地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第五ジャカルタ炎鉄録 (45) 203系マト68・69

2014-06-14 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 昨年8月の時点で動いていた203系のうち、マト68・69編成につきましては無難に(?)女性専用車ラッピングが貼られ、マト51編成のように投石で正面帯がビリビリになるようなこともなく、至って元気に活躍しておりました。
 203系の具体的な運用は、一昨年の訪問時にはボゴール線とブカシ線それぞれに……という感じではありましたが、ブカシ線がその後、メトロ6000のうちSIVの調子がイマイチな編成の指定席となったこともあって「東京メトロ・ブカシ線」の度を強めた結果、とりあえず昨年の訪問時にはほぼボゴール線(環状線直通を含む)の専属となっていたと認識しております。



 というわけで203系は、たまに何らかの差し替えでタンゲラン線で運用されることもあるでしょうが、最近のタンゲラン線はKFWやHolec ACといったインドネシア製電車の巣窟となりつつあるようですので (とは言っても、東急車が入ることもあり油断出来ず)、乗って撮りたければボゴール線に張り付いていれば良し、といったところでしょうか。起伏に富んだ熱帯雨林の田園地帯をウネウネ長時間走るスルポン=バンテン線の運用にも入って欲しいものですが、スルポン方面は伝統的に都営とメトロの牙城であり、そこにKFWも参入しているという状況ですので、203系でマジャまで乗り通すのは低確率のギャンブル……。まぁ、ボゴール線の山登り区間(概ねパサールミングから勾配の連続ですが、駅間が長く急勾配になるデポックから先が最大の魅せ場♪)における203系の走りが一番当たりやすく楽しめるでしょうか。訪問の際には是非お忘れ無く……。