既にネット上の各方面で伝えられ、リンク頂いている「melonpanのつぶやき」さんでも取り上げられている秩父鉄道1011Fのオレンジバーミリオン塗装……。その神秘的な姿にいてもたってもいられず、仕事が昼で終わった今日、そのまま高崎線の客となってしまいました。
関東で最も気温が高くなることで知られる熊谷に降り立ち、さらにひろせ野鳥の森へ移動しますと、余りの炎熱で一気に汗が噴き出し、熱中症の心配が頭をよぎりましたが、あわよくば1011Fの試運転を目に出来るのならば、このくらいは……ということで、忍の一字で広瀬川原へ。しかし……肝心の1011Fは、相当奥まった通電試験線 (?) でパンの上げ下げを繰り返しているのみ。超望遠レンズで撮影した画像をさらにトリミングしてようやく↑のような絵を得ることが出来まして、これはこれでパン上げの感動的な光景ではあります (前パンゆえに全金属製クモハ73の再来!と思ってしまうのは私だけでしょうか? ^^;)。それでも、はっきり言って道路からは遠く、手前の草むらや枕木の山にも阻まれ (手を高く差し上げ、撮影結果をモニタで確認しながら少しずつレンズをずらして撮るという面倒臭さ!)、はるばる来たのにこれかよ……という無念さも。
そこで、動きがあるのか全く分からないまま約2時間、デキやヲキの入換を撮るなどして時間をつぶし、「もしかしたら手前に引き出されるかも……」という瞬間を待っていたのですが、午後3時を過ぎても何もなし。いい加減体力的に辛く、そろそろ湘新の特別快速で帰ろうか……と諦めかけた矢先、詰所から入換要員の皆様がワラワラと出てきまして、ついに1011Fが引き出されるときがやって来ました!
スイッチャーに牽引されている関係上、デハ1011の正面を含めた編成写真を撮影出来なかったのは少しだけ残念でしたが、そんなことはさておき、架線下に移される貴重なシーンを目の当たりにすることが出来ただけでもこの上ない感動!! クーラーこそ国鉄時代と異なりますが……このマスクとサイドヴューにこの色!! 秩父鉄道の粋な計らいに「素晴らしい!!」と拍手を送らずにはいられません (*^O^*)。なお、間近で見ますと少し現行塗装のラインが浮いていますが、まあそこらへんはご愛敬ということで……(関鉄の青キハも同様ですね ^^;)。
なお、一連の作業のついでに、踏切・ポイント操作担当の方から塗装変更をめぐる事情をいろいろ伺ったのですが、まあいずれ秩父鉄道から正式なアナウンスがあることでしょう。これからしばらく、1000系の代替車が一体どのような車両になるのか……という話題も含めて、秩父1000系が熱い注目を集めることになりそうです。いや、個人的にはのんびり・まったりと秩父を楽しみたいのはやまやまなのですが……(^^;;