地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第五ジャカルタ炎鉄録 (29) 東西線5000系67F

2014-04-04 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 昨日は都内某所にある東南アジア某国料理店にて、いつもお世話になっておりますKucing様のお声がけのもと、ジャカルタ鉄道情報の大御所・パクアン急行様の一時ご帰国を記念しまして、インドネシア・東南アジア鉄活動のツワモノが揃う宴が盛大に開催され、私もその末席に連ねさせて頂きました! 
 今回の乾杯のお題は何と言っても、埼京線から大量にインドネシアに渡った205系が無事に営業運転を始めたことを祝うというものでしたが、いっぽうその裏では調子が悪かった103がついに離脱したという衝撃的な話題もあり、まさにジャカルタでも日本中古車どうしで新旧交代が進みつつあるという生々しい現実をかみしめる宴となったのでした。さらに一方では、かねてから試運転中であったHolec ACの営業運転開始、そしてここに来て急激に進む非冷房車のプルワカルタ廃車回送などなど (これは明らかに横浜線205系のためにデポックの留置線を確保するためでしょう)、とにかくジャカルタの鉄事情は流動の真っ直中! というわけで、他の台湾や東南アジア諸国の話題も含めてただでさえ話題炸裂となっただけでなく、これら諸国の鉄道車両をめぐる偉大な黒幕の御方もお見えになって秘話を披露して下さるなど、本当に胃袋も脳内もお腹いっぱい!のひとときとなったのでした♪ お会いした皆様には心よりお礼申し上げます!!



 というわけで、昨年8月のジャカルタ遠征の記録、続きはメトロ5000系です。メトロ5000系はその安定した性能と保守のしやすさゆえに、ここのところ絶対安定期に入っている (?) ようですが、2012年8月時点と1年後を比較してマイナーチェンジをしている編成が1本ありました。それが今回アップの67Fです~。まぁ変化と言っても、5817の運転席窓のすぐ上に掲げられているKAIジャボタベック事業部エンブレムが色抜きされたことに加え (5017は既に2012年の時点で色抜き)、先頭車への女性専用車ラッピングが施されたことに過ぎないのですが……(^^;)。
 それにしても、先頭車に女性専用車ラッピングが大々的に貼られ始めた当初は「ええぇぇ~何でよりにもよって先頭車にこんなもん貼るんだよぅ! 撮り鉄するのにメチャクチャ目立ちまくりじゃねーか!」と嘆かわしい気分であり、出来るだけ多くの編成がラッピングの運命を免れるよう祈るような気分で撮影したものです。しかし……不思議なことに今や何とも思わないという……(汗)。むしろ、編成の両端と中間とを問わず、もっとド派手な全面広告ラッピングが出現したことにより、この女性専用車ラッピングの方がまだ「標準的」なパターンを維持しているように思えてしまうという……(滝汗)。要するにそれだけ、訪れる側がジャカルタの鉄道シーンに飼い慣らされてしまっていることを意味するのでしょうが、とにかくこれだけ短い周期でコロコロと外観が変わることを考えるにつけ、なるべく早い時期から通って撮り貯めたもの勝ち、という鉄の事実をかみしめずにはいられません。