詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

Tengo algo que decirte

2022-09-13 18:27:12 | 

Andreas Martin Andersen - Hendrik Andersen and John Briggs Potter in Florence (1894)


Tengo algo que decirte

Me siento en el borde de la cama y me pongo los calcetines
La luz de la mañana entra por los huecos de las cortinas
La luz corre veloz sobre tu blanca desnudez
Igual que mis dedos se movieron sobre tu piel anoche

Lentamente abres tu cuerpo, apartas las sábanas
Recuerdas el amor en tu sueño
Tu dedo traza suavamente sobre la luz
Para prolongar el tiempo del éxtasis

Veo tus labios abiertos pequeños
Dientes más blancos que la luz, están húmedos
La lengua recorre el paladar en busca de sonido.
Una voz débil se filtra, pronuncia un nombre que no es el mio

Entiendo todo, todos tuyos
Pero no son los celos ni la tristeza lo que me atrapa
Es un placer que no se puede nombrar
Es aburrido amarte para mi, si tú no eres amdo por ninguna persona

No es un amor que todos adoran
Entonces necesito un rival
Es más importante que tú
Solo ese hombre conoce el significado de este amor

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季村敏夫「薄明」

2022-09-13 09:40:26 | 詩(雑誌・同人誌)

季村敏夫「薄明」(「河口から」8、2022年09月10日発行)

 季村敏夫「薄明」について、私は何を書けるか。

地を覆う水に
はじまりはなく
終わりのない薄明
息をついて語ったひと
近づくおわりのなか
それでも はなやかに
ふだんと 変わりなく
一日のはじまりを慈しみ
より遠くへ呼びかけ
より近くへ
庭のいぶきを呼びよせ
せせらぎに洗われる山麓の
枝先に集まるものをみつめていた

 「息をついて語ってひと」の「息をつく」にひきつけられた。なぜ、「語る」前に、息をつく(吐く)のか。いま「肉体」のなかにあるものを捨て去って、新しく「息」を吸い込み、それをととのえて「声(語り)」にするためだろう、そこには何かしらの「刷新」というものがある。
 何を、どう、新しくするのか。

より遠くへ呼びかけ
より近くへ

 「遠く」と「近く」。しかも、それは「より遠く」と「より近く」。この「より」には「呼びかける(呼ぶ)」という動詞を動かす「感情/意思」のようなものがある。
 「息をつく」のは、この「より」を「より、明確に」するためである。
 「呼びかける」のは「呼びよせる」ためであり、この呼応には「息」そのものの「呼応」がある。息を吐いて、息を吸う。往復があって、「息」が生きる。
 それは「はじまり」と「おわり」なのだが、吐くと吸うのどちらがはじまりであり、どちらが終わりであるのか、ほんとうは決めることはできないのだが、その決めても無意味なことを、「息をつく」と選び取る。季村は、そのひとの、そのあり方に静かに共鳴している。
 「新しく息を吸って」でも「力強く息を吸って」でもない。「息をついて」。その、静かな響きが、美しい。
 これを二連目で、季村は、こう言い直している。

ほんのり風に染まり
水にくぐもる声
あの日 木の椅子から身を起こし
少し横を向き ほほえみ
ゆっくりと立ち上がるまでの
一つひとつの所作
かすれた息づかいまで
この世のものとはおもえなかった

 「所作」と「息」。それは、ひとつのものである。

 

 

 


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