採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

栗渋皮煮2011

2011-11-09 | +干し柿・干し芋・栗

サツマイモも掘り終わらないうちにMy柿剥きが始まってしまい、すっかり栗は記憶の彼方。
とはいえ、記録を残しておくと後々助かるので、今年の分を記事にしておきます。


今年は、セシウム問題のせいか、いつもはライバルが沢山のはずの場所で巨大栗を拾うことが出来ました。
大きな栗は、予想以上に嵩張ります。
個数は少なめの割には大きな鍋が必要で、冷蔵庫で場所をとりまくり。

ぐらぐらと大沸騰させてしまったり、渋抜きで数分煮立てるつもりがコトコト煮続けて、渋皮の渋染め状態になってしまったり。
(渋染め状態になると、折角なめらかで柔らかくなったはずの渋皮が、薄く固く、ザラザラになってしまいます)。
途中で気力ダウンして冷蔵庫で何日も待機させてしまったり。

色々ありましたが、なんとか完成にこぎつけました。

 

2011/09/30巨大栗

夢のような大粒栗!

でも思ったのだけれど、大粒だと渋皮を剥くのも大変ではない訳で、栗ごはんや栗ペースト向きなのではないかしら?
渋皮が剥けないほどの小粒山栗こそ、渋皮煮を作る(渋皮煮しか作れない)意味があるのでは?
(アイデンティティとモチベーションが混乱中・・・)


(栗が小さくても悩み、大きくても悩むなんて、バカな私)

2011/10/22作栗渋皮煮

嵩張るなあ、と思いつつ鍋で煮ているうちはまだよくて、瓶詰めする段階で、さらに大きな問題が。
普段使っているような小瓶では、今年の巨大栗は2個くらいしか入りません。

家中の大きめ瓶をかき集めてきました。

2011/10/22作(震災の年)
栗、果糖、ブランデー、バニラ(バニラ弱め)

2011/10/22作栗渋皮煮

WECKのチューリップ500だと、10粒くらい入るかな。


今年は栗が大きい分、中に味が染みにくいと思って、シロップはかなりかなり甘めにしておきました。
この先放置することで、中まで甘さが染みこむ予定。

2011/10/23作栗渋皮煮

WECKの瓶が底を尽き、手当たり次第色々なサイズを導入。
寸胴な瓶よりも、肩があるものの方が収まりがよいということが分かりました。


2011/10/23作。

2011/10/23作栗渋皮煮

大きめと思っていたこの瓶ですが、今年の栗は、たった6粒しか入りません。
まあ、開封して食べるのには丁度よい量かもしれないけれど。

予想はしていましたが、シロップが大量に必要でした。
渋皮煮を食べた後にたっぷりシロップが残ることになるけれど、なにかこう、上手に利用する方法はないものかしらん。

・・・・あんこ?
・・・・黒豆?



何度も書き足してとても読みにくい「渋皮煮の作り方」、何とかしたいと読み直しては見たものの、スッキリ分かり易くする方針が全然立ちません。
こっちはさておき、新たに「渋皮煮の失敗Q&A」を作ろうかと構想中。



■栗渋皮煮 関連記事
2006栗渋皮煮 このときは49個作ったのでした。
栗渋皮煮作業覚書(作り方)
栗の皮のむき方(栗剥きバサミ使用)
2007栗渋皮煮30個作成。
2008栗渋皮煮この年は圧力鍋も使ってみました。107個作成。
2011栗渋皮煮 (この記事)大粒栗が拾えたのでそれで作成。栗の粒が大きいと瓶とシロップが大量に必要。
栗渋皮煮Q&A  渋皮煮作りのコツ(失敗と対策)をQ&A形式でまとめてみました 

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タマネギ、カウントダウン

2011-11-07 | +野菜系保存食

10/23、遅ればせながらニンニクを植えてきました。
次はタマネギを植える準備なのだけれど・・・。

はっ! そういえば!

