東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

自由主義経済を否定する「かんぽの宿」入札

2009-02-15 09:50:07 | 社会・経済

今朝のフジテレビの報道2001か(2000じゃないよね、もう)はちょっとコメント意欲をそそった。

小泉三文芝居とかんぽの宿入札問題をやっていた。かんぽの宿入札問題は取材と鳩山総務大臣のインタビューで15分か20分位やっていたかね。ほかの局が全然やらないからフジテレビの態度はほめていい。

入札まがいの経緯をみると、公正取引委員会はすぐに乗り出したほうがいい。検察や警察は既に動き出したようだが、公取もしっかりとやらねばいけない。

小泉一派が錦の御旗のようにふりかざす民営化というのは自由主義経済至上主義の目玉ということだろう。そうだとすれば、公正、オープンな自由競争が入札の絶対条件である。

ところが今日のフジテレビの取材やこれまでの報道をみると、自由経済とは正反対の「出来レース」。八百長、談合、田舎芝居であり、まさに自由主義経済を否定する100年前の日本の不自由、不公正な排他的な取り引きと異なるところがない。

入札者に対する日本郵政のふるまいは、まさにその昔の「お上」の強圧的な態度である。これが自由化、民営化などとだれも思わないだろう。オリックスは宿場の悪代官に取り入るヤクザと異なるところがない。

ところでこの番組に山本一太と片山さつきが出ていた。山本もお粗末なおとこだが、片山にくらべるとまともに見えるから不思議だ。下には下がある。片山は討議している論点なんか知らぬ顔で教条主義的なお題目を勧進帳みたいに繰り返している。

山本もいいわけではない。解散の話などになると自民党の古手議員みたいな遁辞を並べている。しかし、周りの情勢を読むことは多少はできるようで全体にトーンダウンしていた。

額に三本皺の片山さつきはどうしようもないね。


小泉純一郎の西川社長隠し

2009-02-13 07:43:38 | 社会・経済

第1111号記念 ==>  

小泉劇場最後の演目は醜劇か、笑劇か

麻生太郎は吉田茂なみの正面突破が出来るか

吉田茂は不評になればなるほど、アドレナリンが出たおとこだ。

中川秀直ほかの連中は自分でものは言えないのかな

笑うに耐えたり、小泉純一郎節

テレビのコメちゃんたちがいうには西川社長が辞めると官僚出身の副社長が社長になるから民営化を止められてしまうという。

おかしいのは、西川の後は官僚が社長になると決め込んで発言している。そして、この論拠が小泉を支える有力な論拠になると視聴者に思い込ませようとしていることだ。

しかし、民主党になれば、西川は無事なのかね。案外ね。民主党も自民党に輪をかけていい加減だからな。民主党が自民党を割った小泉一派と選挙後組むことも考えられないことではない。小沢一郎はそのためにはいかなる変節もするだろうから。


小泉純一郎君なぜ今日なのだ

2009-02-12 22:59:10 | 社会・経済

第1110号 ==>  

小泉クランが動き出した。単にライトの関係かもしれないが表情に覇気がない。私は人相を見るのでね。ちょっと気になった。

テレビで放送していたのは郵政民営化と定額給付金のくだりだったが、

今日国会で鳩山総務大臣が日本郵政の西川社長の進退に言及した。小泉君はどうしても西川社長を守りたいのかね。なにか深いわけがあるやに思われる。なければかんぽの宿問題にも見解を述べるべきだろう。馬鹿の一つ覚えのように改革だの民営化といってもインパクトがない。

郵政民営化の過程に疑問が生じたのは不正入札問題からですよ。この問題について見解を公にしなければならない。西川氏のやったことはまったく問題がないと竹中平蔵氏は言っていたが小泉純一郎氏も右にならえ、なのかどうか、国民は知りたい。

