気候の変化や病気などを心配しながら、カネコとサカタのミニトマトを栽培して、どうにかこうにか、収穫期にこぎつけてみると、素人のプランター栽培としては、それなりに楽しめたのではないかと思う。
何の栽培もそうだが、種を植えて芽が出たり、最初の花が咲いたり、実が色づき始めたりすると嬉しくなり、虫に食われて花や実が痛んだり、風に吹かれて枝が折れたりすると、どうしたら良いのか不安になり右往左往する。そんな繰り返しなのだが、世話や手入れに素直に答えてくれる花木の姿がいとおしいし、刻々と変わっていく自然界の呼吸を感じながら、しみじみと幸せだと思う。
ところで、数週間前から困っているアイコの実の先端が黒ずんで腐る病気だが、調べていると、「尻腐れ病」と言う如何にもぴったりの病名を見つけた。
しかし、写真を見ると、トマトの実の横側が大きく黒く腐っているし、説明を読んでいると大分雰囲気が違っている。
窒素過多でカルシウム不足で起こると言うことだが、市販の培養土を使っていて、その後の肥料も、三要素のバランスには気を使っているので、当たらないと思う。
その後、調べてみたら、アイコのように房の他の実まで連続して沢山黒ずんでいる訳ではないが、サントリーやデルモンテのトマトの実にも、かなり、同じ病気が出ていたので、ぽんぽん成長中の実をもぎ取って捨てなければならなかった。
残念だとは思うが、ものは考えようで、後から出てくる実を大きくするための摘果だと思えば苦にならない。
また、前回の輪紋病のように、急速に木全体に広がって、一挙に幹も茎も葉も実も腐って行くと言う心配はなさそうだし、散発的な被害であり、これから、雨が少なくなって太陽が照り付けるので、薬剤散布は止めておこうと思っている。
同時に植えているサントリーとデルモンテのイタリアン・トマトであるが、競技場のトラックのような形の細長で中玉のデルモンテのイタリアン・レッドは、既に収穫して、かなり無味に近い淡白な硬い実の感触を楽しんでいる。
この口絵写真は、サントリーのズッカと言う名前のトマトだが、表面に貝のような凹凸の入った模様をした洋ナシ形の実、早く言えばピーマンのような形をした実をを沢山つけ始めている。
サントリーの説明だと、カボチャ型に大きくなるらしい。
トマトは、真っ赤な丸い形をしているものだと思っていたが、イタリアン・トマトを栽培していると、他にもこんな歪で変わった形のトマトがあり、何故、イタリアで、あんなにバリエーションのあるトマトが生まれたのか不思議である。
それに比べて、織豊時代にポルトガル経由で、そして、文明開化後アメリカから入った日本のトマトは、至って綺麗な形をした優等生であるのが面白い。
さて、このズッカだが、花はかなり大型でしっかりしていて花房も豪快に伸びるのだが、結実率はあまり良くないような気がする。
しかし、花つきが良く、どんどん木が大きく広がるので、最初から2本仕立て育てていることでもあり、このまま、脇芽の芽かきや頂部の摘芯も程々にして、最後まで雑草のように育ててみようと思っている。
話が変わるが、株が疲弊していたので、庭で風雨に晒したままで育てていた月下美人の花房が急に膨らんだので、玄関先に取り込んでいたら、夜中に、芳香を放ちながら綺麗な純白の花を咲かせた。
一度に、十三輪咲いたことがあったが、今回は二輪で、遅れて、明日一輪咲きそうである。
いつもながら、実に優雅で素晴らしいのだが、夕刻から蕾が緩み始めて、夜遅くなってから満開になり、朝早くにはしおれてぶら下がる、ほんの僅かな命なのだが、その潔さと美しさに感動する。
私は、このような自然の営みの素晴らしさに感動するごとに、この美しい花諸共に、この地球環境を破壊しようとしている人間の馬鹿さかげんに、いつも憤りを感じてしまう。
