福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓映画とミニシアター

2020年12月02日 |  〇映画・映画音楽
도망친 여자  「逃げた女」 〇----
(1269)



2020年に公開されたインディーズ系の作品。

結婚して5年、何をするにも夫と行動を共にして
きた30代の女性が、夫の出張中に久しぶりに単独で
2人の知人を訪ね旧交を温める。

また、映画を見に出かけた芸術系の複合ビルで、偶然、
もう1人の知人と、知人の夫であり自身の昔の彼氏
である中年男性と再会する。

この映画で印象に残ったのは、彼女が訪れた芸術系の
複合ビル。


△実在の芸術系複合ビル<映画より>

ソウルの鐘路区に実在するビルで、館内にはミニシアター
(スクリーン2つ、各約50席)の他、ブックカフェや
小劇場、ギャラリーなどが同居している。

「複合文化空間emu」(ホームページ)が、その名称だ。


△ミニシアターでインディーズ映画を見る主人公<映画より>

日ごろ、韓国のインディーズ映画をネットで見てばかり
いる「ヲタク」にとっては、非常に新鮮な発見だった。

うかつにもこれまで、韓国のインディーズ映画が実際、
どういう場所で上映されているのか、考えたことも
なかったのだ。


(終わり)

食べかけカムジャタン

2020年12月01日 |  〇我家の韓国料理
久しぶりに我が家(妻)の韓国料理を公開する。

今回は、うかつにも(?)食べかけのカムジャタン。



辛さ抑え気味でジャガイモや白菜がおいしかったので、
撮影を思い立った。

酒のつまみとして賞味させてもらった。

ちなみに、辛さ抑え気味とは言え、しっかりスープを
飲み干した「ヲタク」の額には汗がにじんだ。



(終わり)

韓映画と経帷子の着付

2020年12月01日 |  〇映画・映画音楽
종이꽃  「紙の花」 〇〇〇〇〇
(1268)



2020年に公開されたインディーズ系のヒューマン
ドラマ。主演は韓国を代表する名優、アン・ソンギ

主人公は、人口40万の某都市(架空)で葬儀社を営む
老人。1人息子は医学部に通っていた学生時代に事故に
遭い、一命は取り留めたものの下半身の自由を失った。

そんな父子の住むアパートの隣に、ある事情を抱えた
母子が越してくる。

この映画は、その2組の親子の心の交流を、暖かい
視線で描いている。


△街中で葬儀社を営む老人<映画より>

物語の展開についての紹介は省くが、重い現実を
生き抜いて来たそれぞれの親子が、お互いの交流を
通じて人への信頼や明日への希望をしっかりと
つかんでいく。


△生きる希望を取り戻した息子が父親の苦しみに寄り添った場面<映画より>

久しぶりに、心が芯から温まるようないい映画を
見させてもらった。


△「염습」は「経帷子(きょうかたびら)の着付け」<映画より>

いくつか印象に残る感動的なシーンがあったが、ここでは
最後に、主人公らが、ある故人を偲びいっしょに食べた
국수(韓国式の細麺うどん)を紹介しておく。


△韓国式の細麺うどん<映画より>

映画とは言え、これほどおいしそうな국수を見たのは
今回が初めてだった。


국수を食べるアン・ソンギ<映画より>

機会があれば、またプサンで食べてみたい麺料理
である。



(終わり)