マインドマップにかくと望みが叶う

先週の土曜日、辰巳ジャンプの子どもたちを相手に、3時間の「マインドマップ導入講座」を開催しました。バレーボール指導の一環ですから「メンタルトレーニング」に活用していくことが最大のねらいです。しかし、辰巳ジャンプは私・井上という現職教員が指導しているチームの特色を生かして、勉強面の指導も強くおし進めていきたいと思っています。

内容はこちらの記事です。

辰巳ジャンプは勉強にも挑戦する!!!

その中で話したことを、子どもたちはよ~~~く覚えていたみたいです。

「紙に自分の希望や夢、願い事、目標などをしっかり書いて、毎日見ると、それが叶いやすくなるんだよ。なぜなら、誰もが自分の目標を紙に書いて貼っておいた方が良いと思っているんだけど、実際にそういう行動を起こす人は3%しかいないんだ。世の中はそういう3%の人の成功のために、残りの97%の力が集中するようにできているんだって。紙に書くとそれは、夢から目標という具体的なものに変わるんだ。そして人間は目標の方向に、脳が自然に運んでくれるものなんだ。」

この3%という数字は、1953年・エール大学卒業生を対象にした、実際の調査結果から明らかになっている数字です。

紙に書くという行動をする人間は、なんと3%しかいないのです。物事を実現していくためには、この「3%」に入ることを意識することがとても大事です。



子どもたちは、翌日の日曜日に集まった時、さっそく報告をしてくれました。

「先生、昨日のマインドマップの勉強で、私はミュージックプレーヤーがほしいって書いたんですよ。家に帰ってすぐに、お母さんとヤマダ電機にお買い物にいったんですけど、ポイントカードに残っているポイントを使わないと無駄になっちゃうことが分かって、お母さんがミュージックプレーヤーを買ってくれたんです!!!本当に実現しちゃいました!!!」

「先生、私も昨日、マックを食べたいってことを書いたんです。うちに帰ったら、お母さんが今日は食事を用意できなかったから、何か食べに行こうっていったので、マックを食べに行けました!!!」

いつもながら、行ったことがすぐに実現していくことに、私はまたまた自信を深めながら、喜んでいる子どもたちの声に「本当!!!やっぱり紙に書くと叶うんだね!!!」と共感していました。


不思議なことかもしれませんが、私の教え子には、何度も何度もこうしたことが起こるのですから、「3%効果」は間違いないような感じがします。


この根拠となる書物を紹介しておきます。少々値が張りますが、読むことを強くお勧めします。
「PX2」という自己啓発プログラムを日本に紹介しているルー・タイス氏の著書です。


望めば、叶う―自分を高め人を導く成功法則
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日経BP社


今週末のバレーボール練習の合間時間には、「マインドマップで作文すらすらワーク」を使って、作文の書き方を指導する予定です。
オブザーブしたい方はコメント欄に連絡先をご記入ください。


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マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
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【教務主任通信(5)】「百年後のふるさとを守る」(5年国語)でPISA型読解力を鍛える

6月の研究授業では5年生が「百年後のふるさとを守る」(伝記)という中心教材を活用して、「自分の生き方を考える」というキャリア教育のねらいに直結する研究をしてくれます。

この教材、あまりにもタイムリーな内容です。浜口儀兵衛という紀州藩の商人が、1854年に起こった安政の南海地震(M8.4)による津波で壊滅的な状態になった故郷・広村の再建に、私財をつぎ込んでいく。そして100年後の大地震に備えるために、大堤防を築きあげます。そして1946年の南海地震の時に、この大堤防のおかげで津波をくいとめることができたという内容です。

この単元では、ぜひともPISA型の読解力を鍛え上げてほしいと思います。もし私が授業をするとしたらと考えて、概略を紹介します。

(1)解釈
・中心教材文を読み、浜口儀兵衛の業績・考え方、周囲の人々への影響などを整理した上で読解する。
・この伝記の書き方は、「物語文」「史実」「筆者の考え」に分かれていることを指導し、文章構成の学習を深める。

(2)熟考
・読解したことを元にして、「自分の生き方・考え方」という基準を見つめながら、浜口儀兵衛の生き方と比較し、感心したことやこれからの生き方の参考になることは何かを熟考させまとめる。仕事というのは自分のためだけでなく、みんなのためを思って取り組むことが大事なことなのだと気づかせたい。(利他の精神)

(3)評価
・熟考したことを元にして、自分の生き方を再度見直す。
・自分にとって大切なことはなんなのかを判断する。
・さらに他の伝記を読むための選択基準を考える。

(4)発信
・学習の中で考えた自分の生き方や考え方を発信(発言や作文)して、友だちとの学習交流をする。
・友だちの意見を聞いて、自分の中で「解釈⇒熟考⇒評価⇒発信」の流れを繰り返す。

こうすることによって、学び合うことの楽しさを味わえるこどもたちに育てることが、今年の本校の研究かなと考えてみました。

何かの参考になれば幸いです。



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