地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ことでん激動の07夏 (7) 長尾線色の700形

2007-08-10 10:57:11 | 地方民鉄 (琴電)


 琴電長尾線の旧型増結運用は、1300形が正式に運用を始めたことで、予定より少々早まって去る7月31日をもって終了したようです。そして、ついに明日・明後日には315号さよなら運転が行われます……。個人的には、行こうかどうか相当迷ったのですが、首都圏から前日出発で参加する場合、まさに10日の夕方と夜が帰省ラッシュのピークに当たりますので、新幹線も寝台列車もすでにほぼ売り切れ! また、弘南&北海道で撮り鉄体力を使い果たし気味でして (^^;)、炎天下のなかカメラの放列の中に加わるのはちょいと辛すぎるものがあります。そこで、先月の訪問時にのんびり・しみじみと朝の増結運用を味わい、315号の最後の活躍を眼にしたことで満足するのがベストではないか……と思いまして、今回は参加を見送ることにしました。参加される方のご健闘をお祈りします (^^;
 というわけで、当ブログでは趣向を変えまして、315号引退の陰でひっそりと長尾線から去り、志度線に転属するといわれる701+702をアップしてみます。



 長尾線の701+702と志度線の721+722は、もと名古屋市交の車両の中でも原型の正面を持つ貴重な車両として、他の600・620形と比べればやや人気があったのではないかと思うのですが (私だけ? ^^;)、各路線1編成だけというレアさもその人気を後押ししてきたと言えましょう。とくに、長尾線新塗装とこの顔の組み合わせは、ある意味非常に良くまとまった名作なのでは……と思います。
 というわけで、長尾線旧型を撮影した日の朝、701+702は平木出庫の運用に入っていましたので、旧型車と同じく気合いを入れて撮影しました (^^)。
 しかし、まさか志度線転属により、これが長尾線で撮影した最後の姿になるとは思いもよりませんでした。志度線の721+722が現在、ド派手ラッピング (しかも軽自動車利用推進の呼びかけとは……) で最悪の姿になっていることから (-_-メ)、もし701+702が志度線標準塗装 (またはしばらくの間長尾線色のまま? ^^;) で活躍してくれるとすれば、今後の志度線訪問の楽しみにもなるでしょう。
 とはいえ、完全に名古屋市交の世界になった志度線……果たして今後ここでじっくり撮り鉄するのかなぁ……と思うと、今のところは余り乗り気になれない自分がいます (これが10年か20年後になると全然気が変わり、「志度線シブくて最高!」と叫ぶのかも知れません。秩父1000系も20年前の導入時は「ク○1000」と呼んでいた私ですので、たぶんそうなるでしょう。勝手だなぁ。^^;;;)。