2011/11/06タマネギ

昨年のタマネギがまだこんなにあるのですが、
よくよく見ると・・・

2011/11/06芽が出かけのタマネギ

分かるでしょうか。
皮がぴりり、と破れていますよね。

2011/11/06芽が出かけのタマネギ

こちらはもう、中味が見える程に破れてしまっています。
以前はこのサインに気づきませんでしたが、今年は見逃さないわ。
この「皮破れ」はどういうことかというと・・・


2011/11/06タマネギ

にょん!

芽が出つつある、というサインなのです。


植えたニンニクから芽がでる季節なのだから、タマネギだってそろそろ兆してくる頃合いですよね。

でもタマネギの場合、この玉を植えても来年増える訳ではないし(以前、試しに埋めてみたのですが、玉にすらなりませんでした)、早いこと食べてしまうに限ります。


一番片付くのはあれだな。


2011/11/06タマネギ

ソフリット(ソッフリット)。

微塵切りタマネギ、人参、セロリ、ニンニクを炒めたものです。
これを適当な大きさに分けて冷凍しておくと、カレーやシチューがすぐに出来て大変便利なのです。


タマネギ1ダース分ほども作ったけれど、まだものすごく沢山残っています。きゅう。



スーパーで野菜を買うということは、保管場所・保存技術なども含めて外に頼んでいるということなのですよね。
いつでも買いたいときに状態のよいものが買えるというのは、ありがたいものだなあ、と思います。


我が家にはジャガイモもタマネギも沢山あるけれど、どちらも芽が出かけ。
食料庫を見に行くたびに、ドキドキ・ハラハラ。スリル満点です。

外で買ってくるのであれば、こんなに気ぜわしい思いをしなくて済むのだろうな・・・。

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御所川原りんごのクランブル

2011-11-03 | +お菓子(西洋)

先日記事にした、中まで赤~い御所川原りんごで、お菓子を作ることにしました。


アップルパイもいいけれど、下に敷く方の皮って結局湿気てしまうのよね・・・。
簡単すぎてパイよりは(多分)かなり格下だけれど、実利をとってクランブルにしよう。

■■アップルクランブル
■材料
りんご
○クランブルとして
小麦粉
オートミール
台湾の粉末完全食
バター・オリーブオイル  (小麦粉類の合計重量の半量程度)
砂糖
ローストアーモンド  FPで細かくなりすぎない程度に砕く
■作り方
(1)りんごは適当に切って、電子レンジで水分を飛ばし気味に加熱しておく。
味をみて適当に砂糖やレモン汁を加える。
(2)粉と砂糖にバターを擦り込み粉チーズ状にする。アーモンドも混ぜる。
ここにオリーブオイル少々を入れ、不規則なダマが出来る程度の固まり具合にする。
冷蔵庫で冷やしておく。
(3)りんごを容器に詰め、上にクランブルを敷き詰める。
オーブン170-180度で30分程度。クランブルがコンガリする程度まで焼く。
りんごがぐつぐつ煮立つので、容器の高さには余裕をもたせた方がよい。
(*)余ったクランブルは冷凍可。

2011/11/03五所川原りんごクランブル

五所川原りんごを煮ると、こんなに綺麗な赤い色になります。
黄色いのはシナノドルチェ。五所川原だけだとやや酸っぱいようなので、(砂糖のかわりに)追加しました。

2011/11/03五所川原りんごクランブル

ほんのり赤い、可愛らしいアップルクランブルになりました。
(以前富士見町で作った赤いルバーブのクランブルよりは淡い色)


クランブルがカリカリサクサク、りんご部分はとろりと甘酸っぱく、とても美味しいです。
もしかして、苦労して作るパイ皮より美味しいかも・・・。
(お菓子作りのモチベーションが・・・・)

 

 

 

