地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京都東山緑色鉄 (1) JRW奈良線103系

2014-06-26 00:00:00 | 国鉄型車両


 JRWの一部路線・系統は、今や全国的にみれば貴重になりつつある国鉄型車両が大都市近郊路線であるにもかかわらず運用されていることから、国鉄型車両万歳!な人間からはアツい注目を集めておりますが、JR以降の車両を尊ぶ立場からは散々な言われようであることは周知の通りです。しかし、さすがに国鉄の分割民営化から27年が過ぎ、当時まだまだ新しかった車両ですら車齢30年前後の大台となってしまったことから、今後加速度的にこれらの車両が劣化するのに対して引き続き金を掛けるよりは、むしろ思い切ってJREやJRCと同じように集中的に新型車を導入した方が、節電・整備コスト・新造費用といった様々な点において有利だ……とJRWも判断しつつあるようです。
 そこで先日、「国鉄広島鉄道管理局」こと広島地区に対する227系の投入発表が……。これでもう、単に広島地区で国鉄型電車がヤバくなったのみならず、京都地区でも近い将来ヤバい可能性が大……。しかしいずれはそうなることは元々分かりきっているため、少しでも機会を見つけて撮り貯めなければなりません。そこで、先月京都に出張したついでに、約10ヶ月ぶりに (汗) 奈良線のウグイス103系を撮影してみました。



 しかし……そんな新型車の投入を待つまでもなく、既に奈良線103系の撮影もギャンブルとなりつつあるという深刻な自体に直面してしまったのでありました (号泣)。これまでの基本認識では、毎時2本の快速は221系であるのは当然としても、京都口で毎時4本の普通列車はウグイス103系で来るのが当たり前、線路脇で立っていればそれこそ入れ食い状態で撮り貯めることが可能……と信じて疑わなかったものです。しかーし!この日の撮影は、まず新幹線で京都に到着した直後にウグイス103系に乗って撮影地に移動したのを最後に、やたらと221系の代走に当たってしまったという……。221系そのものは決してキライではありませんが、225系増備のあおりで奈良に移る4連が増えた結果、本来103系が来ると期待していたスジにも盛んに進出して来るようになって来ますと、何だかなぁ……と激鬱。しかもこの日は梅雨入り前の酷暑続きの頃で、盆地の京都はメッチャ暑い……。
 というわけで、ド順光狙いで1枚目の画像を撮るのに90分も待たされた (=この間、一本もウグイスが来なかったということです!) 結果、こりゃもう今日は徹底的にハズレだな……ということでJR奈良線の撮影を諦め、別の路線へと転戦することにしたのでした。したがって、2枚目の画像は先月の撮影分ではなく、10ヶ月前=2013年7月に撮影したカットの未公開分です。悪しからず……(滝汗)。