東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

ゆすり屋は撃たない、2

2013-05-28 08:34:02 | 国際・政治
昭和30年、経済白書は「もはや戦後ではない」と謳った。

昭和36年頃からいわゆる高度成長時代に入る。オイルショックも克服して日本の繁栄、高度成長が続いた。

この時期の特徴は冷戦時代花盛りだったことである。アメリカとソ連という盟主を頂点とする事態だ。第三次世界大戦、すなわち全面的な核戦争と言う地平を明晰に視界に捉えた東西陣営の二分化である。

日本は経済に余裕が出てきた。盟主アメリカの命令で東アジアのヤクザ国家にも金を与え、援助をほとんど無制限に与えた。

つまり冷戦に勝つという至上命題があったのである。中韓は日本をゆするまでもなかった。

ここでシナの位置を一言触れておく必要がある。シナはソ連を盟主とする東側の一員である。しかし4000キロにも及ぶ国境線で対峙した関係でもある。そこにアメリカが目をつけた。中ソの間にくさびを打ち込んだ。ニクソン大統領はキッシンジャーというユダヤ人を隠密で送り込んで国交を樹立する。日本にはひとことの挨拶もなし。

これで泡を食ったのが田中角栄だ。乗り遅れては大変と北京へ飛んで火にいる夏の虫だ。日中国交樹立である。1972年ころだったかな。

とにかく、アメリカの「要請」もある。じゃぶじゃぶ援助を与えた。これが故にシナは二十歳を過ぎても不良息子が金持ちの親から無制限に小遣いを絞るのが当然という思考回路が出来てしまった。

手先と道具:その道具も見つけた。冷戦勝利の目的で長年にわたって日本国内に培養した反日文化人(進歩的知識人とも言う)、反日マスコミ(良心的マスコミとも自称する)、北京の日本駐在員たる社会党などを使って内外から日本をゆする。

馬鹿な日本人にはこれがきわめて有効であった。最初は歴史教科書問題、いろいろネタはあって、こんにちは従軍慰安婦ほぼ一本に絞っている。

歴史教科書問題で大穴馬券を当てた中韓はこの成功体験をいまでも抱きしめている。








ゆすり屋は撃たない、1

2013-05-28 07:00:29 | 国際・政治

脅迫者は撃たない、という短編はレイモンド・チャンドラーのデビュー作であるが、

中韓のビヘイビアはヤクザの生態を研究すれば、その予測、対策を誤たない。

どこの国にもヤクザはいるが、上から下まで、右から左まで、昔から今そして未来永劫にわたって、金太郎あめみたいに、どこを切っても、衆族全体がヤクザ模様というのはあまり世界に例がない。

ヤクザがホームレスをゆすったというはなしはない。ヤクザがルンペンをゆすったという話は聞かない。

ヤクザには彼らなりの経済合理性がある。金の無い相手をゆすることはない。

これが日本の終戦後昭和二十五年あたりまでの話である。ゆすっても鼻血も出なかった日本である。

せいぜい竹島でも奪っておこうとするものだ。対馬は取りそこなったが。







悪徳ブローカーを培養する多チャンネル外交

2013-05-26 10:42:02 | 国際・政治
ヤクザ、ゆすり屋、総会屋に対応するには、企業では専門部署がある。多くは総務部である。

政治の世界、外交の世界では族議員である。ヤクザもたいていの場合、企業の門前で喚き立てる前に、総会屋対策部に現れる。

「おたくのスキャンダルでこういうネタを掴んだんですがね」というわけだ。総務部長は黙って引き出しを開け、金一封の入った封筒を差し出す。そのスキャンダルが根拠があろうとなかろうと、そうする。根拠なんて関係ない。大体、金銭がらみかセックス関係のねたである。

下ネタで門前で騒ぎ立てられては、対面を気にする一流企業は困惑するからである。

政治の世界では族議員がこれにあたる。そして日本が援助を出せばそれでよし、断れば馬鹿なマスコミを通し、また下劣な野党に根拠の無いネタをもとに、国会質問をさせる。場合によっては国際社会で騒ぎ立てる。

