田園都市線に現存する幕編成がファン垂涎の神秘的存在であるのと全く同じように、ジャカルタでも幕を維持している8610Fは、来れば最高に痛快な気分になる編成のひとつです。いやそもそも……この編成は田都での現役当時からそんな偉大な編成の一つであったはずではありませんか! というわけで、この編成は後述する8607Fともども、ジャカルタを訪れる東急ファンの期待を一身に背負って快走し続ける存在であると言っても過言ではないでしょう。とりわけ、日本時代の幕は破れ果てても代わりに現地幕が挿入されているあたりは素晴らしい限りですし、種別幕や貫通扉窓下に車番が入っているのもなかなかカッコ良いです♪
しかし……撮影時にいつでも良い感じに撮影できるとは限らないのがジャカルタ (鬱)。デハ8510につきましては、ド順光でデポック幕をゲット♪しているのですが、デハ8610をド順光で撮った際には白幕……。いっぽう、曇っているときに限ってデハ8610がタナ・アバン幕でやって来るという……(激鬱)。まぁ、これが仮に、ボジョングデ、パルンパンジャン、マジャといった超ネタ幕でしたら、後悔してもしきれませんが、タナ・アバン程度ならまだ諦めがつくというものです……(しかしボゴール線列車でタナ・アバン行があった時代も遠くに去ってしまいましたなぁ~。今は必ずタナ・アバン止まりではなく環状線を約1周してしまいますから)。
ちなみに、いつもお世話になっております『JABODETABEK COMMUTERS NEWS』様によりますと、8610Fは最近全検を終え、種別幕の位置にKAIシンボルマークが掲示されるようになりました。