東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

かんぽの宿の入札を仕切ったのは

2009-02-07 10:31:46 | 社会・経済

第1102号<=> 

かんぽの宿の入札には何回か予備審査とやらをやって応募資格を審査したと報道された。その一方では入札物件のうちの優良物件を途中で外したという。ようするに優良物件を目玉にして釣り、あとで外したわけだ。相当にあくどいやりかたである。

朝刊の折り込み広告でスーパーの目玉商品を買いに店にいったら、目玉商品は取りやめましたと言われるようなものだ。

これを聞いて妙なことがあるものだ、と思った。色々あるが第一に、これは「キチガイが精神病院の院長になって患者を診断するようなものだ」と思った。

さんざん不良物件を作り出した無能力者が入札応募者の資格や経営能力を審査するとすれば、これ以上に笑える話はない。

ところが、この審査を外国の金融機関であるメリルリンチがやったというのだね。ひと月一千万円払って12か月頼んだという。計1億2千万円払ったと西川が国会で答弁していた。

まず期間の問題だがあの入札に一年もかかるのかね。募集を始めてせいぜい2,3か月くらいしかかからないのではないか。

郵政公社のなかに審査を行う資格があるものがないというのは分からないでもない。しかし、入札物件の価格査定なら国内の不動産鑑定士で十分だろうし、入札者の経営能力や資金調達能力を確認するのなら国内の銀行で十分できるだろう。

もし、万全を期して外部の経営コンサルタントを雇うというなら、それもあり得ないことではない。しかし、公正なコンサルタントを選ぶことが大切だ。そんな能力や意図は西川社長にはなかったらしい。

まともなコンサルタントの鉄則の一つに「一業種一社」というのがある。たとえば鉄鋼会社のコンサルタントをするなら、新日鉄のコンサルタントをしたら公正を期するために他の鉄鋼会社のコンサルタントはしないという倫理だ。

今度郵政が使ったのはメリルリンチだろう。コンサルタントでも何でもない。しかも同業の金融業ではないか。これだけでも、西川善文の手は後ろに回る。


麻生首相は吉田茂の孫?

2009-02-07 09:53:21 | 社会・経済

第1101号==>  

麻生首相は自分の祖父は吉田茂だと自慢している。ちょっと嫌みだが母方の祖父ということらしい。

そういえば、安部慎三も祖父が岸信介だと売りにしていたがあれも母方の祖父なんだね。もっとも競走馬では母方の祖父が重要であるというのはバクロウ(馬喰)の世界では常識だが。

首相になってからの麻生はたしかに吉田茂に行動様式が似ている。それは自らの不評を武器にしていることだ。自分の不評をステルス兵器にしている。これがたくみだったのが吉田茂だ。

そういえば、政権についたのも少し似ている。吉田茂は人気のある政治家ではなかった。鳩山一郎(鳩山兄弟の祖父か曾祖父)の急病のあと就任してだますようにして政権に居座った。

麻生も秋葉オタクに媚を売って人気戦術に出たが首相になったら吉田茂流になった。


かんぽの宿見直しは麻生のジャブ

2009-02-07 09:09:58 | 社会・経済

第1100号:  

介護パンツのヒラリー・クリキントキが来日する。例によって無理難題を押し付けてくるだろうが、麻生首相の郵政問題見直し・ブレーキ論はヒラリーに対するジャブかな。

まったく情報はない。しかし、私が首相だったらそういう手も使うかな、という思考の延長線上で推測したことだ。

メリルリンチという特定の金融会社がコンサルタントを装って入札を不正に誘導していたことが明らかになったが、今一歩で日本から300兆円ともそれ以上とも言われる郵貯資金がアメリカの手の内に入る(イギリス新聞の報道)段階で、日本に対してあまり無理無体を押し付けると郵政民営化はチャラにするよとヒラリーに教育的威嚇を与える。

日本の郵貯の金が入らないとオバマは沈没するからね。

彼女たちの知能程度ではそれほどはっきりと言ってやらないと分からないわけだ。


かんぽの宿はマフィアの交代

2009-02-06 19:31:19 | 社会・経済

先の郵政選挙で国民が期待したのは二つのことだ。それを小泉純一郎が実現しそうだという期待が自民党の大勝となった。すなわち

A: 「改革」(わけのわからない言葉だが政治などというものはいい加減なもので、緻密さを求めることが間違いかもしれないが)、これにうまく乗せられたんだね。それで日本が良くなると言われれば中身なんてしちめんどうくさいことを国民は考えない。

改革の目玉、本丸が郵政改革だと小泉純一郎が言っていた。誰がみても自民党政治は政治マフィアと官僚マフィアが動かしているから、国民はそんなすごいことを小泉がしてくれるのか、となびいたまでだ。

B: もうひとつ、確かに日本の郵政、とくに金融部門は郵政マフィアに牛耳られていた。だから私はこのブログで野田聖子をやり玉にあげたのだ。それはいまも変わらない。

彼女にはかわいそうだが、郵政マフィアのマドンナということで取り上げただけだ。ほかにごまんとそういう政治家はいるのはいうまでもない。

アイルランド・マフィアを一掃してくれるなら「アンタッチャブル」を支持しようと国民は思った。1920年代のシカゴみたいなものだ。

しかし、郵政民営化というのはアイルランド・マフィアを機関銃でなぎ倒してイタリア・マフィアを手引きしただけのようだ、と国民は気づきだした。強盗の「引き込み役」が竹中、宮内らしいと国民は疑いだしたのだ。