勿論、強面だけではない。蛮族得意のハニートラップを仕掛ける。族議員、関係官僚を酒、女の接待付けにする。賄賂を贈る。

硬軟両様で攻め立てられて、99パーセントの政治家はチョン、チャンの東京代理人となる。

この流れを断ち切ったのが小泉元首相である(シナの場合)。すべてのネズミの秘密通路を断ち切られてシナはいきり立った訳だ。

その後は福田、安倍、麻生はそれぞれ一年しか持たなかったからロクなブローカーは培養出来なかった。その後の民主党時代は政権基盤も脆弱だったし、旧社会党系以外には適当なのがいなかったから、有効なブローカーが見つからなかった。

そこで、チョン、チャンは第三国、特に日本の政治家が弱いアメリカ経由のブローカーを使うようになった。マイク・ホンダとかシェーファーなどだ。

民主党のいいところはただ一点、大物の悪徳ブローカーに汚染されなかったことだ。尖閣対処ははじめから終わりまで建前論で通してブローカーの暗躍を許さなかった。この点は野田元首相を褒めていい。自民党ではこうはいかなかっただろう。

ちなみに総理就任後の安倍氏の理解しがたい見解のシフトは賄賂、ハニートラップというよりかは、日米の関係が圧倒的にアメリカよりだった時代に首相だった、岸信介、佐藤栄作(大叔父)がらみの外交機密の弱みを握られて圧力をかけられていると見る方が当たっているだろう。

とすると、安倍氏は戦後レジームからの脱却を主張するのにはもっともふさわしくない政治家ということになる。






日曜朝の橋下市長

2013-05-26 09:40:54 | 国際・政治
今朝のフジテレビ7時半から1時間ほど橋下氏出席で単一議題。よく出来た番組だった。同じ局で小倉某のひどい番組を非難したが、今朝のは出席者の人選から司会までよく出来ていた。

河野談話から村山談話そして現在まで自民党のパッチワークのでたらめが病気を潜行させ、悪化させたことは明瞭である。橋下氏の指摘は明瞭で多少自民党票を貰えるかもしれないと感じた。

橋下氏は「合金」政治家だね。よくわからない、ひっかかる言葉があり、今後の展開に含みを残しているのかな、と思うと単純なことだったり(表面的には)。

「敗戦国として」という枕詞の意味もよくわからなかったが、今日の説明はたわいのないものだった。もっとも頭のいい彼のことだから、他の論点と整合性を持たせようとしたのかもしれない。




5年計画で米国国債を売り払え

2013-05-23 07:46:58 | 国際・政治
最近アベノミックスの財政再建計画がらみで国債の発行残高1000兆円越えなんて騒いでいる。消費税を上げるのは勿論だが、日本政府が持っているアメリカ国債を売り払え。

日本が持っている米国債の総額は120兆円を超える。円安が進めばさらに増えるだろう。一挙に売り払うのが最善だが、アメリカが発狂する。ミサイルを日本に打ち込みかねない。

また、せっかくの円安が吹っ飛んでしまう恐れがある。

そこでだね、毎年の利払いを米国債を売ってまかなえ。利払いが毎年10兆円あるらしい。これから黒田異次元緩和でさらに国債の利回りが上がる可能性もある。

そのほかに、借り換えとか償還がべらぼうな額になる。これの一部を米国国債を売って資金にあてよ。

そうだな、その内10兆円ほどは米国債売却で資金を確保せよ。

するてえと、毎年20兆円ほど、売るわけだ。5年か6年かけて米国債を段階的に売り払う。これなら円高への影響も緩和されるだろう。消費税も導入を延期できるかもしれねえぜ。

それが嫌だったら、アメリカは尖閣諸島が日本の領土であることを、はっきりと、明確に、疑問の余地のない表現で、直ちに認めよ。現在の施政権は、などとどちらとも取れる逃げ口上を許してはならない、安倍首相。

