬けてみました。 こちらは味見、まだです。このモコモコした葉っぱが、どんなピクルスになるかしら。
|
後日、もうちょっと育ったヤマブドウの新芽を見る機会がありました。
葉っぱが、卵くらいの大きさに育っており、この頃にはブドウらしい蔓も生えてきていました。葉っぱが伸びたせいでやや薄くはなっているものの、やはりビロードのような質感は残っていました。
この大きさのものも天ぷらにしたのですが、葉っぱが丈夫なのでやや噛み千切り難いような気も。味は、小さいとき同様酸味を感じます。
どちらも美味しいけれど、小さなサイズの方が一口で食べやすく、価値が高いかもしれません。
わらびさんふみえさん、一番おいしい時期の新芽をありがとうございました!
ヤマブドウは、秋に実がなってそれをジャムやジュースにもします。
(私はまだ作ったことがありませんが)
とても高いところに実がつくので、高枝切り鋏でも届かないことが多いとか。
種が大きいので裏ごし(廃棄率約3割)する必要があります。
結構な高値で売っているようで、一度作ってみたいものです。
このヤマブドウ、おいしいジャムになるし、貴重な植物なのかと思っていたら、他の樹木に巻き付いて枯らしてしまう、結構な迷惑ものなのだそうです。
ということは、新芽はじゃんじゃん食べてしまっていいということですね☆
(摘んだら脇芽が出て更に増えたりして・・・)