かんぽの宿予告篇

2009-02-06 06:39:51 | 社会・経済

忘れちゃうといけないのでとりあえずタイトルだけアップしておく。

* いわゆる「郵政選挙」大勝は白紙委任状を与えたのか。

* 民営化に際しての不良資産処理、旧国鉄との比較

内容はのちほど、順次、

* おっと、もうひとつ、入札の経緯でこれまでに報道でわかったこと、

つまり、不良資産大量生産者、当事者が入札者の経営資格審査をしていたという笑劇


かんぽの宿第二弾

2009-02-05 22:50:51 | 社会・経済

麻生首相の*変節*を断固支持する。



今日の国会でまた太郎君がやらかしてくれたようだ。もともと郵政民営化は気が進まなかったんだよ、というわけだ。



大体、政策とか法律は実施する過程が大切で、ときにするとそれがペテンだったことが判明する。また、重要部分で変質していく。その場合には躊躇なく変節することが大切である。



もっとも、これが言えるのは第三者でありせいぜいのところ追随者までだ。そういう政策を主唱した者たちは言動を変えてはならない。首謀者はその言動とともに蝋人形博物館に凍結されなければならない。小泉純一郎とか竹中平蔵である。



私の場合をいうと、民営化は悪くないと思った。おやおやと思ったのは、西川ぜんぶんとかいう住友銀行の社長が親玉に選ばれた時だ。西川のことは前にも書いたが、こりゃインチキじゃないか、危険だと思った。



その後の経緯は私の危惧を裏付けるものだった。最近の「かんぽの宿」では決定的となった。



西川は小泉人脈なのか、竹中人脈なのか。もし小泉人脈なら彼を完全に見損なったことになる。おそらく竹中一派と思うのだが。



つづく








人事院総裁TVで語る

2009-02-04 08:42:33 | 社会・経済

今朝の6チャンネル、みのもんたの番組で谷とか言う人事院総裁が出ていた。

人事院というのは、スト権がない公務員が民間と均衡した給与を確保するための役所だそうだ。公務員の給与というのは民間平均よりは相当高いだろう。「民間トップの給与に負けないようにする」ということらしいが、そういう意味ならまったくこの主張は正当性を持たない。

民間平均に劣らないようにする、というならまだ許せる。ただし、民間で当然のリストラと採用調整という試練も受け入れるならだ。

第一、民間には当然のリストラが公務員にはない。バブルがはじけて以降の長期不況で公務員は一度でもリストラをしたことがあるのか。

谷くんは、公務員が定年まで働けるようになれば、民間とおなじようにハローワークで自分で職を探すと言っている。なぜ、50やそこらで退職していくのか。採用のやり方を見直したことがあるのか。

ちゃんとした、雇用計画をたてて、不況とときには(行政改革が求められている時期には)新規採用を数年間しないとか、採用人数を大幅に減らすなどの民間では当然のことをしたことが一度でもあるのか。

そうするれば、中ぶくれ採用の連中は60歳といわず70歳まで働けるだろうよ。

この谷という男は郵政事務次官だったらしい。役人の中でももっとも悪質な連中の巣である役所の出身だ。無理もない。

また、谷は内閣で人事の調整をした場合は絶大な権力が集中するが、それを誰がやるのかと反対している。それなら、なぜ、内閣に新しい組織を作ってやる必要はないと素直にいえないのか。役人はやめたらハローワークに行けばいいのだ。

麻生君がここまで面倒を見てやっているのに、いちゃもんをつけるとはあきれたものだ。


若麒麟解雇

2009-02-03 08:58:44 | インポート

解雇は軽すぎると非難ごうごうで一致しているようだ。退職金を出すというのはおかしいね。

一番重い除名処分に反対したのは半年ほど前(?)に前回の不祥事の後を受けて顧問かなにかで理事会に入ったもと警視総監だそうだ。今朝の4チャンネルでハゲでチビの解説者が内輪話を披露していた。それを信用すると、現在の規定では除名を適用できないという。

まるで裁量権もなにもない、最下層の司法労働者の発言だ。シナ言葉では法匪というやつだね。

前回の発言で相撲協会の理事長は役人の天下りでだれでもいい、と書いたが撤回する。

この男(以下元警視総監、それでも長いから元と言及するが)、この元はどういう経緯で前回理事会に加わったのか。

今度のような事件を起こさないように努力することで司法労働者としての経験、見識が期待されたのだろう。また、事件が発生すればその処理に適切に対処する力量を期待されていたのだとおもう。

しかるに、なんたる太平楽を並べておるのだ。

もし、相撲協会の規約が不備ならこの半年間なぜ専門家としてそれを改正するように意見を述べてこなかったのか。それがあんたの仕事だよ、元くん。半年も時間があったんだぜ。

両国には茶を飲みにいっていただけなのか。今回の事件ではこの元こそが役員の中では真っ先に懲戒されるべきだろう。

ついでに指摘しておくが、NHKはもう相撲中継を続けないだろうね。もし、相撲が国技で格式がなにより大切であり、青少年の健全育成に資するなら、相撲中継は教育テレビ(12チャンネル)かNHK教育テレビ(3チャンネル)でするべきだろう。相撲協会が粛清された後でね。