アルタンソブダーの抱いているミッキーとミニーのペアの人形は、一昨年娘が結婚をしたとき、夫のいとこから、私たちへ式の前日に届いた電報のメッセンジャーです。
私たちへの、お祝いといたわりの気持ちが伝わってきて、夫がいたく心を揺り動かされた記念の人形です。
式を終えて、モンゴルへと帰るとき、このまま日本に置いておくのは忍びなく、それに、モンゴルへ持っていけば必ず、生かされる日が来ると、スーツケースに入れて持って来ました。
1年余り、私たちを慰めていたミッキーとミニーの仕事が一つ終わって、ぴったりの行く先が決まりました。
はるか日本の南の端から、モンゴルのウランバートルの東のほうへ、来月5歳になるソブダーへのお年玉として、やってきました。
送ったご夫妻も、思わぬことだったのではないかと思います。
そして、優しい夫は、その様子を伝えると、手放しで喜んでいました。
頂いたときの、私たちの胸の温かみと幸せを、ソブダーにもおすそ分けしたのだと、夫のその表情で分かりました。
そして、次に喜ばれたのが、春から撮り溜めていた写真です。
牧民さんは一番喜ぶのが写真ですから、思ったとおりの反応でした。
最近になって、やっと心を許してきたゾルゴさんも、長い間眺めては、うれしそうな顔をしていました。
しばらく眺めたあとは、大事にパスメ[トと一緒にしまわれました。(^^♪