ホッキョクグマを主人公にしたドキュメント映像が多いのだが、地球温暖化のために北極海の海氷が解けてしまって、海氷に辿り着けなかくなって、どんどん死んで行く姿を見ると堪らなく胸が詰まる。
何の栽培もそうだが、種を植えて芽が出たり、最初の花が咲いたり、実が色づき始めたりすると嬉しくなり、虫に食われて花や実が痛んだり、風に吹かれて枝が折れたりすると、どうしたら良いのか不安になり右往左往する。そんな繰り返しなのだが、世話や手入れに素直に答えてくれる花木の姿がいとおしいし、刻々と変わっていく自然界の呼吸を感じながら、しみじみと幸せだと思う。
ところで、数週間前から困っているアイコの実の先端が黒ずんで腐る病気だが、調べていると、「尻腐れ病」と言う如何にもぴったりの病名を見つけた。
しかし、写真を見ると、トマトの実の横側が大きく黒く腐っているし、説明を読んでいると大分雰囲気が違っている。
窒素過多でカルシウム不足で起こると言うことだが、市販の培養土を使っていて、その後の肥料も、三要素のバランスには気を使っているので、当たらないと思う。
その後、調べてみたら、アイコのように房の他の実まで連続して沢山黒ずんでいる訳ではないが、サントリーやデルモンテのトマトの実にも、かなり、同じ病気が出ていたので、ぽんぽん成長中の実をもぎ取って捨てなければならなかった。
残念だとは思うが、ものは考えようで、後から出てくる実を大きくするための摘果だと思えば苦にならない。
また、前回の輪紋病のように、急速に木全体に広がって、一挙に幹も茎も葉も実も腐って行くと言う心配はなさそうだし、散発的な被害であり、これから、雨が少なくなって太陽が照り付けるので、薬剤散布は止めておこうと思っている。
同時に植えているサントリーとデルモンテのイタリアン・トマトであるが、競技場のトラックのような形の細長で中玉のデルモンテのイタリアン・レッドは、既に収穫して、かなり無味に近い淡白な硬い実の感触を楽しんでいる。
この口絵写真は、サントリーのズッカと言う名前のトマトだが、表面に貝のような凹凸の入った模様をした洋ナシ形の実、早く言えばピーマンのような形をした実をを沢山つけ始めている。
サントリーの説明だと、カボチャ型に大きくなるらしい。
トマトは、真っ赤な丸い形をしているものだと思っていたが、イタリアン・トマトを栽培していると、他にもこんな歪で変わった形のトマトがあり、何故、イタリアで、あんなにバリエーションのあるトマトが生まれたのか不思議である。
それに比べて、織豊時代にポルトガル経由で、そして、文明開化後アメリカから入った日本のトマトは、至って綺麗な形をした優等生であるのが面白い。
さて、このズッカだが、花はかなり大型でしっかりしていて花房も豪快に伸びるのだが、結実率はあまり良くないような気がする。
しかし、花つきが良く、どんどん木が大きく広がるので、最初から2本仕立て育てていることでもあり、このまま、脇芽の芽かきや頂部の摘芯も程々にして、最後まで雑草のように育ててみようと思っている。
話が変わるが、株が疲弊していたので、庭で風雨に晒したままで育てていた月下美人の花房が急に膨らんだので、玄関先に取り込んでいたら、夜中に、芳香を放ちながら綺麗な純白の花を咲かせた。
一度に、十三輪咲いたことがあったが、今回は二輪で、遅れて、明日一輪咲きそうである。
いつもながら、実に優雅で素晴らしいのだが、夕刻から蕾が緩み始めて、夜遅くなってから満開になり、朝早くにはしおれてぶら下がる、ほんの僅かな命なのだが、その潔さと美しさに感動する。
私は、このような自然の営みの素晴らしさに感動するごとに、この美しい花諸共に、この地球環境を破壊しようとしている人間の馬鹿さかげんに、いつも憤りを感じてしまう。
ホッキョクグマを主人公にしたドキュメント映像が多いのだが、地球温暖化のために北極海の海氷が解けてしまって、海氷に辿り着けなかくなって、どんどん死んで行く姿を見ると堪らなく胸が詰まる。