採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

アーティチョーク2018

2018-06-11 | +野菜

日曜日、雨の予報を聞いていたので朝から降りこめられるのかな、と予想していたら、午前中は曇りでした。
雨が降る前に、久々に買い物に行こうか、とダンナサマと話していたのですが、何だか二人ともダラダラしちゃって、行動開始したのはお昼直前。
まずは産直へ。
そしたら、
「あの、アーティチョークの問い合わせをした方ですよね」
と店員さんが。

その場ではつながらなかったのですが、生産者さんに連絡をとって下さって、以前のように、畑までお邪魔して、摘みに来てもらってOK、という連絡が私の携帯に入りました。
丁度、お昼ごはんにうどん屋さんに入ろうとして、行列しているので諦めたときでした。スーパーにお寿司を買いに向かおうというタイミングでしたがやめて、家に袋をとりに寄り、二人でアーティチョーク狩り(?)に向かいました。
 

アーティチョーク

こちらがアーティチョーク。
身長くらいある大きな株です。一昨年もこちらで摘ませて頂きました。
「産直に出してもみんな食べ方分からないし、好きなだけ切っていいよ」
とのお言葉。
採集は大好きなので、ぽ~っとなりながら、沢山摘ませて頂きました。

 

アーティチョーク

何個摘んだだろう。数えきれないくらいです。
この写真で、大鍋1回分くらい茹でた残り。

 

アーティチョーク

大きいのはこんな感じ。
大きいものも小さいものも、ごっそり摘ませて頂きました。
(アーティチョークの収穫時期ですが、この程度よりちょっと手前、つぼみが閉じていて、茎が柔らかいうちがおすすめです。茎をハサミで切ると、ゴリっといわない状態。それくらいだと、茎が柔らかくて、髄のところだけでなく周辺部も食べられるのです。)

収穫後、ビニールハウスを案内して下さって、きゅうり、ナスもおまけで摘ませて頂きました。
更に、お茶でも飲んでいってよ、とおうちにご招待。
農業機械や小屋などが並ぶ広~い敷地の奥に昔ながらのものすごく大きな古民家がありました。
もとは茅葺屋根なのを、トタンで覆ってあるようです。入ってみるととても広い土間(タイル敷き)が8畳くらいあって、そこに応接セットが。
お茶やおせんべいなどふるまって頂き、面白いお話を沢山伺いました。

・この古民家は、4代前(?6代かな?)のご当主が建てたもので、140年くらい前のもの
・比較的最近、家を持ち上げて、白アリに食われた柱の下部をつぎはぎして交換したり、割れてしまっていた基礎の石を交換したりした。家が一軒建つくらいお金がかかった。
・そのあと例の東北の地震が起きたけれど、パズルみたいな組み方でつぎはぎした柱はズレたりせず無事。
・この家は、居住部分は1階のみで、二階はお蚕さんを育てるスペースだった。

・すぐ隣に建築会社が新しい家を建てたけれど、一見お洒落だけれど、2階のベランダはグラグラだし、ミニ暖炉の煙突は折れ曲がっていてあやしい感じだし、軒は短くて雨どいもなくて、雨でいたみやすそうだし、どうだかなあ。(まだ売れていない模様)
・農業機械は、最近はいらん機能をいっぱいつけて値段を高くして、でも故障もしやすくて困ったもんだ。
・昔と違って修理となると部品を全部交換するしかなくて、一回の修理が10万円より安いことなんてめったにない。昔の機会は構造が単純で修理も安くてよかった。

・動物の被害はかなりひどくて、去年はトウモロコシを50m分くらい植えたけれど、みんな動物にやられて口に入ったのはたった3本。
・農業用にいろいろ使える(カラスを追い払ったりとか?)ドローンが、農協の展示会で出ていたけれど、本体、バッテリー複数、屋外用の発電機と充電機械など一式揃えると、80万とかもっとする。しかも教習所に通って免許をとる必要もあるし。

・近所に中学校が新しく出来るけれど、材木屋の市長さんとか、ごく一部が儲かるからやってるんじゃないかなあ。子供はそんなにいないのに。

・網でとった鴨をちゃんと血抜きすると、あれはうまい。イノシシもうまい。熊は泥臭くてダメ。
・キジはヒナのうちは飼ってみると手から餌を食べたりして可愛いけれど、飛ぶようになるともうなつかない。

・ニワトリを飼うと、テンやらいたち、ヘビが来たりする。
ヘビは卵を飲むと、木に登って木から落ちておなかの中の卵を割って、殻は吐き出して中身は呑み込む。落ちたとき、ばったりと、結構な音がする。
一度、ニワトリの産卵促進用の瀬戸物の卵を間違えて飲んだヘビがいて、木から落ちて卵の殻を割ろうとしてうまく割れなくて、結局死んでしまったのを見たことがある。

などなど。
普段、滅多に聞けないお話を伺うことが出来て、すごく面白かったです。

レタスまで頂いて、スーパーに寄ってお寿司を買って3時半頃に帰宅。
ようやく昼ごはんになりました。


さて、アーティチョーク。
夕方になって、大なべ2回分、茹でました。(まだある)
 

アーティチョーク

ガクの付け根はこそいで食べるのですが、これだけ沢山あると食べきれません。
なので、スプーンでこそげてとっておきます。中心の部分は、こんな形。ここでちくちくする蕊を取り除くのですが、私のおすすめは、むしるのではなくて切る方法。
 

アーティチョーク

こういう風に、土台から5mmくらいの位置を、包丁でカットします。
このくらいの部分までは、蕊もやわらかくて食べられます。
アーティチョークは可食部がとても少ないので、少しでも沢山食べたいと考えた方法です。

 

アーティチョーク

大鍋2杯分なので、すごく沢山あります。ガクの付け根を口にも入れつつ、せっせと作業。
お皿に山盛りになりました。

 

アーティチョーク

ハートの部分、そしてこそげたペーストは、こんな感じで冷凍しておきます。
これで、花15個分くらい。

この日の夜は、(昼食が夕方近くだったせいもあり)アーティチョークだけでお腹がいっぱいになってきました。
夜遅くなっても、お腹が減っているような、いないような。
もうちょっと別の野菜も食べておこうか、とお風呂に入ったあと、サラダ素麺を作りました(アーティチョークトッピングつき)。

割といろんなことがあった1日でした。



 




アーティチョークはアブラムシの大好物。
そしてアブラムシを目当てに、アリも。
今回、摘んだそのままを袋に入れて持ち帰ったため、大量のアリが家に入り込んでしまいました。
(かごなどに入れてしばらく外に置いておけば、まだよかったかも)

「なんか家族が増えたね」
とダンナサマ。
心優しいダンナサマはアリ退治とかしないので、わたしが見つけ次第せっせとやっつけていますが、見つかるのはほんの少数。みんなどこに行ったんだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする