熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉便り・・・妙本寺のハナカイドウと桜

2017年04月15日 | 鎌倉・湘南日記
   鎌倉の桜も素晴らしいが、もう少し、繊細で優しい感じのハナカイドウも、匂うようなピンクの花をたわわにつけて咲き誇る姿も捨てがたい。
   わが庭のハナカイドウも、今盛りなので、とりあえず、妙本寺のハナカイドウを見たくて、鎌倉駅に向かった。
   安国論寺のハナカイドウも有名であったが、古木が枯れて、今は、か細い二代目になっており、他に名木の光則寺や海蔵寺のハナカイドウと比べても、この妙本寺の祖師堂前に咲き乱れる3本のハナカイドウが、一番見事である。
   祖師堂に向かって、左手に二本並んでいて、手前に枝垂れ桜が植わっているので豪華である。
   一方、右手に一本、その後ろに二本の八重桜、裏手に緑の鬱金が植わっていて、情趣を添えている。
   
   
   
   
   
   


   日当たりの良い左手のハナカイドウは、やや盛りを過ぎて、少し散り始めているのだが、右手のハナカイドウは、新鮮であり、その背後に植えられている小木のハナカイドウは、花付きもちらほら咲きだが、匂うように美しい。
   夫々のハナカイドウの雰囲気を接近して示すと、次のとおり。
   
   
   
   
   
   
   

   接写すると、もう少し、非常にナイーブで繊細な花であることが良く分かって面白い。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   さて、妙本寺の桜だが、二天門の左手後ろに、大きなソメイヨシノが植わっていて、もう、すでに、大分散っている。
   最盛期なのは、その後方、祖師堂前の枝垂れ桜で、ハナカイドウと妍を競っている。
   
   
   
   
   

   まだ、五分咲き程度だが、右手ハナカイドウ脇の枝垂れ桜が美しい。
   写真を撮っていて、咲いた花を探していたのだが、気の所為か、暖かい所為か、帰る時には陽があたった、急にほころび始めた感じであった。
   
   
   
   
   
   

   一本、鬱金桜が、咲いていた。
   小さな木で、花が緑色で葉っぱと変わらないので、好事家か、園芸ファンでないと殆ど見過ごすのだが、淡い緑の桜の清楚さは、捨てがたい。
   八重桜の写真を撮っていたら、お花の先生だと言うチャーミングなレディが話しかけて来て、そばにいた婦人も加わって、緑の桜について話が弾んだ。
   緑の桜は、先日書いた御衣黄のほかに、黄桜があるのだが、まだ、見たことはない。
   
   
   

   この日、本覚寺で、椿を追っかけて写真を撮っていた白人の若い女性が、この妙本寺でもハナカイドウの下で一眼を構えていたので、小休止した時に話しかけたら、デンマークから来たのだと言う。
   来年は、京都と奈良を訪れると言うので、何故、日本なのだと言ったら、理屈抜きで、とにかく、日本が好きだと言う。
コメント
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