今朝のフジテレビの報道2001か(2000じゃないよね、もう)はちょっとコメント意欲をそそった。
小泉三文芝居とかんぽの宿入札問題をやっていた。かんぽの宿入札問題は取材と鳩山総務大臣のインタビューで15分か20分位やっていたかね。ほかの局が全然やらないからフジテレビの態度はほめていい。
入札まがいの経緯をみると、公正取引委員会はすぐに乗り出したほうがいい。検察や警察は既に動き出したようだが、公取もしっかりとやらねばいけない。
小泉一派が錦の御旗のようにふりかざす民営化というのは自由主義経済至上主義の目玉ということだろう。そうだとすれば、公正、オープンな自由競争が入札の絶対条件である。
ところが今日のフジテレビの取材やこれまでの報道をみると、自由経済とは正反対の「出来レース」。八百長、談合、田舎芝居であり、まさに自由主義経済を否定する100年前の日本の不自由、不公正な排他的な取り引きと異なるところがない。
入札者に対する日本郵政のふるまいは、まさにその昔の「お上」の強圧的な態度である。これが自由化、民営化などとだれも思わないだろう。オリックスは宿場の悪代官に取り入るヤクザと異なるところがない。
ところでこの番組に山本一太と片山さつきが出ていた。山本もお粗末なおとこだが、片山にくらべるとまともに見えるから不思議だ。下には下がある。片山は討議している論点なんか知らぬ顔で教条主義的なお題目を勧進帳みたいに繰り返している。
山本もいいわけではない。解散の話などになると自民党の古手議員みたいな遁辞を並べている。しかし、周りの情勢を読むことは多少はできるようで全体にトーンダウンしていた。
額に三本皺の片山さつきはどうしようもないね。