6月6、7日と、年越しパーティの際にもお邪魔したわらび山荘にお伺いして来ました。
今回のテーマは「山菜」☆。
沢山の山菜、そしてお肉もお魚もあるゴージャスな会でした。
その様子はこちら。
山菜の会:登場した山菜たち
山菜の会:お料理(1日目)
山菜の会:お料理(2日目)
ここでは、ちょっと特別なトピックをご紹介します。
その名は「ピサリン」・・・じゃなくって「ピサンリ pissenlit」! (フランス語)
(トマトに含まれる栄養成分のことを、ダンナサマが「ピコリン」と言ったので笑ってしまいましたが、ひとのこと言えないのでした)
ピサンリとは、タンポポの新芽を軟白栽培したものです。
以前タンポポ若葉を記事にしたとき、かずさんに、タンポポを軟白栽培した「ピサンリ」という野菜があるんですよ、と教えて頂きました。
「ピサンリ」だなんて、全く聞いたこともない名前でした。
(このあたりでもう、ピサリンだかピサンリだか分からなくなっていた。だって日本語に、「ンリ」で終わる単語なんてあんまりないですよねぇ)
主にフランスで栽培されている野菜で、利尿作用があるので、ピサンリは実は「おねしょ草」という意味だとか。
かずさんのブログに全体写真およびお料理に使った様子がありますが、日本にはほとんど出回っておらず、フランスから業務用に輸入されるだけだそうなのです。楽天のあるお店では、500gで3140円もするようです。
今のところ、プロのシェフしか知らない貴重な野菜、ということですね。
さて、このピサ・・(どっちだっけ)、緑の親指を持つわらびさんがなんと栽培に成功されたのです。
じゃん!
2009/6/6 国産ピサンリ
作り方を伺ってみました。
(1)春先、タンポポの根っこを掘り起こし、土を洗い流す。地上部の葉っぱは全て切り落とす。
(2)ザル・ボウルなどを使って水栽培状態にし、暗黒環境に置く。
なお、この時水を頻繁に交換するなど、腐らないようにする。わらびさんは、山荘のとある場所に置いて、水が少しずつ流れるようにセッティングされたそうです。
(3)適度な温度(10~15度くらい?)を保ち、約1週間、暗いまま置く。
この山菜の会の1週間前に仕込んで下さって、当日にはまだ芽が出ていないかと心配されたそうですが、とんでもない、長さ20cmほどにも伸びていました。
2009/6/6 ピサンリの立派な根っこ
今回のテーマは「山菜」☆。
沢山の山菜、そしてお肉もお魚もあるゴージャスな会でした。
その様子はこちら。
山菜の会:登場した山菜たち
山菜の会:お料理(1日目)
山菜の会:お料理(2日目)
ここでは、ちょっと特別なトピックをご紹介します。
その名は「ピサリン」・・・じゃなくって「ピサンリ pissenlit」! (フランス語)
(トマトに含まれる栄養成分のことを、ダンナサマが「ピコリン」と言ったので笑ってしまいましたが、ひとのこと言えないのでした)
ピサンリとは、タンポポの新芽を軟白栽培したものです。
以前タンポポ若葉を記事にしたとき、かずさんに、タンポポを軟白栽培した「ピサンリ」という野菜があるんですよ、と教えて頂きました。
「ピサンリ」だなんて、全く聞いたこともない名前でした。
(このあたりでもう、ピサリンだかピサンリだか分からなくなっていた。だって日本語に、「ンリ」で終わる単語なんてあんまりないですよねぇ)
主にフランスで栽培されている野菜で、利尿作用があるので、ピサンリは実は「おねしょ草」という意味だとか。
かずさんのブログに全体写真およびお料理に使った様子がありますが、日本にはほとんど出回っておらず、フランスから業務用に輸入されるだけだそうなのです。楽天のあるお店では、500gで3140円もするようです。
今のところ、プロのシェフしか知らない貴重な野菜、ということですね。
さて、このピサ・・(どっちだっけ)、緑の親指を持つわらびさんがなんと栽培に成功されたのです。
じゃん!
2009/6/6 国産ピサンリ
作り方を伺ってみました。
(1)春先、タンポポの根っこを掘り起こし、土を洗い流す。地上部の葉っぱは全て切り落とす。
(2)ザル・ボウルなどを使って水栽培状態にし、暗黒環境に置く。
なお、この時水を頻繁に交換するなど、腐らないようにする。わらびさんは、山荘のとある場所に置いて、水が少しずつ流れるようにセッティングされたそうです。
(3)適度な温度(10~15度くらい?)を保ち、約1週間、暗いまま置く。
この山菜の会の1週間前に仕込んで下さって、当日にはまだ芽が出ていないかと心配されたそうですが、とんでもない、長さ20cmほどにも伸びていました。
2009/6/6 ピサンリの立派な根っこ
もとが野性のタンポポですので、ピサンリのサイズはタンポポの葉を華奢にした位です。(輸入物の写真を見るともっと大型に見えます)
色は、写真では薄く緑色がかっていますが、実物はむしろ黄色というかクリーム色でした。真っ暗な中、必死で生き延びようと、この根に蓄えられた栄養を使ったのだと思われます(蕾までのばしているのには哀れを感じました・・・)。
当然かもしれませんが、翌日には目に見えて緑色が濃くなっていました。
根っこを見ると、小さめのゴボウほどの太さがあります。
この鍋を持つとずっしりする程の根っこの量ですが、収穫できたピサンリの量は、掌で軽く掴めるほどです。栽培効率が非常に悪い、貴重な野菜です。
さてさて、この貴重な国産ピサンリの味。
チコリのようなほろ苦さがあり、食感はサクサクと柔らかく繊細で、とても美味なのです。
細くってひょろっとして、サラダにトッピングしてもあまり目立たない程なのですが、食べてみると明確に主張する味です。
この苦味があるとないでは、お料理の印象も大違いでは、と思います。
採集生活Fujikaとしては、是非とも真似したい半栽培山菜です。
でも、軟白栽培というのは、実はかなり高度な栽培方法なんだろうな・・・。
普通の畑で青息吐息のようでは、こんな技はとても無理かも。
水は、流水環境がないので毎日取り替えるとしても、適当な温度をどうやって保つか。
平地では6月ではもう温かすぎだし、春先、かなり早い時期に無理矢理根っこを掘ってきて、(外気よりは)温かい室内において促成栽培的な感じで挑戦してみようかしら。
我が家で一番暗さを保てるのは、どこだ・・・?