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2017横浜DeNAベイスターズ私的感想 控え野手編

2017年10月14日 | スポーツ
嶺井博希
戸柱がレギュラー認定されるやいなやなぜかレギュラーを奪うという超展開で終盤戦はスタメンマスクを多くかぶった。
調子の波の少ない打撃でチャンスを広げ、倉本のサヨナラ打では一塁から一気に生還という思っても見なかった俊足を披露。直近の試合で戸柱も高城も激走でサヨナラのホームを踏んでおり、捕手3人がチーム内では結構速い方という横浜の闇を垣間見せた。
先発戸柱で8回あたりから代打で入れ替わる(逆もあり)リリーフ捕手という新戦術も悪くなかった。


高城俊人
昨年担当した山口が抜けたため濱口を担当。や→は?
前述の通り、対広島3連続サヨナラでは倉本の内野安打を菊池がこぼしたのを見逃さず、二塁から余裕の生還を果たした。
2アウトでとにかく走ればいい場面とはいえあれは速かった。菊池実は高城の俊足を知っていてノーバンで捕りに行った説は成立しないだろうか。


白崎浩之
オープン戦の好調で今年こそはと期待されるが全く打てず早々に二軍落ち。サヨナラ打? 知らない話だ。
終盤に戻ってきたが主に代走という使い道に笑った。消化試合では3三振でファンを嘆かせ、翌日にやっと二塁打が出たと聞き映像で見たらセンターの判断ミスだった。
カタログスペックだけなら一級品でおなじみ大田泰示が北の大地で解き放たれると大暴れしたこともあり、スペックでは引けを取らない白崎にも何か逆転の目があるはずだが……。


石川雄洋
ピロヤスの加入と柴田の台頭でポジションを失った。バントと守備が長所なところに球界屈指のバント職人と70%菊池が出てきたらそりゃきつい。
勝負強くはないが何かやってくれそうな打撃はもったいないが、二塁手ばかり三人いてもしかたないので、やむをえない。ショートと外野が駄目だった石川サイドにも問題はあると思います。
ピロヤスが何年やれるかわからないが、かと言って石川も上がり目が無い。来年は正念場だろう。


山下幸輝
痛恨のエラーで二軍落ちし、終盤に昇格すると余裕の捕球でグラブをポンポン叩いてからの悪送球でまた二軍に逆戻り。普通にイップスだと思うし、あのラミレスに一瞬で切られたほどだから深刻である。とりあえずカウンセラーにかかって欲しい。


エリアン
シリアコがコケて昇格したが得点圏で昨年のような勝負強さを見せられず、エスコバーが加入すると外国人枠に阻まれあえなく二軍に沈んだ。ドタバタした外野守備と時々ポカをするくらいで堅実な内野守備、メジャー級の強肩とチャンスでだけ打つ一発。魅力あふれる助っ人だったが最近見なくなってきた菊地亜美とともに今年でお別れだろう。


佐野恵太
ドラフト最後尾から開幕メンバーに名を連ねたが打率は1割に届かず、降格するとそのまま二軍で過ごした。
まだあわてる時間じゃないが「乙坂、以上」な左代打陣のチーム事情はあわてて欲しい。


G.後藤武敏
後半戦で昇格するも十数打席ノーヒット。もう限界かと思われたところで快音を飛ばし首の皮一枚つながった。
後藤のおかげで勝てた試合は2つあるが全く安定感がなく、Xデーはやはり近い。出れば盛り上がるんだけどね。


田中浩康
打率は低迷したが職人芸のバントとしつこいほどの右打ちに鉄壁の守備と、おおむね期待した通りのピロヤスを見せてくれた。終盤は投手の左右に関係なく柴田にポジションを譲ったが、あのバントだけでもベンチに置いておく価値がある。
なお年度別成績を見たらびっくりするほど一昨年(2015)に似ていたのでぜひ調べていただきたい。


細川成也
初打席初ホームランだけでも狂喜乱舞なところ2試合連続のおまけが付いたロマンの塊。CS行きの切符までつかみ、これでCSでも打ったら2chのサーバーが落ちそう。先に後藤が出てきたら笑う。打てなくてもいいからあのホームランを狙って打ってる豪快なスイングを披露してもらいたい。


シリアコ
オープン戦は打ちに打ちまくり開幕スタメン5番サードに名を連ねたが打率.074に沈んだ。宮﨑の位置にシリアコがいたという驚愕の事実に我々は震えを禁じ得ない。
新外国人にはオープン戦でわざと打たせるんだよと訳知り顔に語る連中を来年は見返せるか、それ以前に来年もいるのかは不透明。北陸リーグ上がりで激安だしもう一年は様子を見ると思うが。


荒波翔
主に代走と守備固めで起用。前半は代打でも使われたが三振の印象しかない。二塁まではさすがの俊足だが、全盛期には本塁まで一気に生還できた当たりでも三塁で止まることが多く、足も体力もやや衰えた気が。乙坂、関根が台頭すればそろそろ厳しい。


乙坂智
主に代打での起用。走攻守の全てにそこそこ秀でた選手だけにもったいないが、外野のレギュラー三人を脅かすほどではない。昨年は3割を超えた代打での当たりは鳴りを潜め、どうでもいい2本塁打だけ。改めて成績を見たら四球が1つ切りで驚愕した。代打専門としては塁にも出られていないのは問題外。いればなんにでも使えるが、本人にとってはこれで成長が見込めるのかどうか。


白根尚貴
高校時代の面影なくスマートになった今でもジャイアンと呼ばれる気の毒な男。プロ初安打を本塁打で飾ったが、出番はほぼそれだけ。細川も出てきたしそろそろ勝負どころ。まずは後藤の後継者争いになるだろう。


関根大気
主に試合が決まった後の筒香の代役として起用。オープン戦で打ちまくり期待されたがスタメンは奪えず、そうこうしているうちに完全に冷えた。序盤は桑原が絶不調で、その頃にもし代わりに使われていたら……と思うのは無意味だろう。桑原復活したし。当面のライバルは乙坂、荒波というのは来年も変わらない。
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