この問題に言及せずに政局がらみの旗揚げをすれば「おとこ小泉」がすたるよ。そうしないと、今度の政局運動は西川かくしと思われる。

それから定額給付金問題、唐突に飛び出したが、衆議院の再可決には一族郎党を引き連れて別行動を取るいう脅しととれる。これは逆効果ではなかったかな。

小泉氏を担ぎ出さないとなにも出来ない連中とすると、大したことはないかもしれない。


小心な慢心もの西川善文社長

2009-02-12 21:55:03 | 社会・経済

第1109号 ==>  

日本郵政の西川社長は大変なワンマンらしい。威を借りられるトラがいるからあそこまで慢心するのだろう。

銀行出身ということは大蔵省のご意向を絶えず気にしながら生きていくことが身にしみついているはずで、本質は小心もののはずだ。

それがどうだ、あの傍若無人、ほかに人なきがごとき、白昼天下の大道をわがもの顔に押し渡るふるまい。

民営化前で一番最新の注意を払うべき時に所管の大臣を相手にしないがごとき態度。最近は風向きが変わったが。

どう考えても彼のこれまでの無法は彼単独のものではない。強力な、総務大臣以上のバックがあると信じ込んでいたようだ。

それがどういう勢力なのか。竹中氏なのか。彼は政界を離れているわけで本来は力などないはずなのに、あにはからんや、何か見えない仕掛けでもあるのか。小泉元首相の威光なのか。憂慮すべき外国勢力なのか。

あわせて考えるべき問題である。

鳩山大臣は西川社長の進退問題に今日の国会で言及したが、もっと上のエチェロンにもメスを入れる必要がある。


郵政民益化はハドソン川に不時着水寸前

2009-02-11 09:18:14 | 社会・経済

第1108号 ==> 郵政民営化号は機体の両方のエンジンにバード・ストライクを受けた状態である。

クラッシュ・ランディングでもよい。ハドソン川に不時着水を決意すべき時である。そうすれば乗客は全員助かる。

さもないとマンハッタン市街に墜落する。

+ 午後この記事を見直したらタイトルが「郵政民益化」になっている。そう書いたかなぁ。間違えたんなら良いけど、ちょっと心配。

最も郵政民営化の目的は民益化には違いない。いまの連中は民害化をしているということだ。

小泉純一郎は真摯にフォローアップする気があったのか。そうなら西川善文など竹中平蔵に推薦されても選ばなかったはずだ。もっとも、純一郎は喧嘩出入りは得意でも人を見る目が無かったのかもしれない。


今日も麻生首相に乾杯

2009-02-11 08:29:13 | 社会・経済

「郵政選挙で国民は四分社化なんか知らなかったというのが私の認識」とやった。えらい。そのとおり。あと5年は首相をしてもらいたい。毎日このブログにネタを提供してくれるからだ。

大体、間接政治、間接選挙なんて言うのは一任勘定だよ。あまり幻想的なことをいうな。使用人(政治家==公僕)が「がんばります」と言えば、シチめんどうくさいことを言わないで「ああそうかい、やってみな」というのが国民である。アメリカでもそうである。女学生みたいなことをいうな >> 民主党、マスコミ。

気に食わなければ使用人に雷を落として教育的指導を行う、お仕置きする、首にする、てなものだ。

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前にもちょっと書いたと思うが、郵政の問題は気の遠くなるような膨大な額の郵便貯金を政治家、郵政族、心得違いをした官僚が勝手に使うという事態を是正しようとしたことと理解する。

それで、小泉純一郎がそれにはおれのやり方で民営化するのがいいといった。国民はそう言われればそんなものかと信用する。その国民をおれおれ詐欺の被害者のように言うな、テレビのワイドショーに出ているゲストのコメちゃんたちよ。

ところが、実体は民営化実施を担当する当事者がめちゃくちゃをやって新しい郵政族マフィアになったということが分かった。ストップをかけるのは当然だ。過ちを改めるのにはばかるなかれ、とも言う。

一任勘定で信用してまかした内容も再吟味しなければならない。カミ申しあげたとうり(上記したように)、郵便貯金の恣意的、不当な使用をなくすのが目的なら金融部門だけ民営化すればよろしい。金融部門をさらに保険と貯金に分けるかわけないかの議論はあろう。

また、小包業務などを宅配業者と同列に競争させるというなら、残りの郵便事業を民営化するのも一つの考え方だろう。しかし、それを窓口業務と郵便業務にさらに分けるというのはアクロバット的思考であり、分裂症的なものと言わざるをえない。

つまり細切れにするのでも、せいぜい三分社化までだろう。民営化への移行が信頼できる人たちの手で、スキャンダルもなしに、疑獄事件もなしにこれまで進行してきたなら四分社化もそのままでよかったかもしれないが。