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2011サツマイモ:ほしキラリ

2011-11-02 | +サツマイモ

今年は、デビューしたてのサツマイモ新品種、2種類の苗を買って植えてみました。

ひめあやか と ほしキラリ。

ほしキラリの特徴は・・・・

・多収でいもの外観が優れる関系112を母、でん粉の糊化温度がやや低い九州127号を父とする交配組合せから育成した、
加工用新品種。 
・蒸切干の肉色は淡黄で、灰白色になりがちなタマユタカよりも外観が優れる。
・蒸切干の食味は「上」で、タマユタカより優れ、良食味品種の「泉13号」並みまたはより優れている。
・タマユタカと比べて収量は6割程度と少ないが、泉13号よりは多収。
・でん粉の糊化温度が、タマユタカより5~6℃程度低いので、蒸煮時のでん粉の糖化が進みやすく、蒸切干の糖度が高くなる。

割とよさそうでしょう?



結論からいいますと、とてもがっかりな感じ。

2011/10/28収穫ホシキラリ20本分

苗で約20本分で、左写真、および下写真左側分だけ。
(下の写真の右側は別の品種)

す、少ない!
ろくなお芋がないです。
タマユタカの6割程度の収穫というのはこういうこと?

2011/10/28収穫ホシキラリ20本分

こちらの左側は、不良品芋。ネズミ被害や、割れてしまったお芋。
そして異様に巨大になったもの。
このB品とクズが収穫量の半分くらいを占めているのでは・・・。
ひどすぎるー。

この巨大芋は中に傷みがあり日保ちしなさそうなので、早速天ぷらにしてやっつけてしまいました。
大量の天ぷらができました・・・。
ほっくりして甘くて、色も綺麗な黄色でまあまあでした。

2011/10/28収穫ホシキラリ20本分

ほしキラリの特徴なのかどうか分かりませんが、お芋の下のほうから太い根っこがにょろりと伸びているものがいくつかありました。


■ほしキラリ2011まとめ
●記録
植え付け本数:20
苗の状態:くねっとした短め苗。直立植えを試してみた。
苗購入先:児湯芝農園
植え付け日:2011/5/13
前作:里芋後に11本、荒れ地後に9本
収穫:12.8kg (うちA品は半量以下か?)

●感想
・お芋の表皮の感じは、ざらっとしてオレンジがかった色合いで、やや安納芋に似ている。
(安納芋よりは赤い)
・お芋の形も大きさもそろわないし、形がよくない。
・地中のツルのすぐそばではなく、やや遠くに芋がなる傾向があるようだ。
・総じて大変出来が悪かった。
20本のうち11本は里芋跡地に植えたせいで、肥料過多だったのだろうか。
でも9本は別の場所に植えて、そうでもなかったはずなのだけれど・・・。
苗も短かったことだし直立植えを試してみたのだが、それがよくなかったか。
・出たばかりの新品種にすぐ飛びついてしまったのがよくなかっただろうか。
次に買うとしたら、数年後にしてみようかと思う。その頃には育苗を重ね、今よりもよい形質が選抜されているのでは・・・。


プロの農家さんでも育てた人はいるのではと思います。
上手に育てれば、いいお芋が出来るのかしら???
色々不出来の原因はあるとは思いますが、素人が新品種にすぐに飛びつくのは大問題だわ、と痛感しました。

今年植えたもうひとつの新品種「ひめあやか」は一体・・・・・。
悪い予感・・・・。



■参考情報
サツマイモ新品種「ほしキラリ」 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 の 新品種紹介ページ

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唐辛子いろいろ

2011-11-01 | +野菜

先日、近くの大きめの産直に行ったら、色とりどりの唐辛子をがありました。
激辛は苦手な軟弱者ではありますが、あまりに綺麗なので写真を撮ってきました。

2011/10/28唐辛子いろいろ

ひととおり並べてみると、なんと9種類も!

