ジャカルタの6月1日新ダイヤは順調に推移し、とりわけボゴール線は既存の設備(とくにガンビールやマンガライといった信号待ち難所の存在)のもとでは列車本数が限界に達しつつある中、205系10連の大量投入によって大幅な輸送力増を果たしたわけですが、これはもうJREの車両置換スピード並みに(いや、ジャカルタもまさにその影響で)目まぐるしい変転であると思います。そしてそれ故に、203系がいつの間にか相対的に本数が少ない地味~な存在に変わってしまったことに驚かされます (汗)。203系といえば、個人的には千代田線で結構お世話になった思い出の車両のひとつであり、3年前の訪問の際に緑帯姿をマンガライ工場ゲート前から眺めてコーフンし、2年前の訪問の際にはまだまだキレイな状態の4編成を激写して大喜びしたものです (笑)。
しかし、常磐緩行線時代の203系が、世間的にも鉄ヲタ界一般にもとにかく地味でボロい電車だの何だのと叩かれていたように、ジャカルタの203系も帯ラッピングが次第にヘタれ、デビュー時に使われた謎薬品の効能によるピカピカな車体も何だかんだで薄汚れて行くうちに、他のギンギラコルゲート車両や、マスクが近未来的なメトロ軍団と比べて存在感が埋没してしまったような気がします。そう、常磐線時代と全く同じような、何やら垢抜けない存在に……。
でも、それが良い! (*^^*) とくに、マト51編成はビリビリに破れた正面帯の下から常磐緑帯をのぞかせ、東葛の野武士たる本質を全面に押し出して力走している光景にメロメロとなってしまったのでありました (爆)。
なお、現在では既にマト51編成も再入場し、黄帯がビリビリに破れた状態は解消されているとのことですので、悪しからず……。