とにかく、事が露見した現在、民営化の抜本的な見直しは政治家にとって、国民に対する避けて通れない義務であり責任である。


失われた10年

2009-02-10 22:39:08 | 社会・経済

オバマ君よく言うよ。Japanese lost decade だって。それに手を貸したのはクリントン一派だよ。

確かに日本は近代史上でもまれにみるほど弱体化した政権が折悪しく続いた時期と重なった。小沢一郎がひっかきまわした幼稚時代、自社連立までありの弱体政権。竹下ロボット政権。

これでは大胆で素早い経済対策も立てられなかった。しかし、それに付け込んで徹底的に日本の弱体化をはかったのがクリントン政権だよ。失われた10年の半分の原因は因業なクリントン政権だ。

オバマ君、あまりシャーシャーと言うものではない。最も君は歴史の勉強不足で知らないのだろうが。

おかげで当面日本の脅威はアメリカにとって無くなった。クリントンはそのせいで歴代でもっともアメリカ国民に人気のある大統領のベストスリーに入った。

日本を戦争に挑発して挙句は原爆で完全に破壊した民主党政権、その大部分を担ったルーズベルト大統領はこれまた人気ベストスリーだ。

クリントン大統領の仕事に事あるごとに口を出して日本を困らせ続けたのがヒラリーで、自分のの周りにいた因業な弁護士仲間を、ヒラリーは夫の閣僚に送り込んだ。

当時のメンバーが小浜政権にかなりいるようだ。


郵政民営化反対は統帥権の干犯か

2009-02-10 20:05:28 | 社会・経済

山本なにがしとかいう子供みたいな顔をした自民党の代議士、彼の言うことを聞いていると、郵政民営化の見直しというのは統帥権の干犯と同じだということらしい。なんたる大時代、なんたるアナクロニズム。まいったね。

また、多くの人間がそう思い込まされている。マスコミ労働者諸君を含めてだ。70年前とすこしも変わっていないね。

白昼堂々とこの厚顔無恥というのが西川善文社長だが、こんな行為を横行させて放置しておくのはよくない。

夕刊フジによると検察、警察がかんぽの宿の問題で捜査に着手したとあるが当然である。竜頭蛇尾にならぬように国民も監視しなければならない。

公表を差し控えていた推測だが、もう言ってもいいかな。逆アナウンス効果ということもあるから言わないほうがいいかな。

ほかでもない、いま集中砲火を浴びている麻生首相の最初の発言。「おれに濡れ衣をかけられちゃかなわんから云々」だが、この段階で総理はかんぽの宿疑獄捜査の状況をブリーフィングされていたからああいう発言になったのではないか。

前法務大臣現総務大臣の鳩山氏もリアルタイムで捜査状況を把握しているものと考えるのが妥当だろう。

ところで、今の法務大臣と国家公安委員長は何派だったかな。指揮権の発動なんてね。


かんぽの宿報道自主規制

2009-02-09 08:36:12 | 社会・経済

第1104号 <==>  

ネット上の情報ではかんぽの宿摘発報道に圧力がかかっているという。米系スポンサーともいう。たしかにここ数日ほとんどかんぽの宿報道が無くなった。

周辺取材をすれば毎日30分や一時間のネタは十分あるだろうに今日のワイドショーではまったく取り上げられない。麻生首相の漢字読み間違いなんていう話題を延々とやっている。

それともマスコミは郵政改革を持ち上げたから、今度は叩きにくいというのか。それなら朝日新聞は太平洋戦争ネタで大儲けしたのに敗戦後まるっきり反対のことを平気で言っているのはどういうわけだ。

こういうことは間々あるのだろうが、ぞっとするのはマスコミ全体が急におとなしくなってしまうことだ。

+ 今テレビ朝日で郵政の話をしていたから、おやと思ってみたら麻生首相が郵政選挙の時に同意したのに、さきごろ変節したのはけしからん、という話。それだけ。麻生さんの話はかんぽの宿不正入札の反省から出てきたものなのに、その大本にはまったく触れない。

麻生首相の言い方は大向こうを狙いすぎた気味があり、インパクトはありすぎたようだ。しかし民営化の移行準備段階で重要な瑕疵が出てきたので、見直しを行うというのは当然のことだ。法律にも定期的に見直しをすると書いてある。

この不正入札は間違いなく大疑獄事件に発展する。しかも、国の富を外国に売り渡す(正確には只同然で渡す)という国家反逆罪相当の事件である。

ここを糾弾しなくてどうするのだ、マスコミ労働者諸君 !!