地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第五ジャカルタ炎鉄録 (42) KRL-1

2014-06-06 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 インドネシアでは去る1日にダイヤ改正が行われ、ジャカルタの電車シーンも205系の大量増備を受けて大幅に列車本数が補充されております。その詳細な全貌はKCJ公式HPにアップされた新時刻表をご覧頂くとしまして、昨年8月に撮影したジャカルタの電車シーンのつづき……日本中古電車の記録が続きましたのでちょっと一服、インドネシア国産冷房電車第一号であるKRL-1をアップしてみましょう。とはいっても基本的に4連2編成しかないというシロモノですので、使われ方は一昨年と比べても変わりがなく、4+4を組まずにフィーダ運用に徹するという影の薄い状況です (汗)。



 そのフィーダ運用は、ジャカルタ・コタ~カンプンバンダン間の僅か1駅分を行ったり来たりするのに加え、朝夕のラッシュ時にはジャカルタ・コタからカンプンバンダンに至ったのち折り返してマンガライまで足を延ばす列車(逆もあり)、及びマンガライ~タナ・アバン間を折り返す列車を指しますが、既にマンガライ~タナ・アバン間の混雑具合は4連では間に合わないほどのものであるようにも思われ、最近では6連が入るのも当たり前、8連すら入ることもあるようですので、4連のままのKRL-1の去就が今度のダイヤ改正で一体どうなるのか、大いに気になるところです。レバラン明け多客輸送期に、電車通過措置がとられたパサール・スネン駅への送迎列車として設定された「ジャカルタ・コタ~パサール・スネン機織り運用」を、正式な定期列車に格上げして欲しいものですが……。いっぽう、ジャカルタ・コタ~タンジュンプリオク線や、チタヤム~ナンボ線がなかなか旅客営業を復活させないことに鑑み、4連はもうジャカルタ・コタ~カンプンバンダン間の機織りを除けばほとんど要らないと思われることから、KRL-1を4+4の8連で使うようにして欲しいものですが……(結構カッコ良いと思いますので!)。