今年は、デビューしたてのサツマイモ新品種、2種類の苗を買って植えてみました。
ひめあやか と ほしキラリ。
ほしキラリの特徴は・・・・
・多収でいもの外観が優れる関系112を母、でん粉の糊化温度がやや低い九州127号を父とする交配組合せから育成した、
加工用新品種。
・蒸切干の肉色は淡黄で、灰白色になりがちなタマユタカよりも外観が優れる。
・蒸切干の食味は「上」で、タマユタカより優れ、良食味品種の「泉13号」並みまたはより優れている。
・タマユタカと比べて収量は6割程度と少ないが、泉13号よりは多収。
・でん粉の糊化温度が、タマユタカより5~6℃程度低いので、蒸煮時のでん粉の糖化が進みやすく、蒸切干の糖度が高くなる。
割とよさそうでしょう?
結論からいいますと、とてもがっかりな感じ。
■ほしキラリ2011まとめ
●記録
植え付け本数:20
苗の状態:くねっとした短め苗。直立植えを試してみた。
苗購入先:児湯芝農園
植え付け日:2011/5/13
前作:里芋後に11本、荒れ地後に9本
収穫:12.8kg (うちA品は半量以下か?)
●感想
・お芋の表皮の感じは、ざらっとしてオレンジがかった色合いで、やや安納芋に似ている。
(安納芋よりは赤い)
・お芋の形も大きさもそろわないし、形がよくない。
・地中のツルのすぐそばではなく、やや遠くに芋がなる傾向があるようだ。
・総じて大変出来が悪かった。
20本のうち11本は里芋跡地に植えたせいで、肥料過多だったのだろうか。
でも9本は別の場所に植えて、そうでもなかったはずなのだけれど・・・。
苗も短かったことだし直立植えを試してみたのだが、それがよくなかったか。
・出たばかりの新品種にすぐ飛びついてしまったのがよくなかっただろうか。
次に買うとしたら、数年後にしてみようかと思う。その頃には育苗を重ね、今よりもよい形質が選抜されているのでは・・・。
プロの農家さんでも育てた人はいるのではと思います。
上手に育てれば、いいお芋が出来るのかしら???
色々不出来の原因はあるとは思いますが、素人が新品種にすぐに飛びつくのは大問題だわ、と痛感しました。
今年植えたもうひとつの新品種「ひめあやか」は一体・・・・・。
悪い予感・・・・。
■参考情報
サツマイモ新品種「ほしキラリ」 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 の 新品種紹介ページ