おっと、忘れていた。いわゆる慰安婦問題で半島人の口車に乗せられたことについて「深刻で痛切なおわびと反省」を表明することも必要である。







米国の対応は正しい

2013-05-21 10:18:53 | 国際・政治
橋下氏は弁護士として有能だったのかな。

橋下氏の発言に対して米国政府は「不愉快で言語同断」とか言ったようだ。この対応は完全に正解である。

政治家、政府の責任は外国に対して自国人と国家の威信、尊厳を守ることである。その意味では米国政府の反発は当然である。

日本政府も、橋下氏も半島人に対して、『下郎、下がりおろう』と一喝しておけばそれですむ。それが長年言い訳に終始したからおかしなことになっている。

扇情週刊誌国家、美人局国家、ゆすり国家、ヤクザ国家から自国の尊厳を守るためには、それで十分である。ただし太陽にまで届くような大きな声で大喝しなければならない。

アメリカ政府は橋下氏が指摘したオキナワ駐留米兵の性犯罪や戦後日本での性犯罪に言い訳めいたことをいっているか。
一切無視している。これがアメリカ流というよりもグローバル・スタンダードなのである。

「不愉快で言語同断」のワン・フレーズではねつけている。これが独立国家の政治家の常識である。

法廷の被告人のように(法廷の被告人でもないのに)、くどくどと相手のペースに乗って言い訳をするのは馬鹿のすることだ。橋下氏の法廷戦術の手腕はあまり評価できないようだ。






苦界に身を沈める

2013-05-20 06:38:15 | 国際・政治
司法労働者の言語能力にはいつも呆れているが、判決文で「被害者には何の落ち度も無いのに」という決まり文句が付く。殺人事件の判決だ。当たり前の話だ。

喧嘩とか、紛争で双方に原因があり、喧嘩両成敗や犯人の量刑に情状酌量の余地がある場合に、説明で付けることは必要だろう。それ以外は分かりきったことを書くな。お上が使う紙代があがるではないか。

まったく同じことが、娼婦、「従軍慰安婦」の場合の表現に使われる。「本人の意思に反して」というわけだ。当たり前ではないか。だから苦界というのだ。貧窮から、業者、女衒のあの手この手の勧誘、強制によって苦界に身を投じるのである。

本人の意思で喜んで行くのは、ニンフォマニアという。あるいは金の亡者である。そういう連中もいる。

昨日もそういう女が逮捕された。韓国の風俗営業の女が、生活保護の不正受給で逮捕された。大量に日本の風俗に、荒稼ぎをしに、なだれ込んでくる半島人の場合は「苦界に身を沈める」という表現は当てはまらないのかもしれない。民族の特性ではないか。

一般の日本人の認識はそうではないか。そういう認識は根拠無くして生じることはない。





日朝首脳会談

2013-05-19 13:25:19 | 国際・政治
昼過ぎのテレビで飯島参与訪朝の話題を取り上げていた。局の名前なんて注意を払っていないから忘れた。たしかテリー伊藤とかいうゲストが出ている番組だ。

それで小泉訪朝のことを思い出した。あの時は確かチャーター機で日帰りだったな。飛行機で行けば大阪に行くようなものだ。飲料水から弁当まで積み込んで食事、休憩は機内でしたらしい。機内は一応治外法権だから、北朝鮮も入ってこないからだろう。会食はことわり、機内に戻って日本から積んで行った弁当ですました。

飲食接待の名の下に、どんな工作をするか分からない国だ。飯島さんはよく行ったよ。あの目立つ鞄に盗聴器を仕掛けられたか、調べたほうがいい。

それくらいの用心をしなければいけない国だ。当時よりもっと険悪な状況になっているから、あのとき以上に用心しなければならない。

そこでだ。万が一首脳会談ということになれば、小泉さんの時のような苦労をしてはいけない。肝心の交渉に集中出来ない。

会談は第三国ですべきだ。モンゴルの日本大使館を提案する。あるいはモスクワの日本大使館とか。交渉が長引けば交互の大使館で続ければいい。

ロシアに仲介してもらってシベリアのイルクーツクとかウラジオストックあたりでもいい。ウラジオなら日朝双方から1、2時間の距離だ。

小泉訪朝の時の苦労を思い出した。なかなか首脳会談までは行かないだろうが、一応今から用心しておいた方がいい。

ウラジオなら北朝鮮から列車で行ける。暗殺を怖れて絶対に飛行機を使わないのが北朝鮮の首脳らしいから、列車で行ければ安心するだろう。



橋下さん、みのもんたのほうが小倉より数段格が上だね

2013-05-18 07:58:29 | 国際・政治
今朝はTBSのみのもんたの番組に長出演だ。こういうとオイラがテレビばかり見ているように思われるとセツないんだがね。

