△出前のバイクがラジオ放送局を目指す
韓国映画の名作「ラジオスター」(鑑賞番号424)を久しぶりに
再鑑賞した。
△放送局の白黒モニターに映る出前バイク
落ちぶれた歌手がマネージャーと二人三脚、人気ラジオDJ
として復活する姿を描き、見るものに心地よいカタルシスを
与えてくれるヒューマンな映画だ。
△放送局正門の守衛とあいさつを交わす出前の青年
この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、しっかり登場した。
△主人公のチャジャン麺を混ぜてあげるマネージャー
しかも、物語の展開の要所要所に顔を出し、物語を脇から
盛り上げた。
△ソースと麺がしっかり絡んだチャジャン麺
文字通り、りっぱな脇役だった、と言える。
△チャジャン麺を食べるラジオ番組の関係者
チャジャン麺自体が登場したシーンが実に4度。
△主人公にサインをせがむ配達夫の青年
最初の関連シーンでは、カット数も非常に多かった。
△コック服の背中にサイン
また、この映画では、チャジャン麺のみならず配達夫の青年
(中華料理店の店員)が、端役として大きな存在感を発揮した。
一つのサイドストーリーのりっぱな主役をこなしていた、と
言ってもよい。
△配達夫の背中には元人気歌手のサイン
登場の仕方からして、まさに異例だった。
△無理やり番組関係者の会話に割り込む配達夫の青年
青年の運転する出前のバイクがラジオ放送局に近づくカットに
始まり、局内の白黒モニターに映し出され、そして正門の守衛に
あいさつ。
△付け合わせの生玉ねぎにチャジャンソースを付け、口に運ぶ局長
チャジャン麺を配達した後も、主人公らが食事を終えるまで
局内に居座り、今は落ちぶれているとは言え、往年の人気歌手
だったDJの主人公にサインを求めた。
△ボランティアで局内の廊下をモップ掛けする配達夫の青年
サインしてもらった場所は、白いコック服の背中。
△小麦粉をこねる最中、主人公のラジオを聴きながら踊る青年
その後も青年は、映画の終盤まで活躍を続け、チャジャン麺と
ともに映画を脇から盛り立てていく。
△ある日のリスナー参加コーナーに登場した青年
局内の廊下のモップ掛け。
△スタジオの休憩室でもチャジャン麺
配達がない午後は、主人公のラジオを聴きながら麺づくり。
△1本ずつ女性に届けてほしいと花屋の青年が店頭に置いた花を取る青年
配達のついでに、スタジオではラジオ番組へもリスナーとして
生出演。
△リスナーの1人として女性に花屋の青年からの花を届けた配達夫の青年
主人公の番組で切ない片思いを告白した花屋の青年の恋の成就を
アシストするため、花屋の青年が店頭に準備した大量の赤い花を
「1人1本」ずつ女性に届ける活動にも、一(いち)リスナー
として積極参加(花屋と女性は後に結婚)。
△番組の屋外公開生放送で、恋する女性に積極的に接近する青年
さらに、青年はただ他人の恋をアシストするだけではなかった。
△ステージのバラード曲に恍惚となる青年
番組の屋外公開生放送の場では、自分が恋するコーヒーショップの
女性店員に、嫌がられながらも積極アタック。
△麺づくりに励みながらラジオに聞き入る青年
2人はともに主人公のラジオ番組の大ファンで、チャジャン麺、
コーヒーと運ぶ物こそ違え、バイクで街中に品物を届けている。
△配達途中、2人並んで川岸に腰掛け、デート休憩
いつの間にか青年はちゃっかり女性の心をつかみ、仕事途中に
川岸でデートする仲に・・。
チャジャン麺ウォッチャーであるブログ主の目を、存分に
楽しませてくれた作品だった。
(終わり)