地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

北の国鉄型めぐり (3) 781系すずらん

2007-08-23 00:38:11 | 国鉄型車両


 室蘭線の電化区間といえば、いま最も注目を集めているのはDD51牽引の夜行列車や貨物列車以上に、781系の「すずらん」でしょうか。確か、「スーパーカムイ」の登場で「ホワイトアロー」用785系の一部が「すずらん」に転用され、781系は「ライラック」「すずらん」ともども来月いっぱいで一気に運用を離脱してしまうとか……。北海道の電車特急といえば、もう若くはない私としましては、やはり本州の国鉄型特急に比べれば俄然ゴツさが目立つ781系の姿を真っ先に思い浮かべますので、これまでほとんど付き合いはないものの寂しい限りです。
 781系が一気に廃車となってしまいますと、北海道の初代電車特急「いしかり」用として1974年に製造されながらも、耐雪性能が不十分なゆえに早々に北海道を撤退した485系1500番台 (現在、勝田の波動用車両などで活躍) の方が、奇しくも北海道電車特急のパイオニアとして生き残り続けるということにもなりますね……。



 そこで今回の撮り鉄にあたっては、室蘭線内をゆく781系「すずらん」についても確実に記録しようと計画を立て、まず虎杖浜で「すずらん1号」を激写しようとしたのですが……前回「カシオペア」の画像でご覧に入れた通り、余りの暗さで悲しい写りとなりました……(T_T)。「すずらん」は「ライラック」と比べると本数が少ないだけに、貴重な機会を半ば無駄にしたことの嘆きは大きいです……。
 しかし、幸いにして完璧なリベンジの機会が訪れました! 北吉原で「北斗星1号」を撮影したのち、天候が一時的に急速に回復しまして、強烈な順光が原野を貫く鉄路を照らし出す中、「すずらん3号」が猛スピードで迫ってくるところをきっちりと撮影成功!! 
 その2日後、研修を終えて札幌に向かい、苗穂で「すずらん5号」を撮影してみたところ、これも見事に成功! こうして虎杖浜での借りを返すカットを2度にわたって撮影することが出来、いやー本当に気分が良かったです (^O^)。