みのは小倉より10歳位くらい年上かな。十歳ちがうとあれだけ知恵がつくものかしら。

みのもんたがしきりに橋下に聞きたかったこと:これからどう収拾するか、と聞きたがっていた。ま、これは無理筋の質問だろう。橋下氏がぽろっと失言すればみ(め?)っけものというマスコミ根性は認めるがね。

今は収拾を考える段階ではない。昨日も書いたが敵の城壁を爆破して大きな穴を開けたばかりだ。別の言葉で言えば、メガトン級の問題提起をきわめて効果的にしたばかりだ。

今はその穴から敵城内へなだれ込んで掃討作戦を行う段階である。

相手が白旗を掲げた訳でもない。まだ停戦交渉を行う段階ではない。

聞くならアメリカ政府か韓国政府の人間をみのもんた番組にひっぱりだして、あんたどうするつもりと聞く段階である。

どうしてテレビばかり見るのかというの、と聞くのか。朝飯を食うべ。肚の中で朝飯が落ち着いて、昨日の処理を終わったヤツを排泄するまで、テレビのチャンネルをガチャガチャまわすわけ。今はリモコン時代だからガチャガチャまわすと言っても近頃のガキには分からんかな。

で二日ほど、橋下氏の出演番組にぶつかったので見た訳だ。だから最初から見てはいない。

ゲストについての感想を言うと馬鹿ばかりだな。橋下氏が縷々説明していたが、よくわからないらしく、しつこく金太郎あめみたいに芸も無く、同じ質問を繰り返していた。

これはゲスト達が馬鹿ばかりという訳でもないのかもしれない。彼らが見事に洗脳されているから、ああいうふうにしか頭が回らないだけかもしれない。

終戦直後にアメリカが実施した War Guilt Program だっけ、実に効果的だったわけだ。橋下氏にすら、その残滓が見られるからね。

とにかくゲスト達の議論を聞くと、洗脳されたオーム信者を見るような気がした。

とにかく、侮辱されても「思いやり予算」的に反撃しないという限度は越えたようだ。






橋下さん、ごくろうさん

2013-05-17 20:34:19 | 国際・政治
なかなか、橋下さん、ごくろうさん、てならないね。

彼はドカーンと城壁に大きな穴をあけるのが得意だが、後に続いて敵陣に飛び込む者がいない。今後のことまで彼にやらせるのは酷だろう。いくら彼でもひとりで最後まで戦うのは過酷だ。

維新の連中はどうして黙っているのかな。今日西村氏が「韓国の売春婦が沢山いる」とか言ったという。具体的にどういったのかしらないが、言ったすぐ後で脱会届を出して、維新の会は除籍にしたというが、どういうことだ。

逐語的に発言を承知していないからピンとこない。たくさんいるというのは事実だろう。最大とも言っていい彼らの輸出産業だったではないか。また、外国人客誘致の観光事業の重要な柱にしていただろう。事実でも政治家が発言するのは適当でないというのか。

そうかもしれない。それなら事実かどうかもわからない『従軍慰安婦』のことを絶対に政治の道具にしてはならない。

外交場面で扇情週刊誌のようなことをするなら、本来紳士が公に口にする(反論する)問題ではないかもしれないが、相手があそこまでやれば、こちらも反撃すべきだろう。そして、紳士がくちにするのをためらうレベルで戦えば、手持ちのデータは我が方に圧倒的に有利である。

アメリカの国務省の女報道官が橋下発言に不快感を示したというが、健全な反応だ。ただ、自分の国のことしか考えない独りよがりの視野の狭い女だ。相手が同じことをされたらどう感じるかということをおもんばかる知恵が欠落している。