熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

新宿御苑・・・華麗な桜花の乱舞

2017年04月12日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   国立能楽堂の定例公演がはねたのが、3時45分。
   薄雲りの気持ちの良い日であったので、千駄ヶ谷門に行けば、チケット売り場クローズの4時には間に合うので、新宿御苑に行くことにした。
   新宿御苑の閉門まで、30分少ししかなかったが、とにかく入苑した。
   桜は、ソメイヨシノなど、散った桜もかなりあったが、満開情報が出てから随分経ち、風雨に晒されててはいたが、まだ、見頃の雰囲気で、大変な人出であった。
   
   
   
   
   
   
   

   新宿御苑の桜の良さは、非常に巨大な大木の桜の木が多くて、それに、御苑と言うよりも植物園としての機能故に、さくらの種類が多くて、夫々に咲き分けていて、そのバリエーションを楽しめると言うことであろうか。
   まず、桜の風情を表現するために、アトランダムだが、少し、スポット写真を並べてみたい。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   次に、一眼レフを持ち合わせておらず、デジカメで撮ったので、接写できなかったのだが、個々の櫻花の風情を。
   八重桜は、まだ、殆ど咲いておらず、もう少しであろうか。
   御衣黄と言う緑の桜が咲きかけていた。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   私が見たかった桜は、茶室楽羽亭の枝垂れ桜である。
   確か、昨年も撮ったと思うのだが、今回は、閉苑時間での撮影だったので、殆ど障害物なく撮れたのが幸いであった。
   この桜は、見方によっては、一本に見えるが、実際は、二本の大きな桜の木である。
   西から東に歩いた視点からの写真を並べて置く。
   
   
   
   
   

   この日は、逆に、新宿門から出たのだが、イギリス風景式庭園に向かってのソメイヨシノの威容は、まだ、最盛期の雰囲気である。
   4時半閉苑で、早く出てくれと無粋にも追い出しにかかっていたが、外人観光客など聞いて聞かぬふり。
   太陽がまだ高く、これから夕刻にかけて、一番桜の美しい時間に客を追い出す、この官僚仕事のお粗末さ。
   文化文明の質がどんどん落ちて行く日本の悲劇でもある。

   それもそうだが、たった30分と少しの新宿御苑で、私自身が桜を鑑賞すると言う姿勢に欠けていたことを、いたく後悔している。
   
コメント
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