それぞれアップで撮ってきましたよ。
それでは、えーと、どうしようかな、マイルドな順からご紹介しましょう☆

品種:朝天辣椒 チョーテンラージャオ
辛み度:中辛
原産国:中国 四川
解説:麻婆豆腐には欠かせない唐辛子で、そのままでも、乾燥させても使えます。

軟弱ものの私には、このくらいが丁度いいかも☆
という訳で1袋買ってみました。
来年種を蒔いてみようかと思っています。

 

2011/10/28唐辛子いろいろ:ベトナム・オレンジ 品種:ベトナム・オレンジ
辛み度:強
原産国:ベトナム
解説:オレンジ色が綺麗なので、輪切りにして炒めものやスープの辛み付けにお勧めです。また、オリーブオイルにしばらく漬けて辛み調味料としてもお使いいただけます。

色が綺麗ですよね~。
でも、辛味度「強」(強辛とおそらく同じ)ですって。ドキドキ。

 

2011/10/28唐辛子いろいろ:セラーノ・デル・ソル 品種:セラーノ・デル・ソル
辛み度:強辛
原産国:メキシコ
解説:メキシコの代表的な唐辛子で、辛味の強いタイプです。サルサやピクルスの他、料理の辛味付けにお使いください。


 おお!これには見覚えが。
My畑で育てているセラーノ唐辛子です。こんなちょっぴりで200円だなんて、何だかちょっと得した気分。
辛い唐辛子の場合は、縦半割にして種とスジを取り、軽くすすぎ、冷蔵庫で保存しておくと、次第に辛味が和らいできます。
2011/10/28唐辛子いろいろ:ベルビセン 品種:ベルビセン
辛み度:強辛
原産国:イタリア
解説:イタリアで色々な料理向けに改良された品種です。パスタやリゾット、炒めものなどにお使いください。


初めてみました。
イタリア料理にはさほど激辛のものはないような気がしていましたが、こんなものがあったとは。
2011/10/28唐辛子いろいろ:アヒ・リモ(赤) 品種:アヒ・リモ(赤)
辛み度:強辛
原産国:ペルー
解説:サルサ・炒め物・スープなどの辛味付けに最適です。


 大きめでいびつにもこもこした唐辛子です。
セラーノよりも種が取り出し易そうだけれど果肉はやや薄めだろうか?
2011/10/28唐辛子いろいろ:アヒ・リモ(黄) 品種:アヒ・リモ(黄)
辛み度:強辛
原産国:ペルー
解説:サルサ・炒め物・スープなどの辛味付けに最適です。


こちらはアヒ・リモの色違い。ペルーには、ほかに「ロコト(激辛)」「アヒ・アマリーヨ(中辛)」「アヒ・バンカ(弱辛)」などがあるようです。
2011/10/28唐辛子いろいろ:インディアンペパー 品種:インディアンペパー
辛み度:強辛
原産国:インド
解説:カレーなどのシチューはじめスープ・炒め物など最適です。


こちらも強辛。日本の鷹の爪に似ているかも。
2011/10/28唐辛子いろいろ:ミニボンネット 品種:ミニボンネット
辛み度:激辛
原産国:ジャマイカ
解説:ジャマイカ産のスコッチボンネットの珍しいミニサイズです。煮込みや炒めものなどの辛味付けとしてお使いください。

こんなに可愛い形なのに、激辛とは!
ジャマイカ料理ってどんなものか全く想像がつきませんが、辛いものが多いのかな?
2011/10/28唐辛子いろいろ:ナガ・ジョロキア 品種:ナガ・ジョロキア
辛み度:超激辛
原産国:インド アッサム
解説:オリーブオイル・ビネガー・焼酎浸けで辛味調味料としてお勧めです。

今回見たなかの一番はこちら! 超激辛ですって。きゃー。
見た目はさほど特徴的ではないけれど・・・。
あの有名なハバネロと比べてどっちが辛いのかな??

 

■参考情報
篠ファームHP これら唐辛子の生産元と思われるHPです。ここに載せた以外にも、プリッキーヌやハバネロ、アヒ・チーノ、辛くないもの(万願寺唐辛子ほか)など沢山の品種があるようです。
ネットショッピングできるようなサイトになっているようですが、現在はお買い物不可になっています。

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