福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

チャジャン麺の混ぜ方

2022年01月31日 |  ┣銀幕のチャジャン
ブログ主が「チャジャン麺週間」に鑑賞する第7作目の映画に選んだ
のは、サスペンス映画「奴が嘲笑う」(鑑賞番号207)。

この映画では、1度だけチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が
登場した。


△両手に箸を1本ずつ持ち、器用に麺を混ぜる主人公

映画の冒頭、大手法律事務所のエースとして活躍する主人公
弁護士が、現代風のオフィスで出前のチャジャン麺を食べる
シーンだった。


△いかにも慣れた手つきである

このシーンでは、あらためてチャジャン麺の混ぜ方に関心を
向けざるを得なかった。

と言うのも、彼がチャジャン麺を口に運ぶまでの様子が
詳しく描写されたからだ。

まず、両手で箸を1本ずつ持ち、麺とソースを丁寧に絡める。
そして、あらためて利き手である右手で2本の箸を持ち直し、
ぐるぐるっとかき混ぜ、最後の仕上げ。


△最後は利き手で仕上げる

その後、やおらチャジャン麺を口に運ぶ。


△豪快にチャジャン麺をすすり込む主人公

別に、チャジャン麺の混ぜ方に決まったルールがあるわけでは
ないようだが、彼のように箸を1本ずつ持って混ぜるやり方を
好む人物が、映画にはしばしば登場する。

これは、現実社会を素直に反映した演出と見られる。

ちなみに、ブログ主は彼のような混ぜ方をしたことは、まだ
1度もない。トライしたことならあるが、すぐにストレスを
感じ、結局、使い慣れた通常の箸の持ち方で混ぜてしまった。

そういった意味では、両サイドから箸1本ずつを使い混ぜる
やり方には、幼いころからの訓練と習熟が必要とされるの
かもしれない。


(終わり)

空想上のチャジャン麺

2022年01月31日 |  ┣銀幕のチャジャン
■대장 김창수 「大将 キム・チャンス」 〇----
(1573)



2017年に公開された時代劇。19世紀末の朝鮮を舞台に、青年期の
金九」の活躍を英雄的に描いた映画。時代的背景から、日本語に
よる会話も随所に登場した。

ブログ主が「チャジャン麺週間」の第6作目に選んだ未見の
韓国映画だった。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、チャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)の登場を心待ちにしながら、最後まで
鑑賞した。


△囚人労働者たちの工事現場で麺を打ち、湯がく清国人たち

この映画には、珍しいことに19世紀末のチャジャン麺が登場し、
ブログ主の目と耳を楽しませてくれた。


△19世紀末のチャジャンソース

囚人たちが動員された鉄道建設の工事現場で、囚人たちの
ために清国人たちが作って提供した料理だった。


△列を作る囚人たち

出前が無理だからなのか、現場で麺打ちから始める熱の入れよう。


△これぞ19世紀末のチャジャン麺!

現代のチャジャン麺とも大差なく、実においしそうに見えた。


△チャジャン麺に舌鼓を打つ囚人労働者たち

ただし、冷静な目で見れば、このチャジャン麺が、綿密な
時代考証を経て映画に登場した料理とは考えにくい。


△音をたてながらチャジャン麺を食べる金九(右)と仲間たち

ブログ主は、19世紀末の朝鮮における囚人労働の現場に登場
した、このチャジャン麺を、現代韓国人の溢れんばかりの
チャジャン麺愛が時代劇の中にまで投影されてしまった、かなり
無理のある空想上の料理と見た。

史実を確認し、客観的な根拠を提示するまでの手間をかける
意欲はないが、そこそこの自信はある。


(終わり)

チャジャン麺に赤唐辛子

2022年01月31日 |  ┣銀幕のチャジャン
해적, 디스코왕 되다「海賊、ディスコ王になる」 〇〇〇--
(1572)



2002年に公開されたハートフルな純愛コメディ。

「海賊」なるあだ名を持つ血気盛んな硬派の高校生が、
恋する娘(親友の妹)のために、街のディスコクラブが
開催するコンクールでの優勝を目指し奮闘する物語。

見ごたえのある楽しい映画だった。

ところで、この映画は、ブログ主が現在、個人的に進行中の
チャジャン麺週間」の第5作目の鑑賞作品に選んだ未見の
作品でもあった。


△チャジャン麺に赤唐辛子の粉末

この映画では、チャジャン麺に赤唐辛子の粉末を降りかけて
食べる高校生(主人公が恋する娘の兄)が登場し、ブログ主を
驚かせた。


△赤唐辛子をふりかけたのは左の高校生

実際にそういう韓国人がいるのかどうかは知らないが、甘口
ベースのチャジャン麺にピリ辛の刺激を求める人がいても、
決しておかしな話ではないだろう。各人の嗜好の問題である。


(終わり)