既に複数のメディアが伝えているところによりますと、日本政府は外国からの観光客を増やして国内観光産業を盛り上げるべく、昨年から東南アジアの複数の国を対象に短期の観光ビザを免除にしておりますが、これが非常に大きな効果を上げているのをうけて、近々インドネシアからの観光客に対してもビザを免除する方向で調整(事実上の準備作業?)を進めているようです。Selamat datang ke Jepang! とくに個人的には、ジャカルタでのヲタ活動を通じ、鉄道とヲタ、そして鉄道と一般民の関係のノリが割と日本と似ていることを感じて親しみを覚えるにつけ、インドネシアの鉄ヲタの皆様が気軽に日本で鉄活動出来るようになれば良いなぁ~と思っておりましたので、このような動きは大歓迎です。もちろん、まだ日本との所得差などはあり、インドネシア国内の格差もまだまだ深刻なわけですが、既にインドネシア国内で鉄活動できるほどの中間層であれば、ここ数年の経済発展に鑑みて、日本自由旅行鉄活動をするのにそれほど大きな負担を感じないようになるのは時間の問題でしょう。まぁ、残る問題は……ハラール(イスラーム的価値に適合)な食べ物を出すメシ屋やコンビニが全然少ないことでしょうか。今すぐ日本国内のあらゆる食サービスに対してハラール認定を進めるわけにも行きませんので、来日されるムスリムの皆様は、明らかに豚とアルコールに由来するものを自ら避けて頂くということで御容赦を……と思うわけです。
というわけで、ジャカルタの東葉高速の続きです。現役3兄弟のうち、1060Fについては1年ぶりの訪問で目に見える変化を確認出来た反面、1080・1090Fにつきましては基本的に変化無し! 故障しにくいメトロ5000軍団の一員として、朝から晩までボゴール線の主力として大活躍しておりました。1080Fは東葉高速社紋=ガルーダの紋章があり、1090Fはそれが外されている……というのが違いです。
総じてメトロ5000系は非常に性能的に安定し、かつクーラーの効きも絶好調ですので、個人的な印象では余程のことがない限り、あるいは交番検査や昼寝などで車庫に引っ込まない限り、全編成が毎日必ずといって良いほど走っているような印象があります。本質的に全く同じ車両である東葉高速1000系もまた然り (笑)。個人的には東急ファンですので、乗る際にはなるべく東急車に当たりたいと思うものですが、東急車のクーラーがヘタレ気味であることを考えるにつけ、クーラーがガンガンに効きまくった東葉高速車の車内におさまった瞬間「ま、これでもいっか」と思ってしまうのでした (^^;)。
-------以下は鉄道・インドネシアと全く関係ありませんので閲覧注意-------
ちなみに、今回のインドネシア・ベトナム・フィリピンといった国々に対する観光ビザ免除予定は、C国人に凄まじい衝撃を与えているようです。ウチの怪社のC国人若手社員数人が力説するところによりますと、「C国の発展はこれらの国々よりも上であり、収入も我々の方が多い。なのに何故、彼らが日本観光ビザ免除で、我々は収入証明やら何やらの書類を用意し、複雑な手続きで日本観光ビザを取得しなければいけないのか……。C国には確かに反日なヤツもいるが、あれはC国の恥だ。周りの知り合いはみんな日本大好きで、日本観光に行きたくて仕方がないのに、仕打ちを受けているようで悲しい」とのこと。まぁ私が思うに、最近のC国人中間層の中には考えや行動が洗練された人々もそれなりに増えているのは確かで、日本が好きな人には是非観光してナマの日本の姿を知って頂きたいと思いますので、気持ちは痛いほど分かります。しかし、お宅の国は党と政府があの調子ですから……。C国自体が地球全体の縮図であることを考えれば、都市の中間層のことだけを考えるわけにも行きません。こう説明したところ「そうですよね……」とガックリしておりました。
そして思うに、これは日本政府によるC共への結構強烈な間接パンチでもあるのではないか……と。日本にも気軽にノービザで(あるいはアライバルビザや米国ESTAに似た簡易な事前手続きのみで)やって来ることが出来るようになり、C国パスポートを持つことの悲哀を将来にわたって感じたくないのであれば、C共こそ日本への態度を改め、自国を誰の眼にももっと良い国にして行く必要があり、またC国人民もC共のせいでこうなっているのだということをもっと自覚せよ……という日本からのメッセージにもなるでしょう。乱筆失礼しました。