小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

SCP-1071~1080

2017年10月03日 | SCP紹介
SCP-1071 - Improvement Test (改善テスト)
SATテスト(アメリカのセンター試験のような物)の解答用紙と問題集。HBの鉛筆で表紙に名前を書くと、被験者はそれが実際のSATテストと思い込む。問題の内容は記憶できず、解答用紙は白紙のまま変化しない。3週間後、SATではなく改善テストとして結果通知が届き、60%以上正解していれば何も起こらないが、不合格の場合は恒久的に人間はおろか動物や機械から受動攻撃的な態度を取られる。また非常に優秀な成績を修めると「迎えに行く」と書かれており、72時間以内に被験者は消失する

SCP-1072 - Memory-Replacing Disc (記憶移植ディスク)
無地のディスク状の金属。10m以内に近づいた人物はディスクに触れたいという欲求に駆られ、触れると以前に触れた他者の記憶を移植される

SCP-1073 - Computing Microbes (演算する微生物)
ある洞窟の泉に棲息する微生物。電波を受信し解読でき、それぞれCPUやメモリ等を担当しコンピュータのように振る舞う。波紋によるモールス信号で会話でき、現在のコンピュータシステムの9割は彼らからもたらされた

SCP-1074 - Stendhal's Nightmare (スタンダール・ナイトメア)
灰色の濃淡だけで描かれた油絵。視認するとスタンダール・シンドロームに似た症状を起こし、感動を訴え絵について盛んに議論する。被験者達には無地ではなくそれぞれ全く違う絵に見え、やがて緊張病を引き起こし死亡する

SCP-1075 - The Forest Normally Known as Vince (普段はヴィンスと呼ばれる森)
コロラド州パゴサ・スプリングスの住民に起きている異常現象。彼らはポプラ種の森をヴィンスという一人の男性と認識し、ヴィンスと過ごした記憶や存在を示す公文書もある。ヴィンスの運転免許証には森の写真が貼られている

SCP-1076 - The Only Child (たった一人の愛しい我が子)
虐待された子供の姿をした生物。21歳以下の子供を持つ人物が視認すると、自分の子供を放置しこのSCPに異常なほどの愛情を注ぐ。放置された子供は他者に救助されない限り衰弱死に至る。男女の個体がおり、遭遇すると縄張りを争い激しく戦う

SCP-1077 - Devil's Cap Mushroom (アクマカサタケ)
キノコ。胞子を吸った者の言語能力を操り、周囲の人物を自殺に導き、菌の伝染を広める

SCP-1078 - Sight-Stealing Eye (目を奪う眼)
ガラス製の眼球。眼窩を失った人物が義眼として装着すると、視神経と結合し視力が回復する。しかし次第に周囲の人物を認識出来なくなり、最終的には全ての人物が消失し、孤独感から自殺を選ぶ

SCP-1079 - Dr Wondertainment's Bubblebath Bonbons (ワンダ―テインメント博士のバブルバスボンボン)
砂糖菓子。食べた量に応じて血液がピンクの泡になって毛穴から放出される。一度に4つ以上食べると95%が失血死する

SCP-1080 - The Creche (保育所)
大きなチャンバー。12歳以下の子供を入れると3~5日後におよそ20歳に成長する。卓越した車両メンテナンス技術を得るが、引き換えに重度の障害を患う
コメント