アメリカの鉄道の旅で、書き忘れたのは、アラスカ鉄道の思い出である。
東京からの出張だったが、州政府との交渉が長引いて、土日を挟んだので、マッキンレーの麓の民宿で一泊することにした。
アンカレージを出た豪快な感じの巨大な列車が、雪に覆われた真っ白な荒野を走って行く光景は、映画のシーンのように別世界の景観であった。
ずっと、以前に、アメリカの南部で、踏切に遭遇して、巨大な機関車が、恐らく何百両の貨車を連結しているのであろうと思われるほど、通過するのに何十分も待たされた経験があるのだが、アメリカの鉄道の規模は、とてもなく巨大で、スマートだけれど華奢な日本のJRの比ではない。
このアラスカ鉄道の時は、陽のある時間に荒野を北上したので、春か秋だったと思うのだが、車窓の外は、雪を被った延々と針葉樹林が続いていて、時々その背後に雪山が見え隠れしていたのだが、一度だけ、遠くに、カリブーの姿を見た。
民宿で、そのカリブーの塩漬けを頂いたのだが、特別な味でもなかった。
この民宿は、山小屋風の大きなログハウスで、朝、犬ぞりを体験させてくれた。4頭の大きな犬が橇を引いて訓練されたコースを走るのだが、橇の後に立ってバーを握っているので、勢いよく一気に走ると、しっかり掴んでいないと振り落とされるくらいであった。
先日、ワシントンから、フィラデルフィアとニューヨークを経てボストンへ走っているアムトラックについて書いたが、ここで、一寸、アメリカの鉄道駅について、書いておきたい。
場所にもよるのだが、非常に巨大で、特に、ワシントンの駅は、国家的な記念セレモニーなどでも使用されるほどで、宮殿のような佇まいの巨大なホールを備えて、一部は、かなり設備の整ったショップやレストランなどアミューズメント的な要素を持ったコンプレックスになっていて、非常に興味深い。
パリのオルセー駅が美術館になっているように、ヨーロッパの駅も、昔は宮殿のように立派だったのであろうが、あっちいこっち歩いているが、私の知る限り、今のヨーロッパのターミナル駅は、巨大であっても機能が優先されて、それ程美しいと思える駅は少ない。
外観では、東京駅によく似ているアムステルダム駅のように絵になる駅もあるが、プラットフォームのある内部は、どこも巨大な工場の中のような雰囲気であって、洋画などに出てくる雑踏の方が目に付く。
口絵写真は、ワシントン駅のアムトラック特急便のホームであるが、別に変わったところはない。
別のアングルからと、駅の発券機の写真を載せておく。
発券機は、日本のものとは様変わりで、慣れれば簡単だが、最初は戸惑った。
駅舎は、正面は大きなボックス型の白亜の建物だが、流石ワシントンで、駅前の広場の雑踏やビジネス街やショッピング施設もなく、何もない殺風景。
内部の一角は、セレモニーホールであろうか、広い空間である。
そのはずれから、待合空間やレストランが張り出して、ショッピング施設につながっている。
レポートするつもりで写真を撮った訳でもなく、通りすがりにスナップを撮ったのを、ピックアップしているので、何の脈絡もないのだが、ショッピングやレストラン空間の数ショットを載せておきたい。
高い巨大なドーム状の空間を、改装したものであることが、天井を見れば分かって面白い。
デジカメになってからは、パソコンに写真が取り込んであるので、楽に記事に収載出来るが、それ以前の膨大な写真は、アルバムとネガなので、デジタル化しなければならない。若い時から、カメラを携えて世界を歩いて来たので、面白くて懐かしい写真も多いと思うのだが、何となく、その機会はなさそうな気がしている。
東京からの出張だったが、州政府との交渉が長引いて、土日を挟んだので、マッキンレーの麓の民宿で一泊することにした。
アンカレージを出た豪快な感じの巨大な列車が、雪に覆われた真っ白な荒野を走って行く光景は、映画のシーンのように別世界の景観であった。
ずっと、以前に、アメリカの南部で、踏切に遭遇して、巨大な機関車が、恐らく何百両の貨車を連結しているのであろうと思われるほど、通過するのに何十分も待たされた経験があるのだが、アメリカの鉄道の規模は、とてもなく巨大で、スマートだけれど華奢な日本のJRの比ではない。
このアラスカ鉄道の時は、陽のある時間に荒野を北上したので、春か秋だったと思うのだが、車窓の外は、雪を被った延々と針葉樹林が続いていて、時々その背後に雪山が見え隠れしていたのだが、一度だけ、遠くに、カリブーの姿を見た。
民宿で、そのカリブーの塩漬けを頂いたのだが、特別な味でもなかった。
この民宿は、山小屋風の大きなログハウスで、朝、犬ぞりを体験させてくれた。4頭の大きな犬が橇を引いて訓練されたコースを走るのだが、橇の後に立ってバーを握っているので、勢いよく一気に走ると、しっかり掴んでいないと振り落とされるくらいであった。
先日、ワシントンから、フィラデルフィアとニューヨークを経てボストンへ走っているアムトラックについて書いたが、ここで、一寸、アメリカの鉄道駅について、書いておきたい。
場所にもよるのだが、非常に巨大で、特に、ワシントンの駅は、国家的な記念セレモニーなどでも使用されるほどで、宮殿のような佇まいの巨大なホールを備えて、一部は、かなり設備の整ったショップやレストランなどアミューズメント的な要素を持ったコンプレックスになっていて、非常に興味深い。
パリのオルセー駅が美術館になっているように、ヨーロッパの駅も、昔は宮殿のように立派だったのであろうが、あっちいこっち歩いているが、私の知る限り、今のヨーロッパのターミナル駅は、巨大であっても機能が優先されて、それ程美しいと思える駅は少ない。
外観では、東京駅によく似ているアムステルダム駅のように絵になる駅もあるが、プラットフォームのある内部は、どこも巨大な工場の中のような雰囲気であって、洋画などに出てくる雑踏の方が目に付く。
口絵写真は、ワシントン駅のアムトラック特急便のホームであるが、別に変わったところはない。
別のアングルからと、駅の発券機の写真を載せておく。
発券機は、日本のものとは様変わりで、慣れれば簡単だが、最初は戸惑った。
駅舎は、正面は大きなボックス型の白亜の建物だが、流石ワシントンで、駅前の広場の雑踏やビジネス街やショッピング施設もなく、何もない殺風景。
内部の一角は、セレモニーホールであろうか、広い空間である。
そのはずれから、待合空間やレストランが張り出して、ショッピング施設につながっている。
レポートするつもりで写真を撮った訳でもなく、通りすがりにスナップを撮ったのを、ピックアップしているので、何の脈絡もないのだが、ショッピングやレストラン空間の数ショットを載せておきたい。
高い巨大なドーム状の空間を、改装したものであることが、天井を見れば分かって面白い。
デジカメになってからは、パソコンに写真が取り込んであるので、楽に記事に収載出来るが、それ以前の膨大な写真は、アルバムとネガなので、デジタル化しなければならない。若い時から、カメラを携えて世界を歩いて来たので、面白くて懐かしい写真も多いと思うのだが、何となく、その機会はなさそうな気がしている。