
晴れわたった津軽の朝を眺めながらラストスパートしてきた特急「あけぼの」は、朝9時17分、定刻通りに弘前駅に到着しました。このあとは、ローカル私鉄大好き人間として自ずと弘南鉄道に吸い寄せられてゆくわけですが (笑)、まず大鰐線をめぐった後、大鰐から平賀まで路線バスでワープし、午後はひたすら弘南線で粘ろう……という計画です。
しかし、中央弘前9時30分発の電車には間に合うはずもなく、次の電車は45分後。弘前駅から中央弘前駅までの移動時間を考えても、中途半端に時間が開いてしまいますので、そのあいだ何か埋め草として、弘前駅でJRの美味しい車両を撮れないものか、と思っていました。そこで狙っていたのは9時24分発の深浦行き。五能線色のキハ40系列も未だ撮ったことがないので (^^;)、これはちょうど良い機会! ……と思っていたところ、何と停車していたのは首都圏色 (タラコ色) のキハ48×2ではありませんか!!

いやはや、背景の駅舎はやけにピカピカのデラックスなものになっており、留置線に停車しているのも701系だったり……と、国鉄ローカル線がタラコ色ばかりだった頃とは様子がだいぶ違うのは否めませんが、それでもこの色は懐かしい! もちろん、各路線ごとに独自の塗装を採用して、めぐり歩く楽しみを増やしてくれるのは有り難い限りですが、その合間にひょっこりと懐かしのタラコ色が来てくれるなんて、何と粋な話です! (^o^)
というわけで、今回は弘前駅での駅撮りに終わってしまいましたが、そのうち改めて、今回訪問出来なかった津軽鉄道ともども、五能線のキハ40系列を乗って撮ってみたいものだと思っています (ハデハデで団体客満載な「リゾートしらかみ」編成には全く興味なかったりするのですが。笑)。
いっぽう、伝え聞くところによりますと、秩父鉄道1000系も1編成が中央線塗装に戻ったとか! これはもう、各地でタラコ色祭り!という感じで、関鉄キハ350あたりもタラコをやってくれないかなぁ……と妄想は広がるばかりです (爆)。
こんな感じで、のっけから超偶然の出会いでスタートした今回の撮り鉄旅行……偶然の出会いも多く、とにかく波瀾万丈・激闘の日々でした (笑)。五能線は北海道ではなく東北なので「北」ではないだろう、という声が聞こえてきそうですが、一回の旅でのシリーズ記事ということで、大目にみておくんなさいまし (^^;)。